2009年6月29日月曜日

ΩSACD2のリヤパネル交換4

この近年、私のオーディオシステムはセッティングを何か変更してもその結果を把握するのに時間がかかるようになって来てます。

3週間くらい前に交換したΩSACD2のリヤパネルもその通りで、先週まで可能性は感じるものの両方のスピーカーの音がばらばらに聞こえて定位が変だったり、音色も伸びきらずこれだったら以前の方が良いところも多くあるなあという感じで鳴っていました。

しかし昨日の夕方くらいからやっと再生にまとまりが出てきたようで満足のいくパフォーマンスを発揮してくれてます。
音の出方がすごく軽く、両方のスピーカーが一つの有機体になったようにまとまりのある音像が描けています。
まとまりがあり奥行きがすごく深くなめらかな表現。

低域の表現力がすごくよくなってます。
ぼんぼん鳴るわけではなくて低い周波数の音が風が吹くように湧き出てくるという感じです。

過去の経験では機器の天板をCFRP化するよりも効果はずっと大きいです。
CNT複合銀メッキヒューズよりも得られるものは大きいくらいなのですが、これは今まで積み重ねて来たトライがリヤパネルの改善で一気に開花したのかもしれません。

とにかく今は何を聴いても楽しい状態ですね。


カリオストロの城 サントラ CD

写真は「カリオストロの城」のBDではなくCDです。
(BDも持ってますが)

今まで持っていなかったので先月手に入れたのですが内容の充実度に大変満足しています。
映画作品を最初から最後まで追いかける形で、使われている楽曲はほんの短いものまで全て網羅されている感じです。

もう一つ素晴らしいのは録音です。
盛大にノイズが入っている曲も多いのですが音楽を生き生きと生々しく再生してくれます。

ジャズをベースにされている大野雄二さんの楽曲の完成度は非常に高いものだと思います。
この作品の5年後に製作された久石譲さんの「風の谷のナウシカ」のサウンドトラックが出来損ないといってもいいぐらい完成度が低いのとは対照的ですね。
こちらも完全版を作り直して出して欲しいくらいですけど。

カリオストロ家の結婚式のシーンで使われたバッハのオルガン曲は華やかでおめでたいはずの結婚式のシーンを、式後のクラリスの将来の厳しさを暗示するものとして子供心にすごく印象に残った曲でした。
優れた映画作品に優れた音楽は必要条件なのです。


2009年6月27日土曜日

夜のお勤め

この何ヶ月間か仕事が忙しく、今月から月に1~2回は1週間単位で夜勤を勤めるようになりました。

学生の頃アルバイトで夜勤の経験はありますが、この10年くらい平日は朝は6時前に起床して夜は23時前後に就寝する生活のリズムが身についているので、1週間単位とはいえ生活パターンが12時間ひっくり返ってしまう生活は結構しんどいです。

朝帰宅して食事をとり風呂に入って寝ようとしても明るいのでなかなか寝れないもんですよね。
少し寝たと思ったら昼くらいには暑くて目が覚めますし。(笑)

単純な作業なら夜間でもできますが設計するのは集中力が持たないです。
設計といってもただ単に図面を仕上げるだけならまだいいのですが、アイデアをひねり出さなければいけない内容だと無理ですね。
気付いたら寝ちゃってます。(笑)

某ハイブリッド・カーの需要がおとなしくなるまでこの状況が当分続きそうです。

2009年6月21日日曜日

リヤサスについて

写真はSV650のノーマルリヤサスです。
バネの線径が太く、スプリング上部の径が小さくなっています。
全体的にしっかりと作ってあり重量は2.8kgあります。

ナイトロンと比べると野暮ったい作りです。
(コストの制約があるので当たり前なのですが。)
ナイトロンは手に持った感じでは500gほどノーマルより軽いです。

国内モデルと違ってヨーロッパからの逆輸入車のサスペンションが固めにセッティングしてあるのはライダーの体格が日本人に比べて重いことと、ハイウエイを二人乗りで150km/hくらいで巡航するのを考慮してのものです。

そのまま日本国内を一人乗りで走れば多くの人は固いと感じるはずです。
オーリンズなどの海外製の社外品サスペンションは当然に固くて、国内モデルのバイクでサスペンションを交換すると車高はかなり上がって固くなるはずです。
国内モデルに乗る人の多くはサスが柔すぎることで悩んで付け替えるようで単純に固くなると満足することが多いようです。

ナイトロンのいいところはスプリングをライダーの体重に合ったものを組んで出荷してくれるところでしょうか。
乗ってみた感じも初期加重時はノーマルよりも柔らかくて、踏ん張るところはしっかりと踏ん張り動き自体がしなやかです。
自分のライディングスタイルにも合ったもので満足度は非常に高いですね。

代車でショップから借りていたGSF750はリヤサスをGSF1200のものと換装して半年くらいの状態でした。
SVと比べるとサスが「ボヨンボヨン」に感じるくらい柔らかく、加重をかけた状態でも腰が無い柔らかさが持続される感じです。
人によってどちらを好みに感じるか分かりませんが、そのくらい国内外のモデルには差があるということです。


