ΩSACD2はディスコンになっていて市場には一台も残っていなかったそうです。
私が手に入れた機体はオーディオリファレンスの社長さんがプライベートで使っていたものを、ぶん取ってドルフィンで改造したものです。(笑)
中古ですが状態は非常に良く「新品同様」の品物です。
改造内容の詳細は教えてもらっていないのですが、見た範囲で分かるのは
1.脚部をEau RougeのインシュレーターER-SXに換装。
2.内部配線材(電源とアース?)を銀線に交換。
3.内部のアルミ板金プレート(ドライブ固定用?)をCFRPに交換。
というところ。2.3.に関しては内部を見たわけではないです。取り外したパーツが箱に同梱されていたのでそこから推測しています。
ΩSACD2はフェア会場で何度か聴いたことがあり、そのパフォーマンスの印象はいずれも良く、ΩSACDよりもむしろ良いくらいでした。
両者の違いは、ΩSACD2の音はエネルギッシュで濁りのない濃厚な音像で視聴者に迫るもので、それに対しΩSACDは粒子感のないきめ細かな情報量たっぷりの音でやや美化された音かなという印象です。
さてΩSACD2ドルフィンバージョンですが、自分の部屋で鳴らしてみた印象は両者の良いとこ取りをしたような感じです。
ΩSACD2の濃厚さはそのままに、空間表現の広大さや音色のリアルさなどを加味したような感じ。
プリアンプのCP-65と音色的に近いせいか、音の親和性というかまとまりは良いです。
SR-DVD+ER-DACに比べると表現の「余裕」が全く違い、肉付きのたっぷりした音像にハイエンド製品の風格を感じます。
ただ再生を続けているうちにだんだん音に血が通うようになってきていますが、まだ音のパフォーマンスは「借り物」の感が強いです。
「本当の実力」を発揮するようになるにはまだまだ時間がかかりそうです。
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