先週の仕様打ち合わせから今日は大まかな見積もり資料を持ち寄ってもらいました。
普通の内装工事と違うだろうという箇所は
・床下の土の上にコンクリートを打設してもらい大引や根太なども入れ替えて頑丈な床を作る。(既存の部材がある関係で板材のみの工法ではうまくいかない)床束は20本使用予定。
・窓や出入り口、収納部などを塞いで壁を作る。気密性を上げたいので必要最小限の窓にし2カ所ある引き戸の出入り口は1カ所のみのドアに変更。もともと日当たりの悪い部屋なのとシアター用途なので窓を最低限換気ができる程度にします。
・天井を取っ払う。2階の床が見える状態にします。最大限天井の高さを稼げるのとスクリーンやプロジェクターなどの設置がやりやすいので。壁を上方向に拡張する工事が必要になります。2階の根太などがむき出しになり見た目はかなり悪いです。
・ケーブルラックを設置する。天井がないので隠蔽配線などできません。通常は隠してしまう配線類は一切隠さずいつでもメンテナンスや交換が出来る状態にします。工場みたいで見た目はかなり悪いです。
・4畳だけ畳を残す。基本寝転がったり床に直に座ることが出来る部屋に住みたいので機器を設置する可能性がない部屋の中央だけ畳を残します。床は後から音響調整がやりにくい箇所なので畳の部屋に慣れていることも理由の一つです。
・壁の一次反射面に音響拡散部を設ける。角材を並べるだけですが大きな平面を作らないのと後から吸音、反射どちらでもモディファイしやすいようにします。
・分電盤とのアクセスがやりやすいように壁に開口部を設ける。いわゆる点検口ですね。天井裏がなくなっちゃうので配線のメンテナンスなどで人が残った空間に潜り込むのにも使用します。
・光るチャイムを付ける。音を出していると来客のチャイムなんて聞こえないですからね。
うちはもともと少々音が外に漏れても苦情が出るような環境ではないので防音はあまり考えていません。2カ所の窓はいずれも内窓などで2重にはしますが。どちらかといえば外の音が入ってこなくなるメリットが大きいかもしれません。
見積金額は概ね予想通りですがやはり家をいじるのはそれなりにお金がかかります。
金額と自分の希望とをうまくバランスさせる必要がありますがいろいろ細かいところまできちんと説明してもらえる相手だと安心感はあります。
予算が許せば壁や床を桐の無垢板でやりたかったけど諦めました。
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