2009年6月20日土曜日

SVの足回り変更3

SV650のサスペンション関係の作業は完了し、車体を受け取ってきました。

バイクにまたがっただけでも作業前と後では大きく違っているのが分かります。
まず車高が高くなっています。高さは新車時の高さと同じくらいでノーマルサスがただ単にへたっているだけでしょう。
(ノーマルリヤサスとナイトロンは取り付け長さの寸法は同じです。)
初期の沈み込みが柔らかくて軽いです。

走らせてみると路面を滑るようなというと大げさですが感覚としてはそういう感じで、タイヤが路面に吸い付くような感じが強くなっています。
ノーマルサスペンションは初期から加重をかけた状態までほぼ同じような感じで固いのですが、リヤサスのナイトロンは初期加重時には柔らかく、加重をかけた状態ではノーマルと固さは同様ですがサスの動作がしなやかでバイクをコントロールしやすいです。

ノーマルがどんな加重状態でも動作が大雑把なのに対してナイトロンは固さと柔らかさを必要な局面でうまく使い分けるという感じでしょうか。

WPのフォークスプリングはネットの評判などを見るとノーマルよりかなり固いようで、ショップの方でも油面高さを推奨値より5mm下げてセッティングしてあるそうです。
私が乗ってみた感じでは特に固さは感じませんでした。
挙動がノーマルよりも掴みやすくハンドルをフルに切ってのUターンもやりやすいです。

細かな点はこれからセッティングを詰めていきます。
ナイトロンのスポーツシリーズのリヤサスは伸び側・縮み側のダンパー調整は個別でなく一体式ですが23段階で調整できるようです。(ノーマルサスはスプリングのイニシャル調整のみ)
現在はハードな方の上から10番目の位置になってます。(デフォルトは8番目)

フロントフォークはイニシャルを最弱状態にしています。
さらに弱くしたい時はオイルを抜いて油面を下げることになります。


クラックが入っていて交換を余儀なくされたスイングアームですが、K4型のスイングアームも問題のパイプ部分の肉厚はK3型と同じで違うのはブレーキキャリパーの取り付け部が簡素化されているだけでした。
なぜクラックが入っていたのかは謎のままです。

ちなみにSV650のスイングアームはアルミ製で、ダイキャスト製のアーム部分をピボット部のパイプと溶接で接合しています。
この溶接部分はかなり強力な溶接ですがパイプは肉厚が4mmくらいしかありません。
スイングアームは手に持ってみると軽いです。体感で3kgくらいしかありません。


2009年6月13日土曜日

SVの足回り変更2

SV650のサスペンション関係の作業は順調に進んでいるかと思いきや重大な問題が発見されました。
スイングアームのシャフトを通してあるパイプ状の部分にクラックが入っているとショップから連絡が入ったのでした。

写真は片側ですが反対側にもさらに大きなクラックが入っています。
このまま乗り続けたら多分クラックは徐々に成長してスイングアームが脱落してしまうかもしれません。

バイクの使用状況や過去の転倒歴を考えてみてもスイングアームに異常な負担をかけたとは考えにくいのですが、ショップからスズキに問い合わせた回答ではクレーム扱い(リコール)の対象にはならないというものでした。

納得がいかないのですがこのままクラックの入ったスイングアームを使い続けるわけにはいかないので自費で交換となりました。
私のSV650はK3型ですがパーツリストを見るとK4型ではスイングアームはわずか1年でモデルチェンジしています。
寸法関係は全く変わらないようなのですがどうしてでしょうかね。

もちろん交換するのはK4型です。
(パーツ代:\45,900 税別)

スズキのクレーム対応は基本的にユーザー側(ショップ側)の意見をほとんど聞き入れることはなく、門前払いが基本のようです。
以前グース250に乗っていた時にアイシングの症状で悩んでいたのですが、直接福岡のスズキとやり取りをしても話が平行線で要領を得ませんでした。

バイクを4台、4輪を1台スズキから新車で導入しているのですがこういう対応をされるとさすがに腹が立ちますね。


2009年6月11日木曜日

ΩSACD2のリヤパネル交換3

完成した形はこんな感じ。
端子やスイッチの表示が何もなくなってしまうので一応最小限テプラを貼って表示してます。

自分としては音を出さなくても実物を眺めているだけで何となく顔がにやけてきてしまいます。(笑)
カーボン素材ってやっぱかっこいいですね最高です。
値は張りますけど。

肝心の音のパフォーマンスは一言で言えばS/Nがあがります。
自分としては十分ノイズのない再生はできていたと思っていたのですが、CD(SACD)の中にまだこんだけ埋もれていた音情報があったんだなという感じです。

付けてすぐは「荒れ」や「うすさ」なども結構気になりますが基本性能の向上は十分に体感できます。


2009年6月9日火曜日

ΩSACD2のリヤパネル交換2

ΩSACD2の背面プレートにはIECインレットや電源スイッチ、入出力のコネクタはもちろん入出力関係の基板まで取り付けしてあります。

純正のプレートはL字型をしていてCFRPで製作する図面を書くのにL字をどう処理するのかが今回は一番の課題でした。

結局、天板を取り付けるためのブラケット部を別の部品としてステンレスの板金で製作しています。
この板金も基板の取付けやデジタル出力のコネクタとの干渉を避ける必要があるため複雑な形状になってしまいました。

