2013年4月29日月曜日

国際会議場のフェア2013

福岡のオーディオフェアに行ってきました。
今日は天候が良く走っている車も適度に少なくて気持ちよくドライブ出来ました。
視聴してきたシステムの感想を記しておきます。





Vivaldi CD/SACD Transport(dCS)  → Vivaldi DAC+Vivaldi Clock → PHANTOM(KRELL)  → MOMENTAM  Mono(DanD'Agostino)  → BL10(LINDEMANN)

dCS のシステムはアップサンプラーも展示してありましたがトランスポートでアップサンプリングを行っていました。自分にとってdCSはこの大げさなシステム構成の通り経験上最高のプレーヤーメーカーです。その送り出しシステムのパフォーマンスをリンデマンの小型スピーカーは小型故のメリットを生かして空間に溶け込むような自然な再生を行っていました。





Vivaldi CD/SACD Transport(dCS)  → Vivaldi DAC+Vivaldi Clock → PHANTOM(KRELL)  → MOMENTAM  Mono(DanD'Agostino)  → S1(MAGICO)

スピーカーのみをマジコの新型に変更して視聴。Qシリーズの製品と似た感触の鳴り方ですがQ3やQ1と比べると音が薄く魅力を感じないですね。Q1は自身欲しいと思ったくらいですがSシリーズは私には合わないようです。




KLIMAX DS/K(LINN)  → jubulee preamp(OCTAVE)  → MRE220 → Coax90.2(PIEGA)

音場が広くどこかお風呂場で歌っているような包囲感が特徴。何を再生してもオルガンの演奏を聴いているような気がしてきます。




PD-171(LUXMAN)  → CL-38U  → M-800A  → DC10A(TANNOY)

昔からオーディオをやっている人が再生音を聴いてもっともオーディオらしい音と納得できるシステムじゃないかと思います。特におもしろいところはないのですが奇をてらったようなところがなくまじめに普通のバランスで鳴っています。




Eidos 36U(GOLDMUND)  → Mmesis 27.8  → Telos500  → Micro Mrtis

ちっちゃくてもフルムンドシステム(笑)。ボリュームを欲張ることは出来ないし音像も箱庭的ですがムンドらしい華やかな再生が出来てますね。




Vivaldi CD/SACD Transport(dCS)  → Vivaldi DAC+Vivaldi Clock → PHANTOM(KRELL)  → MOMENTAM  Mono(DanD'Agostino)  → Sonja1.2(YG ACOUSTICS)

生意気言ってるみたいでなんですがYGのスピーカーがようやく音楽を再生できるようになったかなと思います。よく聴けば芯の部分が固くてもっと伸びやかに鳴って欲しいとも思うのですが音楽を楽しめる表現が出来るようになってきたと思います。



D1(CH Precision)  → C1  → CRESCENDO(VIOLA)  → FORTEⅡ → PURE System MKⅢ(AUDIO MACHINA)

オーディオマシーナやクレッシェンドはアルミブロックを削りだした筐体ということもありアルミらしい奥ゆかしい表現が出来るシステムです。広い会場ですが音のエネルギーが強く体に音圧をもろに感じます。ただこの大味な表現とゴーレムみたいなデザインのスピーカーは好き嫌いがはっきり分かれそう。



映像コーナーでは三菱とSONYのデモを体験しました。
三菱はやはり3Dソフトの再生ではSONYの4Kプロジェクターよりも完成度が高いと思います。
SONYの4Kプロジェクターのデモではネイティブ4Kのコンテンツも再生していたのですがデモソフトのせいか今ひとつ2Kとどこが違うの?という感じでした。


