2007年11月11日日曜日

850の困ったこと

パワーアンプのボルダー 850は使い始めて2年くらいになります。
パフォーマンスには問題がないのですが、導入当初から困っている点が2点あります。

 ・電源の投入動作が不安定。
 ・天板を取り付けているねじ穴がすぐにバカになる。

850の電源は背面のメインスイッチを入れた状態で、前面のボタンを寸押しすれば30秒くらい待って電源が入る。
しかし寸押ししても立ち上がらずに再度ボタンを押したり、そのままフリーズしてしまうことが約50%くらいの確立で発生する。
これは最悪でも背面のメインスイッチを入り切りすれば解消できるのでそれほどの問題ではない。

問題は天板取り付けのねじ穴で、2,3回天板を取り外しただけで各筐体で1ケずつねじ穴がバカになってしまっている。
これは天板側の穴が小さすぎて本当はねじが通らないはずなのに、無理やり締めこんでいるので筐体側のねじ穴が最初からダメージを受けているためです。

それから、ボルダーが使用しているアルミ材はクラッセと比べると機械的な強度で劣るものを使っています。
高級オーディオは目で見える部分は上等そうに仕上げていますが、案外見えない部分は結構いい加減です。(笑)
これはボルダーだけに当てはまるわけではなく、クラッセでもやっつけ仕事的に片付けたと思わせる部分があります。

このままではねじ穴がさらに駄目になってしまいそうなので、問題が出ている右側のナットプレートを自作して取り替えることにしました。

余談ですが、天板をCFRPに変えたらよく分かるのですが天板が音質に与える影響は大きいです。
CFRP天板は取り付けているボルトにワッシャーをかますかどうかで音が死んだり生き返ったりするくらいです。

そういう事もあり、アルミ天板とはいえまともにネジを締めこむことができない状態で使い続けるのは精神衛生上も良くないのです。(笑)

写真中、シルバーのものが今回自作したプレートです。
ホームセンターでジュラルミンの3mm厚材料を買ってきて切り出しました。
ボルダーの純正材料よりは強度が高いです。
ネジ径はインチネジではなく、M3とM4に変更しています。

コンターやボール盤などがあればものの1時間もかからずに製作できますが、今回は自宅で作業台もない庭で加工しましたので昼飯を挟んで5時間もかかってしまいました。

最後の仕上げに加工で出たアルミの切粉は、アース棒が埋まっている土を掘り返して導体部周辺にまぶしておきました。(笑)


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