2009年10月25日日曜日

DMR-BW970の導入5

BW970の性能で最初に感動したのはチューナーの性能です。
デジタル放送のチューナーなんてそんなに差のでない部分だろうとタカをくくっていたのですが差は大きいです。

自分は映像に対する評価は主に色がにじんでないかとか、純度が高く感じられるか、人の肌色が実際の人間に近いか、輪郭の強調がきつくないかとかで白や黒ののび沈みなんかには結構鈍感です。

最近の特に直視型ディスプレイは人間がCGの作り物に見えてしまってどんなに絵がくっきりしていても自分は評価しません。
BW970のチューナー映像はその辺がかなり自分の好みです。
色が自然で立体感があり目が疲れない優しい表現が素晴らしいです。

それから映像よりももっと感動したのが音質です。
放送の中では最高品質のWOWOWでも旧来はオーディオ的には評価できるレベルではないと感じていたのですが、それは単にチューナーの性能が追いついていなかっただけかもしれません。

メリディアンのサラウンドプロセッサにTOSリンクでつないだ音よりも同軸でつないだ音の方が線が細く感じられますが、情報量が多く、音色がリアルでオーディオでいうところの空気感のようなものがよく出ます。
絵も音も放送のクオリティが素晴らしいので正直BDとの差があまり感じられないくらいです。

しかしBW970には「シアターモード」と称するHDDの回転を止めてBDの再生クオリティーを最優先させるモードがあります。
このモードを使うとBDの再生クオリティがさらに緻密になります。
この時点でBDのパッケージメディアとしての優位性が遺憾なく発揮されるようです。
720pのプロジェクターでもその違いがはっきり分かるくらいです。

試しにCDをBW970+メリディアン568.2で再生してみました。
ΩSACD2改と比べると情報量の多さでは意外と健闘しています。
ただ音作りの点で荒く、ΩSACD2改のような表現の余裕がなく2次元的で音色もうっとりするような美しさはでません。

情報量の一点に絞ればレコーダーというのを加味すれば驚くほど基本性能は高いと言えます。
同じ価格体のCDプレーヤーをおびやかせると思います。
シアターモードではディスク再生中は録画ができなかったりするのでCDプレイヤーとして使うのには無理がありますけど。。。

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