2006年12月30日土曜日

今年を振り返って2006

今年もあと残すところ一日のみ。
昨日から自分の住まいの大掃除を行っている。

今日は主に所有しているディスクと書籍の整理を行った。
私は物をコレクションする趣味はないので、置いておくスペースがなくなってきたら不要なものをピックアップして処分することに決めている。
映画鑑賞日記のように場所を取ることがなければ手放すことなく貯めておけるのですが。

年間に購入するディスクの枚数はせいぜい30~50枚程度だと思う。
それでも年を追うごとにいつのまにかディスクが増えてくる。
とりあえず今日は20枚ほど処分した。


一年を振り返ってみて、趣味の分野で印象に残った事柄を挙げてみよう。

・ホームシアターについては
  
プロジェクターを新調したことで画質が大幅に向上したこと。
一般的にはエントリー機の位置付けになる機種ですが、実際使ってみての表現力には不満が全くなく、技術の進歩による恩恵をただありがたいと思うだけです。
画質についてはデジタルカメラの進歩に関しても感動しました。



・2輪については

21世紀に入ってからずっとチャンピオンの座に君臨し続けたバレンティーノ・ロッシがとうとうタイトルを逃してしまったこと。

今年はデジタル放送に切り替えたおかげで、途中からMotoGPの放送を鑑賞することができました。
今年を最後にF1入りを噂されていたロッシですが、マシンの不調だけが原因とは思えないリザルトだと思います。

特に最終戦のレースはタイヤのミスチョイスだけではあんな転倒の仕方はありえないかなと思います。



・格闘技については

UFCのネタですが、安定して勝ち続けるだろうと思われたチャンピオンが3人敗れたこと。
1.アンドレイ・アルロフスキー 2.リッチ・フランクリン 3.マット・ヒューズ

最近の総合系格闘技界の全体のレベルの高さは素晴らしいものです。
特に打撃系出身の選手が寝技に対応できるようになれば、総合の試合では有利に試合運びができることが証明されていると思います。

2006年12月29日金曜日

職場の人と忘年会

今日(どうでも良いですが正確には昨日)は仕事納めということで職場の有志の皆さんで宴会を設けた。

いつもは参加者の住まいの地理的な理由から黒埼で宴会をやることが多いのですが、今回は私が幹事なので私の強引な裁量で私の地元小倉で行いました。

もつ焼きともつ鍋が美味しいお店なのですが、参加者からは口をそろえて「うめぇ~」とおっしゃって満足していただけたようでした。
みんなの反応を見て私も満足な一夜でした。


2006年12月24日日曜日

代車のAX-1

SV650は車検のついでに不調を直すため長期入院してしまったので、代車としてAX1を貸してもらいました。
このバイク、街中を下駄代わりに走るには最高に使い勝手が良い。

とにかく軽くて足つきも良いし、交通の流れをリードできるだけの最低限の瞬発力はもっているし、軽い林道走行もヘッチャラという感じでまさにオールラウンダー。

こんな良くできたモデルでも不人気車のまま姿を消していったマシンなんですよ。
ああもったいない。

唯一の弱点はこの個体だけなのかもしれないが、一発目の始動性が激悪なこと。
燃料の吸い上げが弱いようで、一晩間を置いただけでセル5発くらいはエンジンがまともにかからない。


2006年12月19日火曜日

DVDトラポのカバーCFRP化

プリアンプ CP-65のカバーをCFRP化して1ヶ月半ほどたちました。
最初の3週間くらいは可能性はすごく感じるものの、音が伸びきらないまどろこしさや嫌な音色も出していて一旦元のアルミカバーに戻してみようかしらと思ったこともありました。

しかし3週間を過ぎた辺りからは、破綻したところはなくなり音が伸びきってくるようになりました。
特に、まるで音楽のレイヤー(階層)構造が噴出してくるような圧倒的な空間的表現が素晴らしく、オーディオ的な微細なスペックをほとんど気にすることなく音楽を聴くことに没頭できるようになりました。

聴くCDがあれもこれも優秀録音盤に聴こえて困ってしまいます。(笑)



そんなこんなで今回はDVDトランスポート SR-DVDの天板と側板をCFRP化しました。
ゴールドムンドの製品はまるでいじってもらうことを前提としているかのようなシンプルな作りなので、天板や側板の図面を書くのは簡単です。
CP-65と違って板同士をつなぐ部品を考える必要もありません。

