2008年9月29日月曜日

返り咲いたロッシ

MotoGP第15戦 日本GPでロッシの年間チャンピオンが決まりました。

このレースで3位以内ならばチャンピオン確定という条件でしたが、どうどうと優勝してのチャンピオン決定でした。
ロッシはGP歴代の勝利数でNO.1ですので誰もが認める天才です。

ホンダ時代はライバルが全く不在の状態で、例え予選のグリッドがビリの方に近くても本戦ではなんでもないかのようにトップに絡んできたり、あからさまに後続のライダーに前を譲っては抜き返すなど意のままにレースをコントロールしていました。

久しくチャンピオンを輩出していなかったヤマハに移籍しても、マシンにハンディキャップを感じさせながらも2年間はチャンピオンシップを守り抜きました。

しかし2006年シーズンは自滅するかのように最終戦で転倒することでチャンピオンを逃し、2007年はドカティのストーナーにまるで排気量が違うかのような決定的なマシンの差を見せ付けられ、ランキング2位につける事もできず惨敗でした。

体重が軽いペドロサなどのライバルに対抗するためか、もともと細身のロッシがさらに体重を削っている姿などを見ると痛々しくて「もうロッシの時代は終わってしまったかな」と私自身も思っていました。

ロッシのすごいところは自身のライディング・テクニックはもちろんですが、マシンを作る能力が極めて高いところだと思う。
ホンダ時代から予選の成績と本戦の走りが一致しないことが多く、常に本戦に照準を合わせてきっちりとマシンを仕上げてきます。

近年のヤマハはロッシを勝たせるためにものすごく努力していますが、マシンをセットアップする能力の高いロッシの力があってこそここまで戦闘力を高めることができたのだと思う。

勝利したときに見せるロッシの笑顔はやはり格別なのです。(笑)


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