2007年10月9日火曜日

モノラルアンプの電源ケーブル

モノラルパワーアンプのボルダー 850の電源ケーブルを試しにノーマルから別のものに変えてみました。
2本同じものは持っていないので、使用したのは使っていないドルフィンのオリジナルケーブルで

・Amati PS.2 1m
・Amati PS XP 1.8m

です。もう4年以上前に購入したもので型式をあげても多分作ったお店の方もピンと来ないかもしれません。
この2本、単体で使ったときの音質や傾向は結構違います。
グレードも長さも違うケーブルをモノラルアンプで使うのはあまり気持ちの良いものではありませんが、出てきた音を聴いてみると左右のバランスに違和感を感じることはありません。

ノーマルの電源ケーブルは「ボルダー製品専用」と注意書きがされています。
通常のものと比べて極性が反転しているなどの違いはなく、どの辺が「専用品」なのかよくわからないところです。
音質にも大きな不満は無いのですが若干線が細いかなというところです。

それに対してAmatiコンビの音は、濃密で広がりが良く出ます。
オーケストラなどは低音の破壊力や空間描写が素晴らしいのですが、ボーカル物を聴くと録音の粗(あら)が気になったり少々濃すぎてくどいと感じるところがあります。

電源ケーブルの交換で音がかなり変化するのは確かなのですが、ノーマルを全ての面で凌駕するところまで行かないのが悩ましいところ。
総合的な評価ではノーマルのケーブルのほうに私は軍配をあげます。
今回は2本をちがうグレードのものを使ったのでまともな評価とはいえないかもしれませんが。。。


850をプリアンプのクラッセ CP-65と組み合わせた音は、適度にぬくもりと広がりがでて音色に色付けを感じず、私にとってはかなり相性の良い組み合わせだと思っています。
ただ、850のセッティングでは過去にEau Rougeのインシュレータ ER-INSX/HG を使ったことがありますが、結果は良くありませんでした。
現在はオーディオリプラスの OPT-30HG-PL HR を足の下に入れていますが、これは改善効果を認めることができます。

850は製品としての音のまとめ方の完成度が高いのか、セッティングの入力に対してシビアなのか、手を加えても良好な結果に結びつけるのが難しいようです。
まあそのうち、2本同一グレードの電源ケーブルを用意して再度チャレンジしてみたいと思います。


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