今期は3月に第1戦のみMoto2と3のレースが行われた後第2戦が行われたのは7月でした。全レース数も当初は20戦を予定していたのですが11月までかけて15戦で終わりました。コロナ禍で移動が制限されるため2戦以降はヨーロッパラウンドのみで2週続けて同じサーキットで開催されるレースも多かったです。フランスで1回だったか観客を入れたレースもありましたがほとんどが無観客でした。
・Moto3
チャンピオンはA.アレナス。彼はほとんどのレースで上位にからむ安定感が良かったですね。不運で巻き込まれの転倒リタイヤがあったりしなければもっと楽にチャンピオンになれたと思う。2年目の小椋藍が最後までチャンピオンを争い飛躍の年でした。後半に強いクレバーな走りがいいのですが前半の勝負所でトップに置いて行かれるようなところを克服しないと来季も苦戦するかなと思います。
・Moto2
チャンピオンはE.バスティアニーニ。Moto2は近年まれに見るくらい接戦でした。他の二人L.マリーニとS.ローズとこの3人は誰がチャンピオンになるか最終戦まで分からない展開でした。3人それぞれに長所と短所があって完璧でないところがもつれた一つの要因でしょうか。
開幕のカタールで今期移籍したKTMアジョでいきなり優勝して期待された長島哲太はその後低迷しランキングは下がる一方でした。チームとの契約も1年で終わり来期のシートを失いました。チームメートのJ.マルティンがMotoGPに昇格するのとは対照的です。・MotoGP
チャンピオンはJ.ミル。今年はSUZUKIファンにとっては夢のような年でした。1時期はミルとリンスがランキング1,2位を占めていた時もあり素晴らしい1年でした。
ペトロナスYAMAHAのF.モルビデリが意外と言えば失礼ですが活躍しました。F.クワルタラロを喰ってしまうような活躍です。KTMも躍進しましたねM.オリベイラやB.ビンダーが勝つとは誰が予想できたでしょう。ドカティのA.ドビチオーゾが今期限りでシートを失いました。彼らしいと言えばらしいのですが実績からしてあり得ない処遇ですね。V.ロッシは来期はワークスからサテライトのペトロナスYAMAHAに移ります。
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