連休中は技術の人間が3班に分かれてかわりばんこで熊本に行って作業を行います。
私の仕事はライン内のプレス機械の精度検査と精度だし。
仕事は順調に進めることができました。
工場はこの2週間で復旧がかなり進んでいて落ちた天井は自力でプラ段などを貼り合わせて手直しし、1メートルくらい動いていた自動機械を並べ直し修理や精度だしを待つ段階。
水道や電気も完全ではないものの工場ではほぼ復旧しています。
夜は地元の人間に手配してもらったホテルに泊まることができました。
ホテルは避難所になっていて初めて訪れたときはその非日常的な光景に圧倒されました。
ホテルでは5人で一部屋だけしか借りられず相部屋。
チェックイン時にはいくつかの項目が記載された書面にサインを求められました。
・ホテルの破損により負傷しても責任を求めない。
・シーツの交換はない。
・風呂やシャワーが使えないかもしれない。
・料金は一人○円頂く。
などですが実際はシーツは交換してくれましたし、大浴場の風呂もシャワーも避難者の後で使わせてもらえました。
地震で亀裂が入ったアスファルトの修復は終えていますが断層が盛り上がったようになっている箇所があります。
熊本ではよく見かける総菜屋の「ヒライ」を訪れても肝心の総菜が3割程度くらいしか置いてなかったり、コンビニの店舗が閉鎖されていたりするのを見るとまだまだ流通も完全回復には遠いです。
昼間作業をしているときにはさほど気にならないけど夜ホテルで寝ていてたまに「ドスン」という感じで突き上げられたり、「ユサっ」と横揺れが単発でくるのが現地ではやはり相当気になります。
布団の上で眠ることが出来ること、帰る家があるということがどんなにありがたいことか身にしみた旅でした。
閉鎖されているコンビニ |
避難所となっているホテルの駐車場 |
工場があるのは田園が広がるのどかな地です |
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