CFRPの穴加工を節約するため、イーサネットなどの通信用のコネクタ基板は取り外しました。

背面プレートの取付けには特に予想外の問題は発生せず、順調に作業を終了できました。
仕事ではなく趣味でモノを作る時間は本当に楽しい時間です。(笑)


2009年6月8日月曜日

ΩSACD2のリヤパネル交換

注文していたΩSACD2の背面プレート用の部品が揃いました。
板金の部品は注文してから1週間ほどで出来上がったのですが、CFRPの部品は3ヶ月半くらいかかりました。

板金の部品はネット上で注文を受けてくれるところに手配したのですが、仕事上付き合いのある工場に比べるとかかった費用は2~3倍くらいで仕上がりは並程度でした。

CFRPパーツに関してはドルフィンの奈良岡さんに図面を送って相談したら3種類の仕様で見積りを出してくれたのですが、金額に大きな開きがあったので最も廉価な仕様でお願いしています。
(最初に自分がリクエストした厚さ2mmの24t仕様の綾織タイプです。)

特に希望納期は告げていなかったのですが、時間がかかったのは混んでいるとか製作が難しいとかいうわけではなく、単に放置されていただけのようです。
出来上がった品物の品質には全く不満がなくむしろ大満足なんですが、趣味の製品とはいえもう少しやる気や誠意があればいいのになと思います。


2009年6月7日日曜日

ツーリング200906

今日はバイクでツーリングに行ってきました。
午前中は今にも雨が降り出しそうな天気で(実際ぱらっと少し降りました)寒かったのですが、昼過ぎくらいには晴れて暑くなってきたかと思ったら夕方くらいはまた曇ってきて寒くなりました。
変な天気でしたがどうやら場所によって天気に大きな違いがあったようです。

行き先は阿蘇方面なのですが、天気に迷いながら美味しい蕎麦を食べてぐるっとバイクを走らせて早めに帰ってきたという感じです。
熊本方面に走りに行って夕方6時前に小倉に帰ってきたのは過去例がなかったと思います。
今回は途中パトカーに止められるというハプニングがあったりしてなかなか得がたい思い出?ができたツーリングでした。
(走行距離:443km)

今日の走行メンバーは、

・GSF750: マシンを微妙にセットアップさせてあるようで貸してもらって乗ってみるとハンドルのポジションや足回りの感じが随分変わっていました。

・ZR750: 久々にバイクに乗るそうで、今日のツーリングの目的には彼女のリハビリも含まれているそうです。

・FZS1000: 現役の白バイ隊員です。ライディングスタイルはジェントルそのもので無駄な動きがありません。今日は他にも交通取締りの管理職の方が参加する予定だったようで(来なかったのですが)違法改造をしているメンバーは出走禁止になったそうです。(笑) 

・バンディット400V: ベルギー出身の白人男性。私より年下なのに日本のバイクについてはなぜか古い車種のことまですごく詳しいです。

・XJR1200: 下関から参加しています。なんだか以前よりやせたように見えます。これから梅雨に入ることですしバイクのさびを気にしていました。


2009年6月3日水曜日

UFC98

UFC98で行われたライトヘビー級のタイトルマッチで挑戦者のLYOTO・MACHIDA選手が勝ち、チャンピオンになりました。
LYOTO選手は総合での戦績が14勝無敗ですが相手のチャンピオン ラシャード・エバンス選手もこれまで無敗の選手です。

LYOTO選手はUFCでもう5、6勝してますのでタイトルマッチに臨むのは遅いくらいです。
前回の試合でも無敗のブラジル人同士の試合で圧勝してますし、今回もまるで危なげのない試合内容でチャンピオンを決めました。

伝統派の空手出身者で総合で活躍している選手は珍しく、他にはチャック・リデル選手がいます。
彼の場合は多分剛柔系の流派だと思いますがかなり変則的なスタイルで、空手家としての実力は未知数でした。

対してLYOTO選手はきれいな松濤館(しょうとうかん)スタイルで、空手家としても一流の選手だということが分かります。
加えて相撲のブラジル選手権でチャンピオンになったこともあるそうで組んだ時の力強さ、駆け引きも一流だと思います。

唯一の弱点はスタミナかなと思っていますが、彼の相手にいいところを全く出させない試合のスタイルの前では特に大きな問題にはならないような気がします。

伝統派の空手に対しては「実践的ではない」といわれることがありますが、彼の活躍はそれを否定する証明として十分なものだと思います。

例えばフェンシングはポイントの取り合いで実際に相手を倒す種目ではありませんが、動きの早さ・正確さは相当にレベルの高いものです。
伝統派の空手にも同じことが言えて、相手から打撃をもらった時の打たれ強さや単純なパワーではフルコンタクト系の空手に及びませんが、相手から打撃をもらわずに先に有効打を打ち込む技術はずっと上です。(異論はあると思いますが)