2018年12月24日月曜日

今年を振り返って2018

オーディオ&ビジュアル趣味について今年を振り返ってみると大きなトピックはやはりサラウンドスピーカーをムジークのRL940に替えて7.2ch構成になったことです。
言葉にして書いてみるとマイナーな変化に感じますがパフォーマンスのアップはかなり大きいです。影響力の大きさで比較すると元々無かったセンターchを追加するよりも大きいですね。クオリティではセンターchが一番大事だというのに異論はないですが5chを同一スピーカーで揃えた効果は予想以上でした。

音の良さについては個人の感性に左右される部分が大きいと言われますが
・情報量の多さ ・ダイナミックレンジの広さ ・音像の立体的表現 ・音色のリアリティ の項目くらいは客観的に優劣を決めていいと思います。音色はともかくその他の項目に関してはマルチチャンネルを詰めていくと確実に良くなっていくことが確認できて面白いです。私が使用しているAVプリアンプの能力をまだ全然使いきれていなかったことも自覚しました。

今年は他には部屋の響きの改善にコツコツと取り組んだり100Vの分電盤からコンセントまでの配線をやり替えたりなど地味な取組をやっていました。
結果として部屋の響きや電源、設置などオーディオ&ビジュアル環境のベースになる部分に穴はなくなったと思っています。部屋の響きに関しては角材1本の影響でも音が死んでしまうのを体験できました。やはり部屋もオーディオシステムと同じで設計通りに作ってしまえば終わりとは行かずに音を聴きながらの調整は絶対に必要ですね。完璧とまでは行かないまでもなかなかなパフォーマンスは発揮できるようになりました。

来年からの目標はサラウンド環境でフロントハイトスピーカーを追加して9.2chにすること。理想はムジークでスピーカーを揃えたいところですがB&Wのパッシブスピーカーをチョイスする方向もあり悩みどころです。ムジークとB&Wは音は全然違いますがエフェクトスピーカーとして使用した場合はあまり違和感を感じません。やや乾いた感じのムジークに潤いのようなものが付加されるようなところもあるのですが厳しく見れば音が曇ってしまうとも言えます。

それから8K/4K放送にも対応したいところですがとりあえずパナソニックからUBZ1の後継になるようなレコーダーが発売されないことには前に進めないかなと思っています。今年の年末に出るかと思っていたのですがパナのレコーダーのフラッグシップが不在の状態というのは登場以来初めてなんじゃないかな。
プロジェクターはまだ当分様子見ですね。なんだか高価な割に必要なスペックを全て満たしている機種がないような気がするんですがどうなんでしょう。まああまり欲張っても高価な機種は買えないんですけどね。(笑)

今年はオーディオ評論家の菅野氏が亡くなりました。私は直接彼と会ったことはありませんが「ステレオサウンド」誌を読み始める少し前に彼の「レコード演奏家訪問」の連載が始まったように記憶しています。ステレオサウンド誌はもう読むのをやめて久しいですが彼が誌面から消えてこの雑誌は終わったように感じます。名実共にカリスマと呼べる評論家が立派なシステムを組んでいるオーディオファイルのお宅を訪問するこの企画とハイエンドオーディオの新製品をきれいな写真で紹介するのがこの雑誌の価値だと思っていました。今ではハイエンドオーディオそのものにもあまり興味がなくなってしまいましたが。

私事ですが私の父も今年に亡くなりました。母もこの10年来廃人同様の有様で家族が衰え朽ちていく様を見ていて自分自身の人生の終盤も嫌でも意識せずにはいられません。
私は保守的な性格なので新しいことを始めることはそうそう無いですが今まで続けてきた趣味を理由なくやめてしまうことはないです。
オーディオ&ビジュアル趣味に関しては今過去最高に充実している状態です。この趣味に限らず最初は誰かに引っ張ってもらった方が効率よくある程度の高みまで上れますが、ある程度レベルを上げるとそこから先は自分自身と向き合っていかないと進めないかなと思っています。残りの人生でどこまで行けるか分かりませんがまあマイペースで進んでいこうと思います。

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