2008年6月1日日曜日

サウンドトラックCDの紹介

戯れにCDのディスクレビューを書いてみたくなったので書いてみます。
オーディオを熱心にやられている方で、サウンドトラック関係のディスクのことを書いている人をあまり見ないようなのでそれを中心にチョイスしてみます。

まずは「モータルコンバット」。


格闘アクションゲームをハリウッドで実写映画化した作品です。

CDの内容はハードロックの隠れた実力者達による競演という感じで、映画の知名度は低いですがサウンドトラックは骨太で充実した内容です。
エレキギターをブンブン鳴らすサウンドにしびれる方は一聴の価値があると思います。

ディスクのバージョンがいくつかあるようで私が持っているのは1998年版です。



「俗・さよなら絶望先生」


アニメ作品を楽しめた方は多分聴いて満足できる仕上がり。
アニメの作品自体そうでしたがサウンドトラックもなんだか遊び心に満ちています。
哀愁と笑いが満ちていて、音質は生々しいという方向とは違うのですが妙に説得力のある録音。

リコーダーの独奏などは結構新鮮かも。
あと「完璧艦隊の歌」と「トロイメライ」は不気味で可笑しくて笑えます。(笑)

残念なのは歌関係がテレビサイズと称して1番だけしか入っていないこと。
「空想ルンバ」はフルバージョンが欲しいところですね。



「エスパー魔美」


知る人は知る、藤子・F・不二雄さん原作の隠れた傑作アニメ。

サウンドトラックも良くできていて、バリエーションがものすごく豊富です。
そのせいかテレビのバラエティー番組などで時々このサウンドトラックから曲が使われたりしていますので、サウンドトラックを知らない人でも曲を聴いたことがある人は多いのではないかと思います。

ただ一つ、曲の合間に時々セリフが入るのが悩ましいところ。
一人で聴いていてもすごく恥ずかしい気持ちになります。(笑)

しばらくの間CDは絶版となっていてプレミアム価格が付いたりしていましたが、2001年に2枚組のさらに充実したCDが発売されています。
近いうちにそちらも聴いてみたいと思っています。


「地球へ・・・」


1980年に公開された竹宮恵子原作のアニメーション映画作品。
劇場に観に行ったのを覚えています。

このサウンドトラックは私が小学生の頃、友達からLPを借りて聴いていました。
ダ・カーポさんが歌うテーマ曲が作品世界とマッチしていて素晴らしく、いつまでも記憶に残る曲でした。

しかしその後この作品がCDで登場することはなく、2003年に初めて登場しました。
特に「愛の惑星」はダ・カーポさんのオリジナルアルバムにも収録されることはなかったので、私にとっては「幻の曲」として手に入らないとあきらめていました。

初めて自分のシステムで「愛の惑星」を聴いたときは思わず涙がこぼれていました。(汗)


「グラディエーター」


自分がオーディオのチェックなどでよく使うリファレンスディスクの一つです。
これの前は「タイタニック」をよく使っていました。

アコースティック系ではなく仮想音場型のディスクですが、この手のお金をふんだんに使ったと思われるサウンドトラックは歪感がなくて立体的な音像が出現するので使いやすく聴いていて楽しいです。

曲中に登場するダイアローグなどは生々しくて、オーディオの性能が上がるにつれてしゃべる声の質感で感動させてくれる稀有なディスクかもしれません。

実は映画のほうはまだ観ていません。
私の所有するサントラCDではそういうディスクも結構あります。(笑)


「トップをねらえ2!」


2006年製作のアニメーション作品。
映画本編の音質が極めて優秀で、ものすごく細かい音が充満している感じでした。

サウンドトラックのほうは、オーケストラ演奏ですがライブコンサートを感じさせるような録音ではなくてあくまでも映像世界を表現するためにイコライジングされたものです。

近年のアニメーション作品のサントラとしては質的にまじめに作られたもので好感がもてます。
前作「トップをねらえ!」で酒井法子が歌っていた主題歌がオルゴール曲で使われたりなど心憎いところもあります。

ただテーマソングは曲も録音もなぜか月並みでもう一つ魅力がありません。


「僕は怖くない」


イタリアの「スタンド・バイ・ミー」などと評されている映画です。

サウンドトラックはバイオリンを主に弦楽器を中心とした楽曲ばかりで、イタリアの映画作品らしい趣があります。
メインテーマはパッヘルベルの「カノン」を思わせるような曲ですが、全体的には普通のクラシック曲とは違ってエキセントリックなものが多いです。

録音は建物の響きを強調するような感じの演出を感じますが生々しさはあります。
私はどちらかと言えば普通のクラシック曲を聴いていても眠くなるほうなので、このCDのように映像を想起させるような作品の方があっているかもしれません。



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