オーディオ&ビジュアル趣味で今年を振り返ってみます。
ハードウエアで一番大きな変更はBDレコーダーをDMR-4T401に新調して4K放送の視聴が出来るようになったことです。楽しむことができるコンテンツの幅が広がるのは単純に良いことです。約11年ぶりの新調なのでモノそのものの進化も十分に実感できました。
最近になってPanasonicからフラッグシップレコーダーの発表がありましたが私にとってはタイミングが合わなかったので買い替えるようなことはしません。本当はUB9000と2台使うより1筐体でプレーヤーとしてもリファレンスとして使えるならレコーダー1台の所有の方が使い勝手がよいのでそっちの方が理想ですがパナの動きは遅きに失したというところ。もう私には関係ないや。
今年はオーディオ&ビジュアルの取組は地味だった印象があるのですがパフォーマンスを上げるということでは大成功でした。ルームアコースティックの取組はやることが延々と続くようなところがあって飽きないですね。理屈でどうこう考えるより感性に従っていろいろやってみてデータを取るのがいいと思います。そうしてコツのようなモノをつかむと効率の良い改善ができます。これは部屋の数だけアプローチのやり方も色々あると思います。しかし今年は引き算が多かったですねたくさん壊してすっきりしました。響きを阻害する要因は何かを足してごまかすより取っ払ってしまった方がやっぱ効率いいです。まあ限度というものはもちろんありますが。(笑)
モノの導入で良かったのはタオックの1段ラックはそれまで使っていたCFRPボードより良かったのでラックそのものもCFRPラックより良いかもしれません。これは例えそうだとしてもラックは交換しませんが。
それからSWの電源ケーブルを自作で新調しましたがこれも大きかったです。アースを分離した効果が一番のような気もしますが、元のケーブルを他で使ってみたら癖が強すぎて使えませんでした。ベルデンの線で作った自作ケーブルの方が素直でいい感じ。オーディオ的なゴージャス感は今の私には不要だと認識しました。
それからphile-webの情報から電研精機のトランスをオーディオ&ビジュアル以外のノイズ源に挿入したのもいい感じでした。ノイズ対策としては副作用を感じない希有な事例となりました。私の環境ではもともと電源ノイズはそれほど多くはないと思っているのでこういう使い方でも十分効果は確認できました。
それからそういうジャンルのものではないですが炭化コルク畳は良かったです。音響的には骨格がしっかりしましたしスクリーンの映像も迷光対策になったのか色が濃くなったように感じます。部屋の調湿の観点からもGOODです。い草の畳は水分を吸うことはあっても吐き出すことはないので年中湿ったままです。まあ50年使って完全にへたった畳と比べたら良いのはあたりまえか。
現状でシステムのバランスは良い状態にあるので来年以降どうしたいというような目標は今のところなにもないです。AVプリを更新してAuro-3Dを導入したいという希望はありますが今の音を聴いていると投資に見合った効果が得られるかどうか疑問なのでこれも当分様子見です。現状のHP5509は良く出来ていて音質的には不満がないんですよね。安定して動作しているし。
かつてCDプレーヤー(トランスポート)を使って音楽を聴いていた時はパフォーマンスの不安定さに結構悩まされたのですが今のファイル再生環境では音質の不安定さを気にすることはほとんど無いですね。多少の立ち上がり時間はありますが聴くに堪えないほどの差があるわけではないので問題にならない。この点は私にとっては結構重要なポイントです。なのでプレーヤをプリアンプにつないで再生信号を送るようなスタイルにはもう戻れないなとしみじみ思っています。
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