今日はMAXオーディオさんのところで行われた視聴会に行ってきました。
例年11月に行われているAIMビルのフェアが来月予定ということで今月は毎週のように店舗でのイベントが計画されているようです。
今回視聴したシステムは
型式不明NAS(QNAP) → KLIMAX DS/3(LINN) → Jubilee Pre(OCTAVE) → MRE220 → Master Line Source2(PIEGA)
進行役は評論家の山本浩司氏。
パワーアンプは最初の30分程はステレオアンプの RE320 を使っていました。
アンプの電源には強化電源の SUPER BLACK BOX(OCTAVE) を組み合わせていました。
NASに関しては隠すように設置してあり実物を確認することが出来ませんでした。
PIEGAのスピーカーは4機の同軸型リボンユニットが搭載され裏側は音響レンズになっている。
2機の220mmウーファーも背面に同径のパッシブラジエータが搭載され逆相の音を放出しているそうです。構造的には新鮮で掛け値無しのハイエンド機ですね。
DSはDS/2も用意されていてDS/3との違いはレクチャーと合わせて音の違いも体験できました。
DSの構造的な違いはDACの違いですが音の差は意外と大きいですね。
比べるとDS/3はふっくらとしたニュアンス豊かな音です。60万円でバージョンアップ出来るそうです。
それからDSの機能である「スペース・オプティマイザ」つまり部屋の周波数特性を測定して補正する機能ですがこれも有り無しの違いを体験できました。
それほど大きな違いには感じませんでしたが使うと雑味が減りまとまりの良い音になります。
視聴はこの機能をずっとONにした状態で行われました。
ステレオアンプのRE320とモノラルアンプのMRE220との音質差は結構大きいです。RE320でもそれだけ聴くと問題ないですが比べると枠のようなものを感じます。MRE220だとより伸びやかにニュアンス豊かに鳴ります。
総合的に音のパフォーマンスは素晴らしいものでした。
PIEGAの音はどちらかといえばお風呂場的なエコーがかったサウンドですがこのシステムではふやけたような音にはならずに音像の骨格はしっかりしています。
OCTAVEは山本氏を中心にHIVI誌で高く評価されていますが映像作品で艶のあるセリフがいいという評価はなんとなく理解できます。
その場限りの急造システムでそれを感じさせない完成度の鳴りだったので高いレベルの再生が出来ていると言えるのですが自分の評価ではこの音はリアル方向というよりはテイスト方向の音ですね。長く聴いているとやや大味に感じます。
特に山本氏の思い入れが強いレッド・ツェペリンなどは何の思い入れもない私の耳にはひどい再生だな~という感想しか浮かびませんでした。
いずれにしても2時間の視聴イベントでしたが濃い内容のイベントでした。
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