スクリーンは150インチのシネスコサイズ。迫力はあるのですが最前列の席ではどうしても粗さが気になってしまいます。


廉価なコンセントプレートが欲しかったので会場でジョデリカのコンセントプレートを購入しました。


見た目の質感はいい感じなのですが最近のコンセントプレートってホントにプレートなんですな。コンセントに取り付けると壁との間に3mmくらい隙間が空きます。

2013年4月28日日曜日

社長島耕作15

弘兼憲史さんの島耕作シリーズは課長の頃は全てを読んでいませんでしたが部長以降とヤングからは全て購読しています。

最新刊は社長が15巻で係長は3巻が発売になっています。


元来このシリーズはプライベートではいい女たちとよろしくやりながらサラリーマンとしてばりばり仕事をする島さんの姿を描く作品でしたが最近は実際の世の中の流れに合わせそれを先読みするような作品展開が目立つようになってきました。

社長の15巻では尖閣諸島に関する中国との攻防をシュミレートするような内容になっていて個人的には大変楽しめる内容でした。

実際にこの問題に向かい合う政府や企業のトップの人間達がこの作品に登場するキャラクターたちを上回るような働きをしてくれると一日本国民として安心なのですが。

2013年4月27日土曜日

SHAKTI On Lines

オーディオ・アクセサリー SHAKTI On Lines をバイクで使ってみました。
以前にも一度やったことがあるのですがその時は燃費が著しく悪くなったのですぐに取り外しました。
しかしオーディオに効果があるのならバイクにも好影響があるはずと思い直して再度チャレンジというところです。


結果だけを記すと
・バッテリーのプラス線とマイナス線ではプラスの方が顕著に変化が出る。
・どちらの方がより良いかというとマイナスの方。
つまりSHAKTIを使わない方が私にとってはより良いということです。

使うと出力特性がマイルドになり乗りやすくなります。山道をそれなりに攻めた走りをしてみればアクセルを開けやすくバイクを自在に操れる感がありますがパワーやレスポンス自体はやや落ちます。
私の好みからすればタイヤが滑ったとしてもレスポンスが鋭い方がおもしろいですね。
以前燃費が著しく落ちたのはスロットルをぱかぱか開けるようになったからだと思います。

改めて家の分電盤の中でSHAKTIを使っていないビジュアル系のラインで使ってみると、映像も音声もノイズ感は減り観ていて聴いていて気持ちの良い再生になるのですが音でいえば中域を中心に音が整えられる感じで両端が丸くなりボリュームも抑えられるように感じます。

悪くいえばフィルターがかかったような感じで澄んだ音を出すCROSS POINTのケーブルの良さが削られるようでよろしくないですね。
ということで使っていたSHAKTIは全て取り外しました。


音や映像、はたまたエンジン特性が暴れて困るという場合には使うと有効なアイテムだと思います。


2013年4月20日土曜日

デジタルケーブルのアップデート

ケーブルを導入しても普通のブランドならアップデートなどほとんどやらないと思いますが座間ドルフィンと付き合っていると結構ありますね。

2月に導入したデジタルケーブル(http://moticent21.blogspot.jp/2013/02/blog-post.html)に本来使いたかったプラグの納品がずいぶん遅れてしまったようで今回アップデートという形で対応してくれました。


CROSS POINT の XP-IC SE/RCA で使っているプラグのCNT複合銀メッキバージョンですね。

このケーブルを接続するのはBDレコーダーとAVプリアンプ間ですが私のBDレコーダー BW970はRCAデジタル出力端子がCNT複合銀メッキ品となっているのでこのプラグとの相性は抜群といえるでしょう。

先に使っていたケーブルと比べるとより澄んだ音でひずみ感のない緻密な表現力です。
CROSS POINTのケーブルはその音の感触から私は勝手に「クラウドケーブル」と名付けていますが縁取りを感じない雲のような自在な表現力に加えてCNT複合銀メッキが入るとより写真のようなリアリティが加わります。

そして不思議なのですがデジタル音声ケーブルをアップデートしただけなのにプロジェクターから投射される映像も立体感が増しより写実的な表現に変わったように感じます。
BDレコーダーやプロジェクターは使用してもう何年か経過しているわけですがそれが陳腐化することなく今でも映像にはっとさせられるのは気のせいではないと思います。

