ダメジン
2006(日本) WOWOW |
出演:佐藤隆太 市川実日子
ホームレスの3人組の前に「ゴールデンチャイルド」と名乗る金色の男が現れインドを目指すように示唆する。
作中で「ムードがある」というセリフがありますがこの作品のことを言い得て妙な表現だと思います。
こういうどこか芸術とコメディの狭間にあるような作品結構好きです。ロードムービーだし。
若おかみは小学生!
2018(日本) WOWOW |
出演:小林星蘭 松田颯水
事故で両親を失った小学生の女の子は祖母がやっている旅館で暮らすようになる。
生きていた人と別れ、死んだ人と出会う不思議な物語。この上なく不幸な境遇である主人公だが関わる人たちがそんなことを思いやってくれるとは限らずある意味すごくドライな作品です。生老病死は避けて通れない絶対的な苦しみではあるがそれをどう処理するかはその人のセンスなのでしょう。できればスマートでありたいものです。
劇場版 幼女戦記
2019(日本) BD-ROM |
出演:悠木 碧 早見沙織
前線で帝国魔道部隊を率いて連勝するターニャ。敵の連邦軍に友軍として参加している新兵にターニャを父の敵(かたき)として復讐に燃える女性がいる。
TVシリーズなどでこの作品のことを知らないとたぶんこの映画作品は楽しめないと思う。
「劇場版」の難しいところでファン向けに割り切った内容にするか、一般に通ずる作品として仕上げるかは思い切りが必要だと思う。
それを踏まえていても正直物足りない感はあります。内容的にもクオリティ的にも。好きな作品なので厳しめの感想です。
君の膵臓を食べたい
2018(日本) WOWOW |
出演:高杉真宙 Lynn
病院の受付ホールで拾った「共病日記」を見たことから同級生の女の子が接近してくる。
「泣き」を強く意識した物語ですがあざとさはなくて自然に引き込まれる作品です。正反対の性格の二人が実は相性が良いというのは実際はどうだか分かりませんがあり得なくはなくてなるほどなとも思います。タイトルの意味は作品を観るまで全く予想できなかったですが少しゲテモノっぽいイメージで損をしているような気もします。
日日是好日
2018(日本) 日本映画専門チャンネル |
出演:黒木華 樹木希林
茶道を習い始めた女子大学生。茶道と共に歩む人生を描く。
「にちにちこれこうじつ」と作中では読んでいました。樹木希林さんが出演している映画はたくさんありますが正直あまり好きな作品はなかったです。いつも自然体を感じさせる樹木さんですがこの作品はどこにでもいるようなおばさんでありながらどこか達人のような雰囲気がよく出ていて素晴らしい作品だと思います。黒木華さんの出演作品は「リップヴァンウィンクルの花嫁」以来ですが独特な存在感のある役者さんですね。大学生から40歳くらいまでの幅を違和感なく演じる演技力は素晴らしいです。
ANEMONE/交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション
2018(日本) WOWOW |
出演:小清水亜美 山崎樹範
数十億人が犠牲となった人類の敵と戦うためにアネモネは魂を敵の内部に転送しアバターで敵内部を破壊する任務を負う。
TVシリーズを観たことがなくてエウレカセブンを観るのはこの作品が初めてです。テンションの高い状況下でアネモネがあっけらかんとしている様子がなんだかなごみます。作画と音楽のクオリティがかなり高いですね。物語を完全に理解することは出来ないのですが作品世界を気持ちよく堪能することができました。
blank13
2017(日本) 日本映画専門チャンネル |
出演:松田コウジ リリーフランキー
ふらりと家を出て行った父親が13年ぶりに余命幾ばくも無い状態で見つかる。
70分程度の短めの作品です。
葬式を見ればその人の生前の偉大さが分かる。。。というものでもないのかというところでしょうか。
幼い頃にキャッチボールをしてくれた父親よりも彼の代わりにキャッチボールをしてくれた母親の姿の方が個人的には強く印象に残りそうだなと思いました。
眠狂四郎 勝負
1964(日本) BSプレミアム |
出演:市川雷蔵 藤村志保
たまたま狂四郎と知り合いとなった勘定奉行は実直な性格から敵が多い。
脚本ははっきり言って破綻していると思うのですがこの時代の時代劇はいろいろな意味で見所が多くて楽しめます。この作品を観ていて思ったのは狂四郎はどうやって生計を立てているのだろうとかあの髪型は誰がどうやってセットしているのだろうとか些細な疑問が次々に現れます。まあそれだけ登場する回りの素浪人どもは風体がみすぼらしいのですよね。
モニタリング
2017(オーストリア) WOWOW |
出演:フリッツ・カール カタリーナ・ローレンツ
金融会社に勤めるエリートの男が「ライフ・ガイダンス」の管理下に入ることを通告される。
どこかクールで空々しい近未来の世界が舞台。合理化を追求すると人間はロボットのようになり人間らしさを演技しなくちゃならないのか。物語を追うというよりもその独特な世界を味わうという感じがどこかデビット・リンチ監督作品に通ずるところがあります。主人公が暮らす家や登場する自動車のデザインなど未来的な造形も楽しめます。
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