太田モアレさんの漫画作品「鉄風」を読んでいます。
単行本は6巻まで発売されていて4巻まで読みました。
格闘技を扱った漫画作品は一昔前のブームの頃からするとかなり少なくなったかなというところです。
格闘技を扱った作品の中でもいろいろあって「北斗の拳」や「ドラゴンボール」のようなスーパーヒーローものから「はじめの一歩」や「修羅の門」のような等身大?のキャラクターによるものまでさまざまですね。
等身大のキャラクターによる作品でもある程度「はったり」で固めた作品が多い中で、この「鉄風」はかなりまじめに「総合格闘技」を描いている作品です。
そしてこの作品がレアなのは女子のキャラクターで総合格闘技をやっていること。
格闘漫画の主人公といえば伝説の男であったり、弱かったけど努力で強くなっていく話であったりする2極なイメージが強いです。
しかしこの作品の主人公の女子高生はもともと才能と体格(身長182cm)に恵まれていてどのスポーツをやっても努力もしないのに簡単にその競技をマスターしてしまうことに逆にコンプレックスを持っていて、人並みに汗と涙をながしながら努力できるものを求めている。
そしてその競技で高みに上り詰め充実している人間をあっさりと破ってプライドを粉々にしてやることに楽しみをもっているというなんとも黒い性格の女子。
UFCでも女子の試合を放映するようになりましたがリアルの女子のファイトは正直見ていられない感が強いのですが、漫画作品では華があっていい感じです。
総合の技術的なところがすごくわかりやすく描いているので格闘オタクや入門を考えている人にも満足できる作品だと思います。
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