CFRPの仕様はCP-65と同じ厚さ2mmで、弾性率24tと60tのハイブリッド仕様です。
寸法はCP-65のときに比べて2/3に満たないのですが、材料の定尺の関係で金額は同じでした。
もともとSR-DVDはコンパクトで軽いのですが、今回のCFRP化でさらに推定300gくらいは軽くなったかな。

少しだけDVDとCDを再生してみましたが、絵に関してはデジタルハイビジョン放送のような高精彩さではなく、絵画的な方向で色に奥行きが感じられて魅力が深まったのを感じました。

音楽は音の反応が軽く速いという感じで、機械が再生しているというイメージからますます乖離していきます。
低音の雄大さと弱音が染み出してくるようなふるやかさも感じられます。
今後の一ヶ月間が楽しめそうです。


2006年12月8日金曜日

千葉出張

昨日と今日の2日間は千葉の幕張メッセで行われるセミコンに参加するため出張してきました。
2年前に参加した時は日帰り出張で大変でしたが、今回は日頃の行いが良いせいか(?)1泊2日で行ける許可が会社からおりました。

泊まったのは浅草橋なので今日は早めに宿を出て浅草を散歩がてら観光してきました。
浅草は個人商店のたたずまいが昔の名残を残していて、田舎者の私でさえも何か懐かしい町の雰囲気を感じました。
新しい流れに逆らう頑固さのようなものを感じる町です。
もちろん良い意味でですけど。

その後セミコンはさっさと済ませて、秋葉原に寄って来ました。
秋葉原はなんともいかがわしくて素敵な町です。(笑)

「萌え」のお店はさすがに恥ずかしくて入ることができませんでしたが、ビルがまるごと「大人のおもちゃ」のお店には後学の為に突撃してきました。
欲しくなるようなものは置いてませんでしたが。(笑)

後はラジオセンターで少々戦利品をゲットして帰路に着きました。



余裕の旅のつもりだったのですが疲れました。。。。しかし地元でおいしいとんこつラーメンを一杯頂くと旅の疲れは一発で吹っ飛んで行きました。


2006年12月5日火曜日

さだまさしベスト CD

デジタルリマスタリングと聞いてどういう音のイメージを持つでしょうか?
私の経験ではゲインが上がってエネルギッシュになったように感じるものの、なんだかのっぺりしてて音質的には別に良くなってないなあと感じることが多いです。

さだまさしの「ベスト デビュー30周年記念リマスター盤」は良い意味でそういう期待を裏切ってくれたCDです。
とにかく演奏が生々しく、そこで歌ってくれているようなイリュージョンを味わうことができます。

活動期間が長い氏ですが、私の中でもっとも印象深い曲は小学生の時にジュークボックスから流れてくるのを聴いてしびれてしまった思い出のある「関白宣言」です。
当時の音源とは違うのかもしれませんが、今改めて聴く関白宣言はかなり印象が違いました。

当時は重低音に任せて迫ってくるような音に引き込まれましたが、今では歌っている人の姿が見えるような「空気感」の表現に大きな魅力を感じます。

このCDの魅力はもちろん音だけではなく、「歌」そのものの素晴らしさの方がより大きなものといえるでしょう。
日本人に特有の人情で心に迫ってくるかと思えば、コミカルな内容で笑わせてくれる。
ライブ録音のものも何曲か含まれていますが、氏が本当にライブを楽しんでプレイしているのがよく分かります。


2006年12月3日日曜日

バイクの人と忘年会

今日(正確には昨日)はバイク仲間との忘年会に参加した。
AV関係の趣味には自分と同じくらいの情熱を傾ける友人は皆無なので、「バイク馬鹿」といえるほどの仲間と馴れ合える機会をもてるのは幸せだと思う。

この「バイク馬鹿」達は筋金入りの馬鹿ばかりで、20年ほどバイクに乗り続けている私でも太刀打ちできないほどの猛者ばかり。
昔レースでブイブイ「言わせていたのに空き足らず私をオフロード走行の世界に引きずり込もうとご執心な者や、今現在白バイに乗るために特訓真っ最中な者まで熱いやつばかり。

