2016(日本) BD-ROM |
出演:のん 細谷佳正
広島で暮らすすずは子供のころから絵を描くのが好きなのんびりした女の子。
第二次世界大戦下18歳のころに顔も知らない相手に嫁ぎ呉で暮らし始める。
戦中を描いた作品はそれなりにありますが悲惨さや暗さが後味として残り例え佳作であったとしても一度観てしまうともういいやとなる作品が多いと思います。高畑勲監督の「火垂るの墓」も観るにはそれなりにエネルギーが必要。
この作品は戦中を生きた人々の苦しさを描いたものに違いないですがどこかすがすがしくてもう一度と繰り返し観たくなるような魅力があります。
水彩画のようなタッチでかわいらしいキャラクターを動かしきれいだけどそれ程緻密ではない背景。
映像的には強いインパクトはないのですがそれとは対照的に人々の心情が強く印象に残ります。
クラウドファンディングで資金を集めたということからも作り手側が本当に自分の作りたいものを作ることが出来たんじゃないかと思います。
いろいろ謎が多いのもまた見直してみたいと思う魅力になっています。
例えば屋根裏からなぜ女の子が?毛だらけのバケモノの正体は?すずさんの子供は?など一度観ただけではよく分かりませんでした。(笑)
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