2009年7月29日水曜日

自動機の設計2

何年も自動機を設計していれば装置の実機を見れば大体の機構は読めるようになってきます。
だから装置の展示会や工場の見学などの場所では設計技術者に対しては装置にカバーをしたりしてなかなか実機を拝ませてもらえなかったりします。

苦労して作り上げたアイデアの結晶も「そういうものがある」ということが分かれば、ほんの少しのヒントで分かる人間にはキモの部分が分かってしまったりするのです。

自分が今一番覗いてみたいメカはATMの中味ですね。
よこしまな意味ではなくて純粋にメカ屋の興味からです。

装置を設計するのに100%ミスらないメカを設計するのってかなり難しいのです。
例えばコピー機に裏紙をセットして使う場合それなりの頻度で給紙に失敗するはずです。

ATMは多分10万回利用してもお札を数え間違ったりはしないはずです。
間違えると大変なことになっちゃいますし。(笑)
セットする段階である程度選別されたお札を使用しているとはいえ100%ミスらないお札の計数装置は自分には設計できないですね。

多分設計はもちろんのこと保守・メンテナンスの面でも完璧な運用がなされているのだと思います。
ゴムの微妙な摩擦一つで紙の扱いなんて簡単に変わっちゃいますからね。

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