宴が終わって岐路に着く時見上げた月は満月ではないものの、おぼろな形が美しい素晴らしい月夜でした。

2006年11月26日日曜日

教育について

思い起こしてみれば、私が自分の将来の進路を具体的に意識しだしたのは高校3年生になってからでした。
具体的といってもなんとなく機械を設計する仕事に将来つけたらいいなという程度のことです。
そして今現在の私の仕事は機械の設計屋なので自分の志望した通りの進路を歩めた幸福なケースといえるかもしれません。

TVのIQ関係の番組を見ていて右脳と左脳どちらのタイプの特性なのか試しにテストしてみたら、私の場合右脳と左脳のバランスが取れているようで点数にほとんど差がつきませんでした。
学生時代を思い出してみても、科学技術などに対する興味はもちろんありましたが同時に文学作品などの本をたくさん読みました。
高校までの学科の成績は理系科目よりも文系科目の方が若干得意でした。


今世間では「教育問題」に関して話題に事欠かないようです。
いじめの問題、学校が履修単位をごまかしていた問題、教育改革の問題等々。。。

持論を述べれば、現在の教育で最も足りない要素は「世の中のしくみ」についてきちんと教えないことだと思う。
人間が生きていくのに必要な衣食住がどのような仕組みで成り立っているのかということ。

例えば、自分が口にする食べ物がどのような過程を経て自分の口に入ってくるのかきちんとイメージできる人がどのくらい居るのだろう。
食肉の加工現場などは見学するには刺激が強すぎるので、中学生以上を対象にするべきだが義務教育の間に衣食住の基本的な仕組みくらいは具体的に学ぶべきだと思う。

そうでないと「世の中のしくみ」の中に介在する人達の存在を感じることができず、自分の存在の座標軸を見失ってしまうと思う。
例えば捨てたごみを片付けている人の存在をイメージできればむやみにごみを捨てるようなことはできないはず。

自分がどうして生きているのか(生かされているのか)理解できないまま育ってしまうとその人個人の生き方、統べては社会や文化なども良い方向に成長することはできないだろう。

自分の力がどんな所で生かせるか、生かしたいのかを自分自身が活発に見つけることができるようにしてやるのが教育の目的であるべきだ。


そして教育は学校でのみ行われるものではない。
子供よりもまず先に親や教師の方を教育した方がいいんでないだろうか?というケースがあまりに多すぎる。
昔は。。。という言い方は好きではないのですが、今現在の大人たちに教育の問題を扱うのは荷が勝ちすぎるのかも知れませんね。

2006年11月18日土曜日

健康に悪い?作品

時々、観ていると気分が悪くなって観続けることができなくなる映画があります。
面白くない作品は最後まで観ずに途中で止めますが、そうではなく作品自体は良くできているのですが体調が悪くなって観れなくなってしまうのです。
その時の気分や体調とも関係があるのかもしれませんがはっきりとした因果関係は分かっていません。

以前一度そうなったのは塚本晋也監督の「バレットバレエ」という作品。
そして今日再びそうなってしまったのは、白石晃士監督の「ノロイ」。

何か根本的に私の健康に悪い作品なのかもしれません。

2006年11月11日土曜日

O君の来訪

今日は職場の後輩O君(21歳)が遊びに来てくれました。
彼とは映画や漫画の趣味が合うところがあり、いつもそんな話ばかりして盛り上がっています。

彼は普段、音楽はカーステレオや携帯型プレーヤーで聴き、映画は14インチのテレビで観るとこのこと。
「オーディオはカーステで十分っすよ」とおっしゃる普通の若者です。

今の私のシステムの音はプリアンプカバーのCFRP化のエージングがまだ途中で潤いに欠ける所があり、ベストとはいえない状態で彼が私のシステムの音をどう評価するのか若干心配でした。

しかし、「カーステではボリュームを上げてもうるさくなるだけで、こんな鳴り方は絶対しない。」とか、ロックをかけると「熱い!熱いっすよ~」を連発し、バラードをかけると心地良さからか「眠い!眠たくなってきましたよ~」を連発していました。(笑)

とりあえず喜んでもらえて有意義な時間を過ごせたようでした。


余談ですが彼は卓球で全国大会に出場したことがあり、映画の「ピンポン」を見せたら(既に観たことはあるのですが)突っ込みどころ満載なようで、「あのフォームで球はあの角度では飛ばない」とか「あの形ではラケットを握ることもできないよ」とかいろいろ突っ込みをいれてました。(笑)

