2011年6月25日土曜日

ビクタープロジェクター視聴1106

今日は夕方からMAXオーディオさんのところで行われたビクターのプロジェクターを使った販促イベントに行ってきました。
使用した機材はプロジェクターがDLA-X9でBDレコーダーのDMR-BWT1100(Panasonic)を送り出し機としてBD-ROMや録画したプログラムを再生してました。
音声系はデノンのAVアンプと音楽館に備え付けられているクラシックJBL?のスピーカーです。
進行役は評論家の山本浩司氏。

自分の部屋にDLA-X3を導入した後他のプロジェクターの映像を観る機会はなかったのでX9の映像が観られるのは正直楽しみでした。
今回のセッティングはスクリーンはOSのマット系で再生機器もパナソニックのレコーダーなので私の試聴環境に近いと言えます。
しかし150インチの大画面スクリーンに約3m程度の距離で試聴したせいか結果的には粗ばかり気になってあまり感心できる視聴会とはなりませんでした。

同じ最前列の席で観た他のお客さんはかなり満足されていた様子だったので不満に思ったのは私だけだったのかもしれません。
山本氏がチョイスしたソースはどれも品の良いもので多分ソースの信頼性は高いと思うのですが私の目にはSDっぽいピントのぼやけた感じやざらっとしたノイズ感が気になりました。

私の視聴環境では70インチのスクリーンで3mほど距離を取って観ているので試しに半分ほどの距離で観てみるとやはり多少は上記の粗が気になります。
しかしそれを差し引いてもX9の絵を初めて見た時に感じた感動からはやはり今回のデモ映像は自分の主観の問題かもしれませんがかなり隔たりが大きいです。
フィルムモードの色の癖もかなり気になりました。確かにフィルム調を演出しているのですがどうにもわざとらしく現実感のない色合いに感じます。

最期に3D映像のデモをやりましたがこちらはむしろ2Dに比べると相当にインパクトがありました。
「良い3Dコンテンツ」を使った大画面による3D再生は素晴らしいです。体調が悪かったら酔いそうですが。
使った3Dソフトは「This is it」、「トロン レガシー」です。


今月号のHiviでHivi視聴室に元オーボエ奏者の宮本文昭氏を招いて「サイトウ・キネン・オーケストラ」のBDを堪能する記事が載っています。
氏は視聴後にBDの再生による感動は破格のものでコンサート会場で聴くよりも音が良いと絶賛しています。

「サイトウ・キネン」のBDは私も一枚持っていますが自室で聴いても生演奏を超えると思える再生はまだまだ出来ていません。
今回の視聴会でもサイトウ・キネンのBDを再生しましたが映像は上記したとおりで現実感は感じられませんでしたし、音声も生には遠く及びませんでした。

宮本氏が決して社交辞令でコメントしたわけではなさそうなのはHiviの記事を読めば分かりますので、Hivi視聴室は相当レベルの高い再生が出来ているということなのでしょう。

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