2013年4月14日日曜日

三文未来の家庭訪問

庄司創さんの短編コミック集「三文未来の家庭訪問」が発売されました。


私が月刊アフタヌーンを購読し始めたのは2008年からで、最初に買った号で付録についていた四季賞受賞作品集で大賞を受賞していたのがこの本の標題にもなっている「三文未来の家庭訪問」という作品でした。

その作品を読んでアマチュアのレベルを遙かに通り越しているレベルの高さに感動したものでした。
アフタヌーンは4ヶ月もすれば捨ててしまいますがその最初に付いてきた四季賞の冊子は今でも捨てられずにとってあります。


庄司創さんは最近アフタヌーン誌上で「勇者ヴォグ・ランバ」という作品を連載してましたが不発に終わりました。
個人的には相当期待していたのですが中盤以降やや説得力に欠ける展開だったかなと思います。

氏の作品の素晴らしいところはバイセクシャル的な美しいキャラクターとSF、哲学、社会学的な考察が独特なセンスで描かれるところですね。
次回作を強く期待したいところです。


2013年4月7日日曜日

インタコのリセットとコンセントボードのリニューアル

AVプリアンプ HP-5509 とパワーアンプ 850 とを接続するインターコネクトケーブルをRCA-XLR仕様からXLR-XLR仕様に変更する。

HP-5509 と サブウーファー Basis13K とを接続するケーブルも同様の変更を行う。

ということでそれぞれ CROSS POINT の

XP-IC/XLR SE 5m(2本セット)とXP-IC/XLR SE 6m(1本)となって帰ってきました。


ついでにコンセントボードの新製品 XP-BD/PS SE も送ってもらいました。

SACDプレーヤとAVプリが接続してあるコンセント(XP-PS FLARE LIMITED)のボードをこれと交換します。
この部分のコンセントはラックに固定してあるためラックの音が支配的になりコンセントボードの違いはあまり出てきません。


左が XP-BD/PS SE で右が今まで使ってきた HR-BZ/PS(EauRougeのER-BZ/PSと同等品?)。

コンセント取り付け用のねじ穴が浅くて今まで使っていたCROSS POINTのスペシャルねじが使えないのは困りましたが取付用のねじが同梱されているのでそちらを使って取り付けました。

音の差はやはりあまり出ないのですが分解能は HR-BZ/PS の方があるように感じるものの音の密度や品位といったところは XP-BD/PS SE の方が上のようです。

取り外した HR-BZ/PS はパワーアンプのコンセントに使いローテーション的セッティング変更でサブウーファーのコンセントまでボードが行き渡りました。



フロントLR、サブウーファーのインタコケーブルが XP-IC/XLR SE で統一された恩恵は素晴らしくコネクタの仕様をRCAやXLRで悩んでいたのが非常に些末なことに感じられます。

今回はXLRでRCAの音に近づけるために製作者さんには一つ工夫していただいたようです。
やはりこのケーブルの力は格別ですね。澄んだ音が飛びだしてくる快感はやはり他のケーブルでは味わえない独特なものだと思います。


2013.4.20
コンセントボード XP-BD PS SE のねじ穴の不具合は初期出荷分だけでその後は改善されたようです。

2013年4月6日土曜日

ミクパ2013

3月にWOWOWで生放送されたミクパ2013を観ました。


ついに初音ミクのライブをWOWOWの放送で観ることが出来るようになったのは単純にうれしいことです。

ミクパ2012のBDを観てそれ程間がないので比べてみると両者の違いがよく分かります。
2013の方はステージの設定がさらに凝ったものになっていて歯車や石柱のようなオブジェが設置されています。

そしてこれは問題なのですがスクリーンの背景を積極的に見せるようにしているため肝心のミクの姿が薄味で体が透けちゃったりしてます。
一部明るいシーンでは幽霊のような存在感のなさです。