2006年11月5日日曜日

プリアンプの筐体変更

プリアンプCP-65のアルミ製コの字形天板をCFRPのパーツに取り替えました。

CFRPのパーツは私が書いたマンガ絵をドルフィンに送って製作を依頼しました。

部品は天板と側板を分割してCFRPで製作し、職場で手に入れたPP(ポリプロピレン)の端材を仕事の合間に加工した部品を使って天板と側板を連結しています。(組立図参照)
CFRPの仕様は、弾性率24tのものをベースにして表面のみ60tの素材を用いた複合タイプで厚さは2mmです。
織り模様は平織り。

壁コンセントやタップ、DACなどの比較的小サイズの箇所にはすでにCFRPを使用しその効果も確認済みなので、機器自体の筺体にCFRPを用いれば音質の改善効果は間違いないと期待しての交換です。
プリアンプはメインのシステムはもちろん、デジタル放送やエアチェックした番組を鑑賞するのにも使用しますのでシステムの中では要の機器といえるでしょう。

天板交換後の音は経験のない方には想像がつきにくいと思うのですが素晴らしいものです。
音の空間的な表現の制約が伸びるのと、微妙なニュアンスの表現が向上します。

映画の台詞のニュアンスが豊かになるため役者の感情表現のようなものが以前より手にとるように分かるようになりました。


2006年11月4日土曜日

KMMビルのフェア2006

昨日と今日とMAXオーディオが主催するAV製品展示即売会に行ってきました。
2日間で延べ10時間以上居ていろいろなシステムを視聴しました。
昨日は全体的に音が悪かったのですが今日は機器が環境になじんだのか随分ましになっていました。

中でも特に印象に残ったシステムをあげると、


 820(リンデマン)→830(リンデマン)→ストラトス(ホブランド)→SYSTEM8(ウィルソン)

今までウィルソンのスピーカーには、迫力はあるもののどんよりした低音がスピーカー周辺にまとわりつき、こもった音に聴こえあまりいい印象はありませんでした。
今日は低音がどんよりしているのはまあいつもと同じですが、空気感の表現が大変素晴らしく、部屋の空気を満たすような一体感のある鳴り方をしていました。

音色も最初のうちはもう一つだったのですが鳴らし続けているうちにだんだん良くなり、リアリティのある再生でした。
ホブランドのアンプとウィルソンは相性が良いのかもしれません。


番外ですが、spiral grooveというメーカーのアナログプレーヤーの音が強烈で印象に残りました。
とにかく音の支配力が強く、どんなシステムに繋いでも彫りの深い音像で視覚的な表現をするプレーヤーです。
難点としてはすごく音の緊張感が高く、聴いていると疲れる音なところです。(笑)
私が聴いたのは前段は全て、ライラのフォノイコライザーとダートジールのプリアンプを組み合わせていました。
プレーヤーだけを581i(ワディア)に代えたら、すごく甘い音に感じられました。




映像の方では、フルHDを歌ったプロジェクターを4機種視聴しました。
価格の差が2機種を境に随分あるのですが、映像を見たらその差が納得できました。
私が気に入ったのは昨年と同様ビクターのD-ILA機です。
映像に独特な力強さのようなものを感じます。


2006年10月28日土曜日

日本ハムの日本一

プロ野球の日本シリーズは日本ハムが中日を4勝1敗で下し幕を閉じました。
日本ハムは細かいことをあげれば他にもたくさんありますが、本拠地を北海道に移したことが大躍進した一番大きな理由かなと思っています
躍進するチームの裏では経営の情熱を失って消滅してしまったチームもあるわけでその明暗の差が感慨深いです。

さて昨日の新庄選手の記者会見を見ていて、最初の給料で買ったグラブを17年間愛用していたということを聞いてジーンとしてしまいました。
派手好きな彼が自分の一番大事にする道具だけは大切に使い続けていたというのが少し意外だったからです。


今年も我が愛するホークスは惜しいところで日本シリーズに出場することができなかったけど、結果が残念とは思っていません。
昨年のロッテといい、今年の日本ハムといい素晴らしいプレーで野球を盛り上げてくれましたので。

ひとつ野球に対する取り組み方で苦言を言いたいのですが、グラウンドでつばを吐く行為を絶対に止めて欲しい。
もともと外人選手と監督に特有のものだったのですが、最近はホークスの日本人選手でもやっている人がいて非常に不快です。
子供が同じことを真似したらどう思うのだろうか。

