2011年10月10日月曜日

ぼくらの


「少女ファイト」のイブニングつながりで鬼頭莫宏さんの「のりりん」を読んでいます。
私はそれ程乗るわけではないですが自転車も結構好きです。
自転車は高校生の頃にお年玉を貯めて購入したドロップハンドルのロードスポーツタイプの自転車ですが今でも大事に使っています。

のりりんは博多っ子?の輪ちゃんを中心にちょっとゆるめな自転車フリークな漫画で面白いです。
で、鬼頭莫宏さんの他の作品が気になって「ぼくらの」を読んでいます。
4巻までを読みました。

こちらはいわゆるロボットアクションものとジャンルで分けてしまえばそうなるのですが、のりりんのようなゆるい展開ではなくて恐ろしくシビアな展開です。

地球にやってきた異星人によって夏休みの自然学習中の中学1年生達がゲームに参加させられる。
そのゲームは巨大ロボットを操って宇宙怪獣を倒していくというもの。
戦う時は子供達15人がコクピットに集められロボットを動かせるのはその中の一人だけ。
そして敵を倒すことができなければ地球が滅ぼされ、勝てばロボットを動かしていた一人の人間の命がなくなる。

文章で書くとなんとも現実感がないのですがそういうルールを課せられこのゲームに少年・少女達が強制参加させられている。
それ程まだ長く生きてきたわけでもない彼らは現実の生活の中でも押しつぶされそうな重い負荷を背負っている者も多数含まれていて、「地球を守るために死ぬ」というあまりにも重い命題を突きつけられてさらに苦しむことになる。

「エヴァンゲリオン」などはあおるだけあおっておいて尻切れトンボみたいな終わり方をして個人的にははっきり言って観る者をおちょくっているとしか思えないのですが、この「ぼくらの」ほど半端ない作品だとむしろ麻薬的にはまってしまいそうになります。
う~ん危険な作品ですね。


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