2009年5月2日土曜日

オーディオと部屋の条件

オーディオをやっている人の部屋の条件は広さや構造など様々で、例えシステムが全く同じでも聴いている音は全く違うということは十分に考えられることだと思う。

オーディオをやるのにどんな部屋が最適なのか?という問いに明確に答えを出せるほどの経験値も想像力も持ち合わせていないですが、間違いなく効きそうな要素は床がしっかりしていて天井に高さが確保されているという2点です。

この2点からすれば部屋の広さはそれ程重要だとは思っていません。
例えば私の住環境ではほとんど家具を置いていない12畳の客間にポンと置いてあるサブシステムよりも、6畳の私の部屋に入念?に設置してあるメインシステムの方がもちろんずっとよく鳴っています。

しかし床の強度と天井の高さといってもコンクリートむき出しの地下駐車場のような空間ではとてもよく鳴るとは思えません。
例えば私が勤めている職場の工場は頑丈なコンクリートに覆われ天井高も10m近くあるような環境ですが、コンサートホールのような美しい響きとは真逆のどんよりした気持ちの悪い響きしか得られない空間です。

ステレオサウンド誌にもう何年も連載されている石井式リスニングルームは部屋の縦横比や音響の反射と吸音を交互に行う壁構造などを採用するもので、一般の住宅にスタジオのような理詰めの音響特性を持ち込むものとして評価できると思いますが分厚い吸音層を確保するために部屋の容積が小さくなるなど大きな弱点も持っていると思います。

オーディオをやっている人の多くが望むのは今現在システムを組んでいる部屋の音響を改善させることだと思いますし、それは自分も同じことです。

今回、和室の畳を一部フローリング化する手法は少ない変更で大きな効果を得るのに自画自賛ですが良い手法だと思います。
響きすぎることもなく、再生の奥行きがずっと増して表現の幅が拡大したように感じます。

釘の上にボードを載せていたときと違ってスピーカーの位置変更がやりやすくなったので位置をいじってみたのですが、元の位置がやはりベストで元の位置に戻っています。(笑)

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