夏休みのことだけど シアター部屋のフロント側天井に柿渋を塗ってみた。天井全体からすると40%くらいの面積。
目的はスクリーンの迷光対策です。
スクリーン周辺は壁や床はチョコレート色をしているのでそこそこ迷光対策にはなってますが天井は無塗装の木材なのでやや明るい。なので色を付けて暗くしてやろうというところ。
木材の特性を生かしたいので導管を潰してしまうような塗料はNG。柿渋は梁で使ったことがあるので今回は色がやや濃いめの柿渋を選んで塗りました。完全に乾くまで独特な匂いがありますが私はあまり嫌いではない匂い。ただ強い匂いなので一時的に鼻炎になりました。
目的は達成されてスクリーンの投影画像はやや色が濃くなっていい感じです。プロジェクターV5のランプは2000時間を突破してますがまだ交換しなくて大丈夫な感じ。このあたり以前使っていたX3とは安定感が全く違います。金額も全く違うみたいだけど。
ただ映像はよい感じなのですが困ったことに音がもう一つ。自然な感じにも感じるのですが声から上の帯域がおとなしくなってしまった。時間が経てば塗料が硬化して音が変わるかもと期待していたがどうもそうはならないようです。
対策を取るため思案してフロント側に取り付けていた拡散板を減らすのを試してみました。
これは効果てきめんでいい感じで帯域のバランスがよみがえりました。
もともとこの拡散板はシアター部屋を作った初期の頃フロントからの音圧が高くて適度に音を散らすのに付けていたけど今ではそれ程散らす必要がなくなったということでしょう。余計なものを付けずに済むのならそれはよいことです。
天井からの反射は弱い方が良いのではないかと漠然と思っていたところがあるのですが程度次第のようです。それから個人的には無垢板の響きが気に入っていたけど先日CFRPインシュをレゾナンスアイテムとして壁の要所に貼り付けた効果を体験したこともありまだまだルームアコースティックも奥が深いなと実感しています。
単純に材料は何を使えばとか高い天井があればとかでくくれるものではなくてどのくらいうまく与えられた条件でバランスを取れるかというところ。
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