2018年12月16日日曜日

今年観た映画作品2018その3

ジャングル キンズバーグ19日間の奇跡
2017(オーストラリア/コロンビア) WOWOW

監督:グレッグ・マクリーン
出演:ダニエル・ラドクリフ トーマス・クレッチマン

ボリビアの奥地で知り合いジャングル探検に旅立った4人。一人が歩けなくなりリーダーは引き返すことを決めるがメンバーが反対し急造のイカダで川下りをすることになる。



実話であることがオープニングでクレジットされます。4人のメンバーの葛藤と成り行きが一つの見所ですが優柔不断な主人公がジャングルでだんだんたくましくなってくる様子も面白いです。音声がドルビーアトモスで製作されているみたいでジャングルの中で獣や虫に包囲される感が良くでているんじゃないかと思います。


ラーメンヘッズ
2017(日本) 日本映画専門チャンネル

監督:重乃康紀
出演:富田治

千葉県松戸市のラーメン屋さん「中華蕎麦とみ田」を中心に日本トップのラーメン屋さんを密着取材するドキュメンタリー作品。



作中でも言われていますがいわゆるラーメンの名店は店舗が小さくて行列が出来る。
私は行列が出来るような店には絶対に行かないのでこんな評価の高いラーメン屋さんには一生縁が無いと思いますがこうしてドキュメンタリー作品を通して未知のお店のことを知ることが出来るのは面白いですね。
やはりこの道を究めている達人らしくラーメンのことばっかり考えて生きているのが作中を通してよく分かります。
ラストに仕上がったとみ田10周年の200杯限定ラーメンはどんな味なのか想像が尽きないですね。


事件
1978(日本) 日本映画専門チャンネル

監督:野村芳太郎
出演:永島敏行 大竹しのぶ

山林の中から女性の遺体が発見される。殺人事件と断定し容疑者として19歳の青年が逮捕される。
事件の公判が始まり様々な証人が出廷し事実が明らかにされていく。



殺人事件の真相が法廷を通して次第に明らかにされていくミステリーであり登場人物たちの人物像が深く掘り下げられていく物語でもあります。
ただ被告となった青年の優柔不断さが事の発端のような気がしてどうにも彼を同情する気になれないですね。
弁護士役の丹波哲郎さんと検事役の芦田伸介さんがすごく重厚でいい演技だなと思います。現代では居ないタイプの名優ですね。


グレイテスト・ショーマン
2017(アメリカ) WOWOW

監督:マイケル・グレイシー
出演:ヒュー・ジャックマン ザック・エフロン

貧しい生い立ちを経て大人になり意中の女性を手に入れた男。
彼には何かを見せることで人を喜ばせる大きな仕事をしたいという夢がある。



個人的にはミュージカルは苦手です。何の前触れもなく踊り出したら頭のおか。。。となってしまってもう一つ楽しめないのです。ただ「ブルース・ブラザーズ」だけは別格ですが。
この作品はミュージカル作品ですがあざとさを感じず自然に映画作品として楽しめました。
オーディオ&ビジュアル的に繰り返し視聴したくなるような洋画作品としても久しぶりな作品と言えます。


3度目の殺人
2017(日本) 日本映画専門チャンネル

監督:是枝裕和
出演:福山雅治 役所広司

河原で殺人を犯し死体を燃やした男が逮捕される。彼を弁護することになった弁護士は彼と接見するうち様々な違和感を感じる。



彼が何を考え、いや何か考えているのか最後まで分からないところがミステリーな作品です。表現しているテーマは複数あると思います。この世には生まれてこなかった方が良い人間がいるのか。司法制度の欺瞞。そして人間のやさしさとは。などです。後味としても微妙な後味でどう自分の気持ちを整理していいのかよく分からない作品ですね。

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