備忘録として記しておきます。
Moto3
チャンピオンはP.アコスタ。今年はMoto2のR.フェルナンデスと共にルーキーの活躍が目立った年。アコスタは前半で2位と60ポイント近く差を付けたことで後半やや失速してもそのままチャンピオンシップは逃げ切ることができた。チャンピオンが確定したあとの最終戦で勝ちにこだわりすぎて転倒リタイヤしたのは来期の教訓になるかな。やんちゃな選手がひしめくMoto3界ではルーキーらしからぬクレバーさが光りました。来期はMoto2にステップアップします。
Moto2
チャンピオンはR.ガードナー。ワイン・ガードナーの息子。親子でチャンピオンは2000年のK.ロバーツJr以来2回目。ガードナーは最初から速かったわけではなくてコツコツと成績を伸ばしてきた感があります。どちらかといえば同じチームのR.フェルナンデスの方が才気あふれる感じです。二人とも来期はMotoGPにステップアップします。日本人ルーキーの小椋藍も立派な活躍ぶりでしたが終盤失速気味だったのが心配です。
MotoGP
チャンピオンはF.クアルタラロ。クアルタラロはMotoGPに昇格するまでチャンピオン争いをしたことも無かったわけですが評価通りの成績をやっと残せたという感じです。メンタルの弱さを克服すれば安定して成績を残せることを証明できたということでしょう。来期はF.バニャイヤが台頭してきそうなのでM.マルケスの回復と合わせてこの3人を中心にしてチャンピオンシップを展開しそうです。
V.ロッシがようやく今季限りで引退しました。速くても怪我で走れなくなる選手が多いですが、ロッシが最も優れていたところは大きな怪我をほとんどしなかったところでしょう。それだけライディングスタイルに余裕があるということかもしれません。マルケスがこのままフェードしなければいいのですが。ロッシはバニャイヤやモルビデリなど次代を担うライダーを育てている功績も大きいですね。
SUZUKIは今年はリンスがミルを上回る活躍をするんじゃないかと期待していたのですがまるっきり期待外れでした。やっぱミル君はクレバーできちんと走りきれるところがいいですね。ホールショットデバイスを採用したあたりからストレートスピードがましになったみたいですがタイヤが最後まで持たなくなったようで気になるところです。
HONDAはマルケス兄しかうまく乗りこなせないマシンは相変わらずのようです。ECUが共通化されたあたりからHONDAのマシンは精細を欠くようになったように見えます。何かをつかんだような気もした中上選手はレースをきちんと完走できるようになってほしいものです。
YAMAHAはビニャーレスの造反、ロッシの引退でシートが空きました。ドビを採用するのはいいのですがビンダー弟を採用するのはわけが分かりません。彼の成功でMoto3でアグレッシブなだけのライダーがさらに増加するとつまらないですね。
DUCATIはかつてうまく走らせることができたのはストーナーだけでしたが近年は若くて対応力のある若手ライダーが続々出てきました。前を走るのが赤いマシン一色になってしまう将来もありそうで台数が多いこともあり、このメーカーも含めてヨーロッパメーカーが日本メーカーから主導権を奪うこともありそうで怖いです。
KTMは昨年ペドロサの手腕かマシン性能が一気に上がったように見えましたが今期はエンジン開発ができなかったせいか伸び悩みました。Moto2以下のカテゴリーでKTMのチームが強いので有望なライダーがKTMに揃う条件が整っているように見えます。
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