今日はMAXオーディオさんで行われたJUNONEの視聴会に行ってきました。
この手の視聴会に参加して思うのは単に機械の音を聴くというよりはメーカーや商社さんのプロデュースするサウンドを聴くということ。
機械の音を聴きたければ自宅に貸し出し試聴をしてもらって聴くのが一番正確に評価できます。
視聴会で音を聴くということは機器の評価と言うよりはメーカーや商社さんを評価すると言うほうがより近いでしょう。
JUNONEは真空管アンプのメーカーTRIODEの上級ブランド。名前の由来は社長さんの名前「じゅんいち」から来ているそうです。昨年秋のAIMビルのフェアでもこのブランドのパフォーマンスは体験しています。
今日試聴したシステムは
・K-03X(Esoteric) → ReferenceOne(JUNONE) → A-70(Accuphase) → 802Diamond(B&W)
・SPARTA(KRONOS) → EA-1000(Phasemation) → ReferenceOne(JUNONE) → A-70(Accuphase) → 802Diamond(B&W)
JUNONEのプリアンプは筐体はひとつだけど中は電源からボリュームまで完全にモノーラル構造。
KRONOSのADプレーヤーはプラッターが上下2つあり逆方向に回転させる。カナダのブランド。
前半はCDの再生で後半はADの再生。
CDの再生はきれいな音だけどどこかBGM的でガッツりと音楽と向き合うという感じではないですね。
音像がやや右によって聞こえるのも気になりました。これは今回の試聴に限らずいつもそういう傾向があります。
ADの再生はCDよりも血が通ったように充実感が増しました。バランサーとして機能する下のプラッターの回転を止めた状態の音とも比較しましたがやはり両方回しているほうがずっと音がいいです。
ADの再生の頃には左右のバランスは良くなりました。
予定外ですがMAXの社長さんが蓄音機で78回転のSP盤を再生して聴かせてくれました。
エレキを全く使わない完全機械式の再生装置です。ゼンマイで動き、扉の開き具合でボリュームの調整をするそうです。良いコンディションに維持されているようできちんと動作していました。
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