2022年4月10日日曜日

町内のこと

 私が生まれたのは今住んでいるところから3kmほど離れた場所でしたが3歳のころに今住んでいる場所に引っ越してきてもう50年以上になります。

地元中の地元ですがそれでも近くに住んでいる人のことはあまり分かっているとはいえない。町内会にはもちろん入っていますが雑事は今まで両親に任せて生きてきたしご近所さんと関わる機会も小学生の頃までは一緒に遊ぶ友人もいたけど、それ以降はあまりないからですね。

ですが町内会の役がこの春私の家に順番が回ってきたのでこれから1年間町内の雑事にいろいろ関わることになります。町内にはいくつか組が分かれていて私の組には18戸の所帯が所属しています。役回りは組の中で持ち回りでちなみに前回の役は8年前に回ってきて親父が勤めています。数字が合わないのですが高齢で体力も気力も持たない方がいたり、町内会費は払うけどお役御免でお願いしますという方がいたりして早く回ってくるみたいです。

役に付いての初めの仕事は顔見せ的な会合の参加です。町内会長さんを初め役に就いている方々は女性の方が多いですね。例えば私が働いている職場なんかは女性の正社員の比率は1割にも満たないですが私の目に見えないところでは縁の下の力持ち的に女性の方々の献身があるんだなと実感した次第。

最初の本格的なお仕事は町内会費の集金です。各所帯を一件ずつ回って集めてきます。こうやって用事が無いと近所とはいえ各家を訪ねることがないのでどういう人が住んでいるとかどんな感じの家なのかとかいろいろ知ることができていい機会だと思いました。

2軒はアパートですし1軒お店をやっているところもあります。今日日集合住宅で町内会に入る人は少ないと思いますが会費は払っても何かアクションを伴う雑事はお断りのようです。この土地に腰を据えて長く暮らすかどうかで考え方は大きく変わってくるでしょう。

住民の方々はやはり私より年配の方が多くて私はどこかまだ若造のように見られてしまいます(笑)。それから会えばその人が日頃どんな境遇で暮らしているかなんとなく分かってしまいます。

町内会費?いくらでしたっけ?(私もこのパターンですが)という方も居れば金額を憶えておられる方も居るし中には現金をちょうど封筒に入れて玄関に置いてまるで待ち構えている方も居ました。

家も一軒として同じような家は無くてそれぞれ特徴があって面白いですね。新しい家で注文住宅のお宅はやはりいろいろ見所があって興味深いです。うちと同じような年代の古い家が多いですがこの時代の家はやはりどことなく面白みに欠けるけど玄関に入ってみるとその家の独特の特徴や生活習慣のようなものがよく分かります。

仕事が中心の生活パターンになるので休日しか活動できないけどそろそろ地域活動にある程度関わって行くのもリタイヤ後の生活を考えると大事かもしれません。

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