Moto3:
チャンピオンはL.D.ポルタ。
Moto3クラスは近年成績上位のライダーごっそりMoto2にステップアップするため本命不在のリセット状態で始まるイメージ。
今年は日本人ライダーが二人優勝したこともあり日本人ライダーの活躍が目立ちました。
D.ポルタはライダーよりもマシンが早いという感じでした。逆に鈴木竜生はマシンが遅いなと見ていて感じます。
Moto2:
チャンピオンはA.マルケス。
今年はエンジンがHONDAの600ccからTriumphの765ccのワンメイクに変わりました。
マルケスはMotoGPで走る兄のマルクと共に2度目の揃っての兄弟チャンピオンです。
しかも来期はアレックスがMotoGPに昇格し兄と同じレプソルホンダ入りが決定しています。
アレックスは昨年までは決勝レースでの空回りが印象的でしたが今シーズンは中盤に連勝して強さを見せつけました。終盤はいつものようにKTMが調子を上げてきてB.ビンダーの強さが印象的でした。ビンダーも来期はMotoGPに昇格します。
MotoGP:
チャンピオンはM.マルケス。
今期のマルケスは特に強かったです。GPが19戦行われたこともあり前人未踏の400P越えをやってのけました。一度だけリタイヤがありましたが残りは全て1位と2位ですからつけいる隙がないですね。
ルーキーのF.クワッタハッホが才能を開花させたようなパフォーマンスでした。Moto2で勝ったレースはぶっちぎりでしたが条件が揃わないと力を発揮しないような印象で総合成績もぱっとしませんでした。しかしMotoGPでは予選ではマルケスを押さえて度々ポールをとり決勝でも終盤までマルケスと競るシーンが多かったですね。来期はワークスと同じマシンが彼には提供されるそうです。
J.ザルコがKTMとの契約を破棄し途中でレースを辞めたのは残念でした。ザルコの行動は以前からどこか短絡的なところがありもったいないなと思います。
最終戦の前にJ.ロレンソが引退を発表したのもとても残念でした。今年まだ32歳ですが今年入ったレプソルホンダで獲得ポイントがわずか25Pということで全くモチベーションを感じないシーズンでした。考えてみるとM.ドゥーハンも大けがが元で34歳で引退してますのでやはり速さだけではなくて大怪我をしないことが長くGP界でパフォーマンスを発揮するこつと言えるでしょう。
ロレンソのライディングスタイルは現役のGPライダーでは個人的に最も憧れるスタイルでした。古くはD.ビーティーやL.カダローラのようなまるでツーリングしてるみたいな余裕のあるきれいなコーナリングが好きですね。
第7戦でロレンソが背後からA.ドビチオーゾに追突したことから多重クラッシュになりました。
第12戦でA.リンスが今期2度目の優勝。前回アメリカズではマルケスのリタイヤの結果とも言えたのですが今回はマルケスと最終コーナーまで争って堂々の勝利。今期マルケスとバトルをして競り勝ったのはドビチオーゾとリンスの二人だけですね。SUZUKIファンとしては最良の日でした。
ザルコはKTMを降りた後、中上の代役として第17戦からHONDAのマシンで参戦してきました。
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