2025年3月8日土曜日

投資のこと

 バブルのころは銀行にお金を預けていればそれなりに増えていました。

しかしバブルがはじけゼロ金利になってからは銀行に行っても投資信託など元金を保証しない「投資」を勧められるようになりました。つまり銀行が負っていた投資リスクを個人に負わせるようになったということ。

元金を保証しないようなシステムは信用できないので私はそういうものに一切お金を委ねるようなことはしてこなかった。だけど職場のシステムで確定拠出年金を積み立てているので少しばかりは投資の相場にも関心を持ってきました。そしてリーマンショックなどの大きな谷があってもシステムが崩壊することもなく続いていくことを経験してきました。

そういうわけで55歳になって初めて投資信託にお金を投資しました。安サラリーマンなのでそこまで大きな金額ではないですが10年は預けるつもりで投資してます。そして自分が思っていたよりもかなりアクティブに口座の数字に変動があることを経験し自分なりにこのシステムのことを理解することができた気がします。

よく、株で勝ったから何かを購入したというような話を聞きますがここでいう「勝った」というのはどういう状態なんだろう。

1.口座の1銘柄の数字が元金より上がった。

2.上がった1銘柄を現金化した。

3.投資している全銘柄を現金化した。

というのが考えられるけど、3.まで行っていなければまだゲームの途中だと思う。


というわけで自分の立場で決めたルールは一度投資したらもうそのまま一生なにもしないでおくということ。つまり追い金もしないし現金化もしない。

お金は使って初めて価値が生まれるもので口座の数字がいくら増えても使わなければ価値を生むことがない。

だけどお金は死んだ先あの世に持っていくことはできない。死ぬ前にお金を全て使ってしまえれば問題ないですがそれはありえない。ならば残すお金の中に投資した口座の数字を入れてしまえばいい。使わなくてもそれはそれで人生の励みになるだろう。そして相場の変動に一喜一憂することもない。損をしても元金以上にはマイナスにならないし。(借金して投資しなければ)

ただし生きている内に現金を使い果たしてしまったら投資した口座を一括で現金化する。それなら後腐れがない。実際は年金のシステムがちゃんと機能していれば現金が枯渇することは無いだろうけど。

投資の追い金をしないのは追い金をすると取り戻さなくてはいけない元金が増えていくから。それと私の年齢で追い金をしても計算すれば分かるけどリターンはそれほど増えたりはしない。もうけよりも大きくなったリスクの方が心配になってくる。

まああくまでマイルールなので若い人は少しずつ積み立てたりするのはいいと思う。

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