私は大学生の頃はもっぱら道場で空手道の練習に励んでいました。
道場には神棚が祭ってあり神聖な場所として使うのが当たり前でした。
野球ではグラウンドが武道で言うところの道場にあたる場所だと思います。
少なくとも日本人にはその場所を神聖な場所として使って欲しいと願っています。

2006年10月22日日曜日

ツーリング0610

今日は熊本県阿蘇方面へバイクでツーリングに行ってきました。
今年はバイクが不調であったり、天気に恵まれなかったりでなかなかツーリングに行く機会に恵まれませんでしたが、今日は絶好のツーリング日和。
今回のツーリングの大まかな目的は、裏道のテクニカルなルートを攻略することと帰りに耶馬溪で紅葉を見ること。

全体的には快適で素晴らしいツーリングでした。もう年のせいか路面が粗くて狭い山中のルートを攻めるような走りはあまり楽しめなくなってきましたが。(笑)
(走行距離:422.6km)

今日のメンバーは

・DR-Z400SM
 (ツーリングリーダー。さすがにこれだけ走ると尻が痛くてたまらないようです。(笑))
・VTR
 (紅一点。見た目と違って走りは硬派なかわい子チャン(死語)。)
・ZZ-R400
 (彼と走ったのは今日が初めてです。私のバイクより30kg程重いのですが走りは軽快です。)
・SV650(03)
 (マイマシン。ツーリング中はアイドリングが不調であったり、ドンつきがあったりと調子が今いちでした。)
・ZR-7S
 (事故から完全復活しての参加。事故は相手が100%悪いそうで事故成金な彼です。(笑))
・CBR600F4i
 (失業中な彼はスポーツジム通いで肉体改造に励んでいるようです。)
・GSX-R1000(03)
 (ツーリング中にも携帯電話で仕事の話をしている働き者さんです。(笑))
・XJR1200
 (大分に住んでいるのでツーリング途中で合流しました。古株のメンバーさんです。)


2006年10月21日土曜日

ソフトボール大会06

今日は職場のソフトボール大会。
参加チーム数は90チームくらいかな。3会場に分かれてトーナメント形式で争われる。
勝ち抜いたチームは1つの会場に集まって決勝までが行われる。

私のチームは1回戦8-4で敗退。
私は1番・キャッチャーで出場。
3打数1安打。

(参加チーム数は全然違って41チームでした。10/24)

2006年10月9日月曜日

静電気除去器

CDやDVDのディスクを新規に手に入れた時、再生する前に必ず行う「儀式」を持っているマニアな人は結構いると思います。

私の場合は、PAD SHEERという液体クリーニング液で洗浄し、アコースティックリヴァイブ RD-2という消磁器で処理をします。

どちらも私は一定の改善効果を認めています。

しかし今回はRD-2に代わる品物を探して アナログラボ Plus100 という静電気除去器を導入しました。
アナログラボは香港のメーカーらしく輸入元はカインラボラトリージャパンとなっています。

RD-2は製品の説明も含めて理解不能のブラックボックスになっていますが、Plus100はディスクをセットしボタンを押すとディスクが緩やかに回転を始め、除電針が3分半くらいかけて移動し処理が完了します。
除電針はディスクの読み取り面すれすれの所を移動します。

音質の改善効果は前者の2つの傾向とは違うもので、前者2つはどちらかと言えば音の刺激的な部分を抑えつつ弱音部分のニュアンスが豊かになるような傾向でしたが、Plus100は音の枯れた部分がなくなり一音一音が明快に色彩豊かになるような感じです。
ちょうど病気だった体が完治しすっかり健康を取り戻したかのような爽快な音になります。

DVDビデオに関しても音は改善しますが、映像の方は私の目には変化は分かりませんでした。

欠点をあげると、
 ・処理時間が長いところ。所有ディスクが大量にある場合は結構な作業時間になると思います。(笑)
 
 ・作りが安っぽいところ。すぐに壊れてしまいそうな怪しさがあります。(私の個体は内部のプラスチックの板が最初から割れてました。)
 
 ・微量ですがオゾン臭がします。(イオナイザーなのでしようがないですが、オゾンは人体に有害です。)

