2021年4月4日日曜日

4T401とBW970

 1月にBDレコーダーをDMR-4T401に更新して3ヶ月近く使ってみたので雑感をまとめてみます。

それまで使っていたDMR-BW970は2009年に購入し2010年に購入金額の1.5倍近い費用を掛けて改造していました。なので10年以上使っているとはいえ売値半額くらい(掛けた金額は1/3以下)のメーカー量産品をそのまま導入してクオリティ的に満足できるかどうかは正直不安がありました。

だけど結果から書くとクオリティ的に問題は全くありませんでした。一番不満に思ったのは出力が1個しかないので2台のモニターを使いたいと困ること。分配器を別途用意したら電源が必要になるので嫌なんですよね。

映像も音もクオリティには不満がなくてむしろ良く出来ているなと思います。プレーヤーのUB9000と比べても価格差ほどのクオリティ差を感じない。これなら使い勝手も含めてディスク再生をあまりしない私ならUB9000を購入する必要は無かったかなというのが正直なところ。

前期のTVアニメではRe:ゼロをBD-REに落としたのですが、1枚のディスクに2話はBW970でダビングしそれ以降3話は4T401で焼いたディスクがあるので両者の違いを厳密に比べてみました。再生はUB9000で行います。画の出力はプロジェクターのDLA-V5。

BW970は絵も音も帯域が狭く感じます。音はよくいえば骨格がしっかりしているのですが伸びやかさがなくてダンゴ状です。映像のSN感は比べると劣っているし若干暗く感じる。

4T401は映像はSN感は上で音声は悪くいえば軽薄なのですが奥行きや広がりがあり私の好みではこちらです。画質も音質もUB9000と近い傾向。UB9000の方がきめの細かさは上です。

10年以上使っているBW970に多くを求めるのは間違っていますがこのジャンルの時代の流れって残酷だなとつくづく思った次第。なので映像機器はメーカー量産品の良さを改めて確認できました。

BW970はインレット部に常識外れな分厚いめっきを施しているせいで電源ケーブルのインレットプラグが刺さりません。無理矢理ねじ込むとケーブル側のインレットが変形してしまって他で使うとガバガバで保持しなくなります。製作したショップにとっては「化石」として封印できるかもしれませんがユーザーにとっては痛んだケーブルも含めて苦い思い出です。

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