2008年5月5日月曜日

カイバ

最近、魅力のあるアニメーション作品に出会える機会が増えてうれしい。
WOWOWで放送中の「カイバ」もそう。

湯浅政明監督作品は理屈抜きに眺めているだけで楽しめるような、どこかアニメーションの原初的な面白さを表現している。
とにかく右脳を刺激される感じ。

カイバはキャラクターが手塚氏や赤塚氏を髣髴させるような「なつかし・かわいい」キャラなのですが、内容的にすごくえぐいものを含んでいてそのギャップに戸惑わされる。

3話目の「クロニコの長靴」は特にそう。
無垢な魂の持ち主(クロニコ)がそうでないものの餌食にあっさりと処理されてしまう様子は涙を誘う暇すら与えない。
彼女の長靴に付いている歯型の正体はもう知ることもできないのかな。


藤子・F・不二雄氏の漫画作品で、人間の姿・形にそっくりの異星人が食肉として牛そっくりの異星人に捧げられる運命を栄誉として受け入れる話があります。
少年漫画的な絵世界で描かれる「えぐさ」って私は何だかいつまでも記憶に残りそうなくらい印象が強いです。

私は「ドラえもん」もなかなかドライな作品だと思ってます。(笑)


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