2016年12月30日金曜日

今期のTVアニメーション1612

今期は豊作でしたね。途中まで半分くらい観ていた作品もありなかなか観る時間を確保できなかったくらいです。
最後まで鑑賞したのは

・ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない
・魔法少女育成計画
・聖闘士星矢 黄金魂
・響け!ユーフォニアム2

この4作品です。いずれもBS11の放送。

・ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない


露伴のヘブンズドアは先手さえとれれば無敵だと思うのですが作中ではそれが通用しない敵が連続しますね。仗助以下束になってかかってもなかなか勝てないキラークイーンでしたがスタンドを持たない早人の活躍で勝利につながるあたりがとってもおもしろい。


・魔法少女育成計画


魔法少女という言葉から連想されるきらきらした陽性さとは違ってまどかマギカから続くダークな作品です。ただしまどかのようなエントロピーとか円環の理といったような意味深なテーマではなくて第三者の娯楽のために魔法少女のサバイバルゲームをやっている感が強い。ただのバトルロイヤルなら観なかったのですがこの作品の先が読めない展開は素晴らしいと思います。
下は漢字の書き取りをやってるような子供から上はアル中の主婦までキャラクターの幅が広く、人畜無害と思われた娘が実は極めて殺傷能力が高いスキルを持っていたというような。
ナノさんのEDテーマ曲を聴いていると散っていた魔法少女の姿が偲ばれます。



・聖闘士星矢 黄金魂


80年代から続く、小宇宙(コスモ)を燃やしながらメンバーの力を合わせて邪悪な敵と戦う男の子向け作品です(笑)。80年代に故荒木伸吾さんが手がけた星矢がすばらしい傑作で現在の星矢がどんななのか気になって観てみた次第。ゴールド聖闘士達が活躍する内容はやっぱ単純にかっこいいですね。CMを見ているとゴッドクロスのフィギュアが欲しくなってきます(笑)。


・響け!ユーフォニアム2


今期の本命作品です。初回が1時間枠だったりと気合が入ってます。
例えば花形スポーツの野球部だと試合のプレイヤーは9人ですが吹奏楽部のコンクールだと何十人という人間でチームを構成します。それでもあぶれてしまうメンバーがいるわけですがその人達にもスポットを当てるようなシーンがありいいなと思います。部活でも家庭でもおこる人間関係のトラブルに直面しそれを一つずつ乗り越えていく黄前ちゃんのボケと真剣さがこの娘の光るところ。脚フェチ的なカットを随所に入れているのもいいかも?(笑)。

2016年12月27日火曜日

マジカルミライ2016 BD

例年3月発売だったミクさんの本命ライブディスクですが昨年は1月、今年は年内の12月発売と前倒しになってきてます。


正直近年の流れから内容に関しては期待していなくて惰性で購入してちょっと観てみようかという感じで観てみるといい意味で期待を裏切られました。

最近中島みゆきさんのライブBDのクオリティの高さに感心していたのですがミクさんのこのパッケージも大幅に画質・音質がUPしてますね。
毎年製作会社を変更していたのが今年は2年続けてビクターが手がけていますがそれが功を奏したのかな。

ステージパフォーマンスもリセットさせたと言ってもいいくらい内容が変わっていて新鮮味がありました。
個人的にDECO*27さんの最新アルバムはもう一つだったのですがライブパフォーマンスで観ると最高でした。(笑)
全体的にもトランス系のノリの良い曲が特に良かったですね。
新しいバンドメンバーもいい仕事してます。特に昨年までの安っぽいキーボードがずっと良くなったのは良かったです。

ステージの造りもスクリーンの存在がほとんど分からないレベルになってますし、ディスプレイの画質も良いです。

難を言えば「39」など定番の曲にも何かしら新しい要素を加えて欲しかったところくらいでしょうか。
一度は落としていた「どうぶつ占い」が復活しているのはサプライズでした。
選曲には個人的にまだ再考の余地がある(萌え要素を増やして欲しい)と思っているのですが点数は90点を付けます。

2016年12月25日日曜日

女子柔道部物語01

原作:恵本裕子さん、脚色・構成・作画:小林まことさんで女子柔道部物語の1巻が出てますね。


約25年くらい前の柔道部物語では男子高校生が初心者から高校チャンピオンになるまでを描いた壮大?な物語で熱くなったものでした。
後半に登場したライバル、西野の変態的な強さには何となくあこがれるものがありました。
どのスポーツでもそうですが武道でも努力だけではダメで独特なセンスがないと強くはなれないと思う。
例えば最初に痛い目にあったときにショックで泣きそうになるか反対に闘争心が燃え上がるかなど。
三五の強さの秘密は筋肉の質と集中力にあったのかなと思いますね。

