2022年9月4日日曜日

基本の大切さ

 オーディオ&ビジュアルカテゴリーでやることがなくなったと以前書いてますが地味な作業はコツコツとやってます。

まずスピーカー位置の微調整。

2chオーディオでスピーカーをミリ単位で合わせるのは比較的容易だと思うけど(それでもやらないやれない?人は多そうですが)、マルチだとうちの場合はアクティブスピーカーが11本もあるのでなかなか「微調整」なんて気にしてられない部分はあります。

サテライト系のスピーカーは固定してあるので位置の移動は限定的だし、フロントの3CH+SWはほぼ合ってるのでこれも微妙な調整でOK。

実際にやってみるとフロント3CHは微妙な位置合わせで面白いように音が変わります。いや実際こだわり出すと音楽再生のたびに調整が入るので音楽を楽しめなくなるのでほどほどでやめるべきだと思うけど。(実際に動かすのは1本だけでOKです)

サテライト系はミリ単位なんて無理だからそこまではやらないけど大まかな位置調整、特に角度と前後は大事ですね。意外とがらっと音の流れが変わります。

スピーカーの位置だけではボーカルの定位などは決まるのですが部屋の中に音をうまく流してやるには不十分で置いてあるラックの位置などもかなり影響します。

側面に板のないオープンな構造のラックを使っているので正直気にしていなかったのですが、耳の高さに近いところに大きな筐体のAVプリがあるせいか試しに動かしてみたらガラッと音の流れが変わりました。距離は1.5mくらい離れているのですが条件が合えばかなり影響するということを発見しました。5年もこの状態でいたのが情けない。

こういう部屋に置いてあるものの反応は定在波の対策がとれていると阻害要因としてものすごくシビアに反応するようです。以前サテライトスピーカーを吊るのに施工していた木材関係を全て取り外しただけでも音の流れが良くなりました。拡散系の音響部材なんかもきちんと設置場所を吟味しないと逆効果になりそう。

それからケーブルの引き回しの工夫。

これもマルチをやってるとケーブルの本数も長さも半端ないものになるのであまり気にしてられないですが少しずつ見直していこうかと。

過去の経験からスピーカーケーブルは振動の影響を受けやすいことは知ってますが今は全てアクティブスピーカーなのでスピーカーケーブルがないのは僥倖。

なのでライン系と電源系をなるべく影響しないように工夫することかな。電源系のケーブルをライン系から可能な限り物理的に距離を取る。それから以前トイレットペーパーの芯と炭シートを使って工作したセパレータを使ってみました。電源系のケーブルをセパレートする方向で進めてみると数が増えるに従って紙のようなペラペラな感じの音になるのに気付いて軌道修正。影響を感じない程度に数を抑えつつ要所に使って行く方向でやってます。これもなにげに効果が大きい。音の分離が進んでいきます。

私の好みでは音が前に出てくる方向で団子にならず一音一音がきちんと分離されること。それから聴取位置を限定させず部屋のどこで聴いてもあまりバランスが変わらない部屋をうまく鳴らす方向。以前は椅子の足下にテープを貼ってマーキングしていたけどそれはもう剥がして椅子の微妙な位置は気にしなくなった。

スピーカー位置がうまく調整できると部屋の外にでて漏れる音を聴くと本物っぽく聞こえていい感じです。うまくはもってのびやかに違和感のない音像を空間に描き出す。その状態でも部屋の中を音がうまく回らないと中では違和感を感じてしまう。部屋の形がいびつなのでこのあたりはまだまだ課題があります。





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