2007年4月4日水曜日

スピーカーケーブルのリニューアル3

Dolphin SP XP MkⅡ は未使用のまっさら状態で送られてきました。
シングルワイヤリングでジャンパー線はスピーカーに付属のものをつないでいます。

しかし、ER-SP333 AG BW(仮称) とつなぎ替えて出てくる音は最初から全く違うものです。

もちろんいい意味での違いです。
やや音量が落ちた感じになりますが、音楽のファンダメンタルの表現力が圧倒的です。

SP333にしてもオーディオ的には全く何の不満も感じないパーフェクトな能力を持ったケーブルですが、 XP MkⅡは音楽の詳細を表現するというよりはもっと大らかな演奏会場の空気の塊を表現するというような感じです。

ピアノの音は自分の部屋で鳴っている感じではなくあくまで録音されたその場所で鳴っている感じで鳴ります。
ボーカルも例えば薬師丸ひろ子の声は通常だったら柔らかい一本調子になるところですが、強弱・抑揚を意識して歌っているのが手に取るように分かります。

高域側端子につないでいるにもかかわらず、ウーファーの動きが今までよりも大きいです。
反面、今まで気にならなかったテープヒスノイズの音が聞こえるようになったソフトもあり、弱音の表現能力が驚くほど上がっています。

N岡さんがご自身のブログ(http://blog.livedoor.jp/naraoka7/)で4/4に語っておられる内容に通じますが、リスニングポジションを限定しないような大らかな鳴り方が大きな特徴と言えます。
部屋の外から聴いたらとても小型の2ウエイスピーカーが鳴っているとは思えないものです。

パソコンとAirMacを使って再生した音は感触こそは生音のような雰囲気が出ますが、情報を間引いただけの「なんちゃって生音」です。
本当に情報量を確保した上で得られる生っぽさこそが「本物」といえますし、一生をかけて追求すべきテーマといえるでしょう。

まんまとN岡さんの術中にはまってしまいましたが、このケーブルを返すことが出来なくなりました。(笑)

それにしても明日が投票日なので今日は選挙カーがひっきりなしにやってきて落ち着いて音楽を聴けない。(涙)


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