女子のスポーツは男子とは違った意味で厳しい世界だと思います。
例えば柔道では中学生が世界チャンピオンになったりしましたが男子の世界ではありえないですよね。
レベルが違うと一言で片付けてしまうこともできるけれど女子の肉体的な特性にもよるところがあるのかなとも思います。(男子よりも早く成長がすすむというような)

いきなり世界戦のシーンから始まっておやっと思いましたがちゃんと初心者からじっくりと描いていくようでこれからの展開がすごく楽しみな作品です。


2016年12月17日土曜日

ギャラリーフェイク33

一度は完結した細野不二彦氏の漫画作品「ギャラリーフェイク」ですが11年ぶりに復活してますね。続きの33巻が出てたので店頭で購入しました。


32巻までの単行本はもうすでに手元にはないですが久しぶりに見る同作品は依然とイメージもクオリティも全く変わってなくて面白いです。(「ヒーローズカムバック」で一作品描いてましたが。)

ギャラリーフェイクで面白いのは美術に関してお勉強になるのと評判の悪い画商藤田が本当のところは。。。という裏の側面でしょうか。
手塚治虫さんのブラックジャックにも通じる逆説的な面白さですね。

久しぶりに読んで印象に残ったのは本物を見分ける知識や技術は大事なのですが最も大事なのは本物に魅せられる審美眼というところでしょうか。

2016年12月14日水曜日

今年を振り返って2016

少し早いですがオーディオ&ビジュアル趣味で今年を振り返ってみます。
今年の大きなトピックは ・ファイル再生を始めたこと ・サブウーファーを2台体勢にしたこと
の二つですね。

今時ファイル再生は特に珍しいことではないですがある程度クオリティを追求してやろうとするとまだ選択肢はそう多くはないですね。
私のようにAVプリアンプとオーディオ用NASを組み合わせたスタイルは少数派だと思います。
だけどこのスタイルだとそれ程大きな投資をせずとも簡単になかなか使えるパフォーマンスを手に入れることができてお得でした。
HP5509にfidataを追加して得られたものは同じ金額でCDプレーヤーを導入したとしても得られないパフォーマンスでデッドストック状態だった音源を簡単に再生出来るようになったという利便性もはかりしれないです。
他のAVセンターを試してはいないのですがHP5509の性能の高さもパフォーマンスに大きく影響しているのではないかと思います。

将来ネットワークオーディオをどうしたいというのは大体方向は決まっています。
私の場合はマルチチャンネル再生にこだわりたいのでAVプリがシステムの中核になるスタイルは普遍です。
なのでファイル再生をグレードアップさせようとするにはネットワークトランスポートを導入してAVプリとデジタル接続してマルチチャンネル再生で行くことになります。
今現在選べるトランスポートは限られていますしCDトランスポートのMERIDIAN800が健在であれば特に変更の必要もないですね。

サブウーファー2台体勢は一組の大型スピーカーに頼らずともスケールの大きな再生が出来るという点で大変優れていると思います。移動は分割してしまえば簡単ですしね。
これも中核となっているHP5509があるからオーディオ再生でもスムーズにサブウーファーを使いこなせるという面があります。
メインのスピーカーとSWをムジークで統一したことで音のバランスもきれいに合わせることが出来ました。

ただ古い方のSWは約半年ぶりですがまた不快なノイズが復活しました。いろいろ条件を振って様子を見ていますがこれという決め手はまだないですね。来年には結論を出してダメなら買い換えを検討する予定です。

他にはBDレコーダーのDMR-BW970はHDディスクの寿命などもそろそろ気になるので更新したいところなのですがこの機体は本体価格以上の金額を投じて改造してあることもありパフォーマンスが色あせない魅力があります。
最新のレコーダーのUBZ1に更新してどうパフォーマンスが変わるのか読めないところが悩ましい。特に録画の性能が。
BW970だとBDの再生でローディングに時間がかかって使い勝手が悪いところなども気になるところですね。まあもうしばらく悩むことにしましょうか。(笑)


2016年12月10日土曜日

AIMビルのフェア2016

今日は恒例の地元のオーディオ&ビジュアルフェアに行ってきました。
昨年に比べると今年は集まった商社・メーカーの数は減ったように感じますが内容的には結構濃かったかなとも思います。
視聴したシステムの感想を記しておきます。


SA-10(MARANTZ) → C-3850(ACCUPHASE) → A-70 → 800D3(B&W)

絶対的な性能は高い。特に中高域の解像度がすごくて一瞬ぞくっとしてしまいました。某評論家がマランツの試聴室で白のキャンバスではなくてガラスのキャンバスに絵を描いたようだと形容したそうですが色彩的な意味合いもありますが個人的にはガラスのように硬質な表現だとも思います。
802D3より寸法はわずかに大きい程度で重量も1.5kg増しということですが音は善し悪しは別にして結構違います。まずフラッグシップを先に出してから下位機を出すのが流儀としては正しいと思うのですがどうでしょう。これは別のオーディオ製品にも言えることですけどね。