この手の製品としては改善効果は大きなものですが、欠点が気になる人は手を出さない方がいいかも。


2006年10月8日日曜日

DD66000視聴

MAXオーディオさんからJBLのDD66000が入荷したので聴きにおいでよと誘われたので行ってきました。
視聴したシステムは
 
 820(リンデマン) → C-2810(アキュフェーズ) → FM115(FMアコースティクス) → DD66000 

聴いた音楽ジャンルはジャズとクラシック。
見た目の迫力どおり音はがっちりとした剛性と、独特なコクを伴った陰影のあるものでいつものJBLサウンドの美質を備えています。
加えて、今までJBLのスピーカーに持っていた印象であるちりちりとした感じの耳障りな刺激音が皆無で普通に「いい音」を楽しめました。

組み合わせる機材やセッティングで音はかなり変わりそうな柔軟さも持っていると思います。

難を言えば、これはJBLのような大型スピーカー全体に言えるかもしれませんが音がどうしてもスピーカー周辺にまとわり付き視覚的な立体感表現に乏しいところ。

狭い部屋で小音量で聴くのではなく、広大な部屋で大音量で聴く分には問題ないかもしれませんが。


2006年9月30日土曜日

DENON視聴

今日はMAXオーディオさんでDENONの視聴会があり、呼ばれて参加してきました。
評論家の麻倉怜士氏が進行役をやっていました。

視聴した機材は
 ①DVD-3930→AVC-4320?→ダリのAV用スピーカーセット & VPL-VW100(SONY)
 ②BD-HD100(シャープ) 以下同じ

DENONの視聴会のはずなのですが印象に残ったのは、
 ・ダリのスピーカーは際立った魅力に乏しいですが可も無く不可も無くというところで、AV用途には合う。
 ・DENONのプレーヤで再生するDVDの画質は、BSハイビジョンをエアチェックしたブルーレイディスクをシャープのレコーダーで再生する画質の足元にも及ばないというところ。
 ・シャープのBDレコーダーは相性がシビアで、同じ機種でも個体が違うと録画したディスクをまともに再生できない。
 ・DENONのプレーヤーで再生するボーカルは人の声に聴こえない。
 ・プロジェクターで投射する映像ソースの質が悪ければプロジェクター自体の性能差に意味はない。

というところです。
歌っている機能やスペックは立派なものですが、DENONさんにはもっと質に対するこだわりを持った製品を開発して欲しいですね。

2006年9月23日土曜日

CP-65の天板を外してみる

写真はプリアンプCP-65の天板を外したところです。
内部のパーツの配置は大変美しく音の良さが納得できるところです。

ただ、前面のパネルは12mm厚のアルミ板ですがそれ以外の筺体のパーツは鉄板です。
天板の内面や、ネジ止めする部分には鳴き止めと思われる緩衝材が使われたりしてますが少々安っぽいところ。
標準の足はプラスチック製です。

※コの字形の天板はアルミ材でした。(2006.10.11)


2006年9月19日火曜日

プレーオフ制度について

プロ野球のパ・リーグでは2年前からプレーオフ制度が設けられています。
2年続けてペナントレースで1位になったチームが日本シリーズに出場することができなかったことから、この制度について随分批判的な意見がでました。

私自身は地元でもあるソフトバンクホークスの大ファンで、ホークスがシーズン1位でありながら日本シリーズに出場できず2年間悔しい思いをしたのは事実ですが、プレーオフ制度には賛成です。
なぜかというと、日本シリーズにリーグの代表チームを送り出すにあたってその時点で最強のチームを選出するのに最も適している方法だと思っているからです。

実際、プレーオフを勝ち抜いて日本シリーズを戦ったパリーグ代表チームはその強さを見せ付けて日本一に輝いています。(まだ2回だけですが)

それから副次的な効果として、シーズンの最後までつまりプレーオフが終わるまでガチンコの真剣勝負が展開されるということもあります。
この真剣勝負は見ていて本当に手に汗握るような迫力があり、高校野球で見られていたひたむきさにプロならではのプライドのぶつかり合いを加えた「本物」の素晴らしさがあります。

パリーグでは3チームによるプレーオフがもうすでに始まっているかのような雰囲気があって今後の展開が楽しみな毎日です。

2006年9月14日木曜日

CP-CC

今は使う場所が無くなって余っているSRコンポジットのカーボンインシュレータ。
実はインシュレータとして使うのではなく、システムの弱点であるSR-DVDのパフォーマンスを底上げしたくてSR-DVD内部で用いています。

