部屋を使用する時には換気したり、エアコンや除湿機を使ったりして湿度を60%くらいになるように努めることにしています。
湿度が上がる原因は床下から水分が上がってきているからだと思います。
私の家は築48年になりますがこの頃の家の和室の一般的な作りは床下は土で床板が10mm厚の100mm幅くらいのものを並べてその上に畳を載せる構造です。つまり床下からの湿気を積極的に部屋の中に導き入れるような設計です。部屋は隙間だらけで入り口も開けっぱなしが普通で部屋間の空気の通りはいいけど湿気は壁の向こう側の空間も通って2階にも上がっていきます。
シアター部屋は防音やルームアコースティックの観点からクローズした空間にしているので湿気は以前の和室部屋より格段に溜まりやすい。床下を防水コンクリートにして床は隙間なく合板を敷いてその上に羽目板で仕上げてありますが床や壁を防水処理しているわけでもなければ上がってくる湿気を止めることは無理ですね。
シアター部屋は音響特性が良ければ音はいいかもしれませんが人が快適に過ごせる空間でないと気持ちよくソフトを鑑賞できないでしょうし健康の面でも問題です。外は気持ちの良い気候なのにいちいち除湿したり空気清浄機を使ったりしないと快適に過ごせない部屋は根本的に家や部屋の設計が間違っています。環境を悪くする要因は元から絶つべきです。
ということで床下の湿気が滞留している箇所を換気できるようにしてやることにしました。
といっても業者に頼むと結構な金額を取られそうなので自作で安上がりに行きます。
揃えた材料はφ150mmのパイプファンとダクトホースを2セットとSUSワイヤーなど。金額は1万6千円ほど。ホースクランプはサイズを間違えたので今回使いませんでした。
仮組みして風量を確認してみます。約2mくらいの長さで風を送ってみましたが弱すぎず強すぎずちょうど良い流量です。三菱製のファンですが消費電力も低くていい感じです。
床下に設置。家の真ん中付近から一番風通しの悪そうな換気口まで2セットを直列で設置します。つなぎの部分でも空気を吸って欲しいのでわざと少し離して設置します。
後でシロアリのメンテナンスなどで邪魔になると困るのでホースは出口だけ固定して置いてあるだけです。配線を行い100Vのプラグを床上に出してやると工事終了。3時間くらいかかりました。
手持ちのタイマーを間に入れました。これで毎日設定した時間だけ自動運転することが出来ます。
2021/4/30追記
部屋の湿度はめったに60%を超えることがなくなり越えてもまた60%あたりに戻ります。ということで床下換気扇はほぼ使う機会がなくなったので撤去しました。使わないのに設置していると逆に床下の風通しを邪魔することになるだけでいいことはありません。設置したら24時間稼働するつもりじゃないと意味がないかもしれません。
0 件のコメント:
コメントを投稿