HERITAGE SACD HE/P(ORPHEUS) → Illusion(KRELL) → Solo575 → Hailey(YG)

先のB&Wとは対照的に中域を中心に凝縮されたような音。パワーアンプのSolo575は自宅で視聴させてもらったことがあるのでこの濃密で空気感満載の音はなるほどなという感じです。
私はどちらかといえば解像度志向なのでこの傾向は私の望む方向でないことが再確認できました。とろんととろけるような濃密さは独特な魅力だとは思いますが。



PC → NADAC(MERGING) → XS PRE(PASS) → XI MK2 → M3(MAGICO)

マジコはQシリーズがMシリーズとして刷新されるそうです。随分アグレッシブに製品を開発するブランドですが音は他メーカーより頭一つ抜け出ているかなと思います。ものすごく反応が俊敏でサウンドステージが広い。ステレオなのにマルチチャンネルっぽい鳴り方をします。PCのファイル再生には懐疑的な私の耳でもこの音には参りました。
MCD550(McIntosh)を使ってCD再生も行っていました。打ち上げ花火の音を収録したデモディスクは面白かったです。



Firebird(DR.FEICKERT ANALOGUE) → 100(Burmester) → M9(DANIEL HERTZ) → M3

ダニエルヘルツ(マーク・レビンソン)が普及を目指して開発したコンパクトスピーカー。見かけと違い音は厚みがあって迫力があります。上で記したシステムで鳴らすのがパフォーマンスは一番良かったのですがプリメインアンプのM9はDACが搭載されていたりbluetoothで接続できたりするということで、iPADでファイル再生したり061(Bulmester)をCDトランスポートとしてCD再生したりもしてました。


映像のブースでは、ヤマハ、パイオニア、JVCのデモを体験しました。
一番の目的はJVCのプロジェクター DLA-Z1の映像が観たかったのですが午後のJVCの番が来るまでずっとSONYのVPL-VW535を使っていて待たされました。Z1の映像は素晴らしいですが4Kパネル搭載機の価格が高騰気味なのは少ししらけますね。高級機の割にVW535もZ1も調子が悪いみたいでスムーズなデモが出来ていませんでしたし。
ドルビーアトモスのデモをやっていますがスピーカーの頭上配置は今年はやってませんでした。この配置って一般家庭に導入する人いるのかな?とかなり疑問です。
ヤマハがデモで使っていた中島みゆきさんのライブBDが良さそうなので購入しようと思います。

2016年12月3日土曜日

SV650試乗

GSR750のFフェンダーを付け替えにバイク屋さんに行ってきました。
Fフェンダー側面に付いているホース固定用のブラケットが干渉してホイールを外さないとFフェンダーが外せなくて工賃が3200円かかりました。
うーんどこか抜けてる感じがSUZUKIらしいといえばらしい。

ついでなので展示車として置いてある新型のSV650を試乗させてもらいました。
GSR750の前にSV650(03)その前にSV400(98)に乗っていたので現行モデルには興味津々です。
それにしても過去ネイキッドタイプのSVは国内で全く売れなかったのによくネイキッド専用でSVを出したなというのがちょっと驚きでありSUZUKIらしいといえばらしい。

現行モデルはSVの後継というよりはGLADIUSの後継という方が正しいと思う。
スチールフレームや13Lという小さなタンクがその理由ですがコストを随分切り詰めてまとめたなという感じ。慣らし後のツーリングでは燃費29km/L行ったそうなのでタンク容量はそれほど問題ないかもです。

またがる前から一目瞭然ですが車体は小さいです。250ccにしか見えません。
またがってみると足つき性はGSR750の純正と同じくらい。カタログ値の785mmよりは高く感じるけど車体が軽く小さいので全く不安はない。
ハンドルはお店で変更されていますが元々高めですね。GSF750みたいな感じ。個人的な好みではSV650(03)の低く近いハンドルはベストポジションでした。

セルはクラッチを握らなくても回り一発でエンジン始動する。
エンジンはテイスティな鼓動が気持ちがいい。流しててもいいし加速も結構鋭い。暴力的な加速は無いけど回した分だけリニアに加速する感じ。
GSR750もそうだけどアイドル時ギヤを1速にいれるとエンジン回転が少し上昇する。
渋滞時の操作やUターンなどが楽ですね。

多分シート高を低くするためだと思うけどシートが板みたいでかちかちに硬い。GSR750のシートはネット上では評判が良くないみたいだけど個人的には全く問題ない。だけどSV650のこのシートは何か対策しないとツーリングはかなりきついと思う。店主はシートの皮の下に緩衝材を入れる予定だそうだ。

総合的にエンジン以外は上質感を期待できるマシンじゃないけれど乗りやすいし足りない部分をカスタムしていくのを前提にしたベース車としては良いマシンだと思う。