2016年11月19日土曜日

ノア+アーク・ジョイア視聴

先週に続き今週もMAXオーディさんのところで視聴会。

今日視聴したシステムは

Firebird(DR.FEICKERT ANALOGUE) → 100(Burmester)  → Passive Pre-amplifier(BESPOKE AUDIO)  → 911MK3(Burmester)  → IL CREMONESE(Sonus faber)



前半はアナログディスクの再生で後半は DP-720(Accuphase)  も使ってCDやSACD再生も行いました。

進行役は評論家の和田博巳氏。
7月のイベントには私は参加しなかったので和田氏の講演は初めての経験です。
雑誌を通じて氏について感じるのはオーディオに対してより音楽に対しての造詣の方が深いように感じていたのですが実際にお話を聞いてみるとやはりその通りの方だと思います。

氏のオーディオの話で興味深かったのは機器のセッティングについて、
スピーカーは空間に単独でぽつんと置くこと。

1.前段機器をフロントスピーカーの間に置く
2.前段機器をリスナーとフロントスピーカーの間に置く
のはダメで
3.前段機器はスピーカーから離してサイドの壁際に置くのが正しい。
というところ。これは私の考えとも全く同じです。理想は完全に隠してしまうことでしょう。

今回のシステムで使っているプリアンプは名前の通りパッシブプリアンプなのですがパッシブアッテネータではなくてトランスアッテネータになるそうです。原理的なことは私もよく分かっていません。
パッシブなのに電源があるのはボリュームのモーターを駆動するためだそうです。
今回のシステムの音はこのパッシブプリアンプの影響が少なからず大きいような気がします。
どこか肉厚感よりも贅肉を感じさせず音像を濃く深く描きスピードも速い。

そういうところは私のシステムの音像の描き方と似ているのですがホームオーディオらしい華やかさはこちらの方が断然上ですね。
楽器や人の声が本物っぽくてリアル志向の音です。ソナスファベールのスピーカーとしては過去聴いた中で最も完成度が高い音だと思います。



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