2016年11月13日日曜日

EXAKTシステム視聴

LINNのEXAKTシステムの音が聴けるということでMAXオーディオさんのところに一寸お邪魔してきました。



視聴したシステムは

DP-950(ACCUPHASE) → KLIMAX EXAKT DSM(LINN) → KLIMAX EXAKTBOX → KLIMAX TWIN×3 → S9900(JBL)

システムの構成についてはLINNの担当の方が丁寧に説明してくれてよく分かっていない私でも理解できました。

EXAKT DSM はデジタルやアナログの信号を受け付けるターミナル+プレーヤーのような機材で独自のデジタル伝送方式で EXAKTBOX に信号を送ります。
DSMの前段にはNASやインターネット、CDプレイヤーなどを接続します。アナログ信号はデジタルに変換されます。ファイル再生でNASの音源を再生してましたが持参したCDをすでに用意されていたCDプレイヤーで再生してもらいました。

EXAKTBOX でアップサンプリングやデジタルボリュームを経てDA変換されアナログ出力されます。
アナログ出力はパワーアンプに入力されS9900に出力されます。
ただしS9900はネットワークが取り外されておりEXAKTBOXのチャンネルデバイダ機能を使ってS9900の各ユニットを個別に駆動するマルチアンプ構成になっています。なのでステレオパワーアンプが3台用意されています。

デジタル処理を核にしたマルチアンプシステムというのはAVプリとムジークを組み合わせた私のシステムの趣味と合致するのでこのLINNが提唱するシステムのパフォーマンスには大変興味があります。

ただこの方式ではGOLDMUNDやMERIDIANのシステムもそうですがパフォーマンスが理屈倒れになってしまっているような実感があります。
スピーカーの最終段までデジタルで伝送するのにデジタルの伝送経路を長くとるのとアナログで伝送経路を長くとるのとどちらがいいのか疑問があります。例えばHDMIで映像信号を長く引き回すのにクオリティが問題になるように。

今回のシステムはパワーアンプからスピーカーまでがアナログ伝送で長い経路をとっているので伝送ロスの観点からは少し中途半端な気がします。
アクティブスピーカーならスピーカーケーブルを最短に出来てそのパフォーマンスも伝送ロスの観点からは優れてるんじゃないかと経験的に感じているので。

パフォーマンスの感想に関しては元々LINNシステムの音は合わないと思っていることもありここには記さないことにします。
しかしマルチアンプシステムの音を他所で体験するのは貴重なので良い体験が出来たと思います。自分のシステムが独特なパフォーマンスであることが確認できました。

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