使い方はドライブと音声基板とを結ぶフラットケーブルをインシュレータのフラットな面で挟み込むようにしているのと、電源の内部配線上に置いて使っています。
効果はそこそこあり、外せないアイテムです。

今日はさらに改善してみようと、試しに汎用のタップで使っているEau RougeのコンセントカバーCP-CCを2こ外してそれぞれインシュレータと交換してみました。
SR-DVDでCDを再生させた音は、メリハリが利いているもののなんだか細身で頼りない音。
あきらめてすぐに元の状態に戻しました。

外したCP-CCはオーディオの系統とは全く違う電源系統のタップで使用していたもので、トランスポートの内部で使用してあげた方が改善効果が得られるのではないかと予想したわけですが見事に当てが外れました。

逆に分かったのは、部屋の内部にあるコンセントは例えブレーカーが違う系統であってもオーディオにとって有害な電磁波ノイズを放射しているということ。
これは違う部屋のコンセントでCP-CCを使ってもあまり効果を感じないことから、電線を通じて電源を汚染するというよりはコンセントの開口部から部屋の空間にノイズを撒き散らしていると考えてよいと思う。

試しに空きコンセントにSRコンポジットのインシュレータを乗せてみたのですが、CP-CCの改善効果と比べるとほとんど違いが分からないものでした。

CP-CC。。。一見ちゃちなアイテムですが改めてその改善効果に感心しました。


2006年8月22日火曜日

SR-DVDの音

自分のオーディオシステムを眺めてみてコンポーネントの中で一番の弱点は、CD/DVDトランスポートのSR-DVDだと思う。

このトランスポートは購入した直後からあれこれ不満たらたらで、実際買い替え(買い足しかな)を決意して品物を注文したこともある。
(諸々の事情でご破算になっていますが。)

オーディオの音は聴くたびに微妙に音が違います。
音が違う理由はいろいろ考えられますが、聴く人の問題ではなく間違いなくスピーカーから出てくる音が変化していると思っています。
良く鳴っている時はやはり大変上機嫌な気分になりますが、どちらかと言えば「ベストではない」鳴り方をしている機会の方が多いのではないでしょうか。

そういうこともあって、私はこの「ベストではない」鳴り方でも必要最低限の鳴り方が出来るようにシステムを調整するようにしています。
調整の方向としては、

 1.出来るだけ音色に癖を持たせないこと。
 2.音楽を解剖学的に分解してその構造を視覚的に提示させる。
 3.スピーカの存在を消せるように音離れを良くすること。

というところでしょうか。

SR-DVDの音は情報量控えめでどちらかと言えば野暮ったい音です。
あまり良く鳴っていないときは、「プラスチック臭い音」と感じてSR-DVDだからしょうがないかな、とあきらめモードになる時もあります。

しかしどういう条件でそうなるのかよく分かっていないのですが、ときたま音楽を素の質感に近い状態で表現してくれることがあります。
情報量や音色が違うわけではないのですが妙に生々しく鳴る時があるのです。

そういう鳴り方をする時は、「これがゴールドムンドの音なんだな」と勝手に解釈するようにしています。
(SRごときのユーザーがえらそうなことを。。。と思われる方もいるかもしれませんが)


弱点だと分かっていても、わずかでもMAX状態の音の魅力を認めていると大事にしてしまいたくなります。
ベストでない状態の音でもそれを言い訳にするのではなく、「これだけ鳴っていてベストではないの?」と第3者から評価される音を目指してます。(汗)

2006年8月15日火曜日

靖国神社の参拝

今日の夕方は新聞も、テレビのニュースも首相の靖国神社参拝の件一色でした。
かの戦争で犠牲になられた方々の霊に敬意を表する立派な行為として報道されているわけではもちろんありません。

報道を見たり聞いたりしていると大体の趣旨は、
 1.中国と韓国の反発が必至なのに行った暴挙である。
 2.A級戦犯とされている方達と合祀されていることに、反感を持つ遺族の感情を逆なでする。

というものでしょうか。
つまり、テレビも新聞(うちは毎日新聞)も首相が靖国神社に参拝することには反対のようです。

私は住んでいる場所が遠いですので一度も靖国神社を参拝したことがありませんが、もし気軽に行ける場所にあるならば一度くらいは参拝したいと思っています。

正直、マスメディアがこんなに偏った意見で報道するのは違和感を禁じえません。

いくら敗戦の将だとはいえ、戦後60年も経過しているのに未だに戦争の責任を「A級戦犯」とされてしまった人たちのみに背負わせ、その末裔のわれわれ日本国民に罪の意識を持たせ続けようとする、その意図が理解できない。

過去に一体どういう状況で戦争が始まり、その戦争をどのように戦い、そして終結したのか。
かの戦争を避けるにはあの時どのような手段、方法があったのだろうか?

