2008年3月21日金曜日

ネットで見られる意見について

SRコンポジットを導入したのは2002年の頃で、この時ラックに載せて使っていたコンポーネントはDENONのDVDプレーヤーとBRYSTONのプリアンプでした。

正直、DENONのプレーヤーをSRコンポジットに載せて使っても投資に見合ったパフォーマンスアップは得られませんでした。
その時使っていたコンポの中でも特にDENONのプレーヤーは、セッティングの入力に対して音の反応は鈍かったと記憶しています。

例えばインシュレータを何種類か試したことがありましたが、結局ノーマルの脚が最も情報量が多くすぐに元の状態に戻して使ってました。

電源ケーブルの交換によってパフォーマンスは向上するものの、音の違いは当時使っていたBRYSTONと比べると小さなものでした。


インターネットをやっていて時折気になるのが「○○をやっても音は変わらない」という意見。
例えば「ケーブルの交換で音は変わらない」という意見がありますが、私はもちろんケーブルはおろかもっとささいな事でもオーディオの音は変わる事を実感しているのでそれが事実に反することは分かります。

しかし「変わらない」と主張する意見が必ずしも間違っているとは思っていません。
ケースによっては同じアイテムをシステムに入れても音が変わらないことがあってもおかしくはないからです。

私の環境でも何年も同じものを使い続けたケーブルを他のものに交換した時、音の違いがはっきりと実感されるまでに数日を要したこともあります。

ただ、「変わるはずがない」と自分や他人の理屈のみに固執して、耳でオーディオをやっていない人の意見は価値がないと思います。
極論すればインターネットでオーディオについて意見を交わすのは不毛。
実際にお互いが出している音を聴けば無駄な議論をする必要など皆無でしょう。


大学の先生など権威のある方が高級オーディオを否定する事例はもう数十年も前からあります。
新聞で、「アンプはどんな高級な部品を集めても原価10万円程度にしかならない」と主張しておられる先生を見たこともあります。

彼らに共通して言えるのは、自分が使ってみたりじっくりと聴いてみたりした製品を批判しているわけではなく、現時点で自分が所有しているシステムを「このくらいが適当なレベル」と決め付けて論じているところ。

「○○しても音は変わらない」ではなく「△△すれば音は良くなる」という研究をもっと熱心にやってほしいと思う今日この頃。(笑)

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