WOWOWの放送は音量レベルが低くBDより10dbはボリュームをあげる必要があります。
2012のBDのできと比較してしまうと映像も音声もライブ番組というよりは中継放送という感じで物足りないですね。

背景を凝った割にはスクリーンの存在感が目立ってます。2段目のスクリーンに柵のようなものがあるのも少し興ざめ。
「激唱」の時の上昇の動きなどは不自然で昨年の感動にはとても及ばない。

良かった点はミクの新曲ですね。2012はロック色が強いと感じましたが今年は「Letter Song」などバラード曲にも力を入れてきましたね。
リンやレン、ルカなどその他のキャラクターたちの登場タイミングをばらけさせて観客を飽きさせないような工夫も良かったと思います。
(個人的にはカイトとメイコはいらないですけどね)

2013年4月3日水曜日

インタコのリセット

XP-ICのRCA-XLR版を使うとフロントLRスピーカーからノイズが出る問題が発生したためXP-ICを外してしまいました。

サラウンドチャンネルのFlight TWO+CM1でこのケーブルを使ってみると通常使っているアンバランスケーブルよりはノイズが出ますが微々たるもので実用上は問題にならないレベル。

BOULDER 850+InCognito でのみ実用上問題になるレベルでノイズが発生します。
BOULDERのアンプにRCA-XLRなんて変則的な接続の仕方が不可なのかInCognitoの性能が高くてノイズを拡大させて出力しているのかよく分からないところです。

仕方がないのでインタコは仕様をリセットしてXLR-XLRに変更することにします。
ついでにサブウーファーのケーブルもXLR-XLRに変更します。


メインチャンネルのインタコがなくなったのでサラウンドチャンネルを使ってCDを再生したりして遊んでますがB&WのCM1(SE)はなかなかに鳴りっぷりがよくてゴージャスに鳴ります。

低域の量感が多すぎるくらいでもこもこしてるのとどこか鼻をつまんで声を出しているのようなもどかしさが私にはB&Wのスピーカーが好きになれない理由ですがサラウンドチャンネルとしてAUDIAのアンプで鳴らしたら不思議とInCognitoと音色が揃う感じです。


メインチャンネルに以前使っていたオルトフォンの8NXをつないでCDを再生してみるとダイナミックな鳴り方でこれはこれでおもしろい鳴り方だなと思います。
XP-ICのような洗練されたリアル志向ではないですがオーディオ的にはこんなおもしろい鳴り方だったんだなと再認識した次第です。

2013年4月1日月曜日

さようならMさん

今朝初めて知ったのですが、昨日職場の直近の上司が亡くなりました。
先週の月曜日に検査のため大学病院を訪ねたのですがそのまま緊急入院となり、一週間も経たずに他界されました。51歳です。

入院するまで毎日顔を合わせ普通に会話をし、仕事をしていたあの人が死んでしまうんだなという感じでもう一つ現実感がわいてこないですね。

Mさんとは上司と部下の関係になったのはまだ2年ほどですが私が入社してからいつも隣の様な部署にいたのでよく知っている間柄です。
同じメカ設計担当で15年くらい前には二人でチームを組んでひとつの装置を開発したこともありました。

その時の装置は難易度が高く結局うまくいかずに現場で使われることはなかったのですが、もし私が今現在その装置を設計するとしたらどういう形にするだろうと時々感慨にふけることがあります。

この2年の間でも私が処理に困っている案件を相談するとちょいちょいとアイデアを出してくれて簡単に解決できたこともありました。

口ばかり達者でたいした仕事をしない幹部はたくさんいますがMさんは実力をもった本当に今の職場の柱となる人でした。

もうあの毒舌や外し気味のギャグを聞くことも挨拶で声をかけることも出来ないのですね。
Mさん本当におつかれさまでした。