2017年11月4日土曜日

AIMビルのフェア2017

今日は地元小倉のオーディオ&ビジュアルフェアに行ってきました。
一度自転車で出て他の用事を済ませていると雨が降ってきたので一旦帰宅しバスで出直しました。夕方予定があったので比較的早めに切り上げました。
視聴したシステムの感想を記しておきます。



Concept(Clearaudio)  → 912(EAR) → V12 → LS3/5a(Falcon Acoustics)

スピーカーブランドの代表の方なのか片言の日本語を交えてプレゼンを行っていました。
しゃべっている内容は良く理解できませんでしたがどこかオーディオ好きに共通するナイーブな感性を持っている方だなと思います。
コンパクトなスピーカーをスタックして鳴らしてますがウエストレイクを思わせるような鳴りっぷりの良い音です。
最後にDENONのオープンリールデッキを使って再生してましたが以前音楽館で感じたのと同様オープンリールテープの音は素晴らしいと思います。アナログディスクのようなレンジの狭さは感じないしどちらかと言えば現代のファイル再生の感触に近い。ハイレゾのような薄さを感じないしコンシューマ向きの再生機器ではないけど音質は最上だと思う。



D&Mのデモンストレーション。
プレーヤーは Panasonicで型式不明 アンプは  AVR-X6400H(DENON) スピーカーはヤマハの9.2ch? プロジェクターは VPL-VW5000(SONY)
VW5000の絵は力強くて大変素晴らしいです。大型スピーカーを設置出来る人は特にうらやましくはないけどこのプロジェクターを設置出来る人は正直うらやましいです。

D&Mは自社のAVアンプでAuro-3dに絞ってデモを行っていました。
音の質感自体は大したことないですけどAuro-3dの処理は素晴らしいですね。
音場がかなり広い。特にデモで使ったクラシックオーケストラのソフトは映像の粗さは気になるのですがホールの広さが実感できるような圧倒的なパフォーマンスでした。対応ソフトはまだ世にほぼ出てないだろうけどアップミックスの効果だけでも素晴らしい。天井スピーカーなどおまけ程度の規格ですし対応しているプロセッサーが出れば導入したいくらいです。

ただシステムが不安定なようで大きな音が出た瞬間プロジェクターが落ちて30秒くらい映像が出力されませんでした。電圧の変動でエラーが出たのかもしれません。



D-05U(Luxman)  → C-700U → M-700U → DS-4NB70(DIATONE)

ダイヤトーンの新しい小型スピーカーは私が以前使っていた Peakconsult の  Incognito と形が似ていてどんな音なのか興味がありました。
実際の音はIncognitoよりも現在使っているムジークのRL940の方が似ています。

他の国産ブランドがソフトフォーカス気味な表現が多いのに対してこのスピーカーは音像をキリッとシャープに描くようなところがあり好みな音です。モニター調と言えるかもしれません。




Blackbird2(DR. FEICKERT ANALOGUE) → 型式不明 → 088(Burmester)  → 911mk3 → Amati Tradition(Sonus faber) 


ノアのデモンストレーション。いつものソナスの音です。



型式不明(fidata) → DSP-Vela(SFORZATO) → PMC-Circinus  → L1(CH precision) → 911mk3(Burmester) → Amati Tradition(Sonus faber) 

上のノアのデモからパワーアンプとスピーカーはそのままでプリアンプを替えてスフォルツァートのデモ。
正直自分の中ではファイル再生用のプレーヤーにマテリアルをつぎ込む必要は感じていません。古くからiPodのような超小型機器でその機能を持たせることができているし、オーディオ用NASとDACを直結すれば事足りるし、実際自分のシステムでもAVプリで実用になるファイル再生が出来ています。

スフォルツァートのシステムはそれとは逆にプレーヤーに思いっきり物量をつぎ込んだ製品。
プレーヤー部、電源部、クロック部と3筐体構成で250万。
音はファイル再生独特な感触を持ちながら先のアナログ再生の重さから完全に解放されたようなSN感と分解能の高さが出色です。

デモを行っている小俣氏もおっしゃっていましたがソナスのスピーカーではモニターとして正確な音の振る舞いを確認するのは無理でその点ではある意味相性の悪いシステムだと思う。分解能は高いのにちっとも生演奏っぽくは感じないですし。しかしこのエネルギーに満ちた再生音はオーディオ的な快楽に浸るには十分です。



三菱が去った後いつもSONYとJVCのプロジェクターしか視聴できていないので今回初参加のBenQには興味津々でした。視聴したのはHT9050
LED光源のDLPプロジェクターです。3840x2160画素と本物の4K2K
映像は色をきっちりとデジタルっぽい精密さで描くのが特徴でアニメ関係には相性がかなり良さそうな気がします。

ただ全白での色むらがやや気になるのと黒がJVCに慣れていると不自然に明るいですね。
プレゼンも慣れていないようでもう一つです。私はカラーブレイキングノイズは見えない方だと思いますが静止画でチラチラとノイズが見えました。

0 件のコメント:

コメントを投稿