どうしてこれらのことがマスコミで積極的に議論されたり、研究されたりしないのか不思議です。
平和を願うのなら「戦争反対」を連呼するだけではなく、戦争がおこるメカニズムを積極的に研究しそれを防止する方法を真面目に考えるべきだと思う。

日本は戦後60年間平和でした。
この平和はどうやってもたらされたものでしょうか。
憲法9条が戦争を禁止しているからでしょうか。


ごく最近の戦争としてはイラクとアメリカの戦争がありました。(今も終結していないかもしれませんが)
この戦争はなぜ起こったのでしょうか?
イラクが起こしたのでしょうか?

実際に行われたのはアメリカの一方的なイラク本土への攻撃であり、会戦の理由は
 1.イラクは大量破壊兵器を隠し持っていて世界の平和の妨げになる。
 2.イラクはテロ組織と密接な関わりがある。

というものだったと思います。

イラクから大量破壊兵器はその後見つかったでしょうか?
アメリカで同時多発テロを起こしたアルカイダやビンラディンは、イラクが攻撃されたことでダメージを受けたのでしょうか?
イラクの人たちは戦争に負けたことで、戦勝国の戦争責任よりも自国の指導者達を戦争責任者として糾弾するのでしょうか?

レバノンとの停戦に合意したようですが、イスラエルは大量破壊兵器も核ミサイルも保有しています。
どうして誰も問題にしないのでしょうか。

私は近代の日本が自ら進んで戦争を起こす理由は、自国の防衛以外に無いと思う。
そして、かの戦争の後日本は自国で防衛するのを放棄して、アメリカの庇護の下で経済活動に専念してきた。

どちらかといえば私はこういう状況で経済大国となったこの土地で生を受け、その恩恵のみを享受していることに戦争で犠牲になった方々に対して申し訳なさのようなものを感じてしまいます。
とてもじゃないですが「戦争責任」などを当時の方々に求めるような、えらぶった考えは持てないですね。

2006年8月12日土曜日

ノイズウォールシールド その4

以前試してみて結果が良くなかった、DACの電源部への使用に再度チャレンジしてみました。
今回は、DAC本体に施したのと同じようにノイズウォールシールドをスマキ状に巻いて、シールドにアース線の先をクリップでとめてアースをとっています。

アース線は2芯のものを使ってみたかったので、ホームセンターで手に入れた吊り下げ照明器具用の丸打コードを使っています。
コードの先は自作電源タップの壁コンの側面にあるアース端子に繋いでいます。
タップを差しているオーディオ用の電源コンセントは土中アースを取っています。

音の変化は、初めて土中アースをとった時の変化に似ています。
土中アースを取った時ほどの劇的な変化ではないのですが、特に音像の描写がより具体的になり奥行きの表現がより緻密になる感じです。
オーディオ的な言葉で表現すればS/Nが上がったということになるのですが、一般的に「S/Nが上がった」というのとはニュアンスが違うような気がしています。

ノイズが減るということは、ノイズに埋もれて聴こえていなかった音楽情報がより抽出されるようになるということで、決してエッジが取れて丸くなるとか聴きやすくなるとかそういうことではありません。

単にオーディオの音がより現実の楽器の音、人の声に近くなるだけのことです。


2006年8月10日木曜日

オーディオ&ビジュアル趣味の取組

オーディオ&ビジュアルはお金のかかる趣味ですが、お金を使うことが必須の趣味ではないと思う。
まあ最低、システムを組むのにはお金がかかりますが、組んだシステムのパフォーマンスを上げる作業には必ずしもお金がかかるわけではない。

いわゆるセッティングやチューニングと呼ばれる作業は、基礎的な項目はいくつか確立されていますがそれが万能であるわけではなく、システム所有者の技量やセンスを反映させるのに限りない可能性があると思う。

ポテンシャルの高いアイテムを使用してパフォーマンスを上げることは出来ますが、そのアイテムから限界までパフォーマンスが引き出せているかどうかというところです。

例えば、左右のスピーカーから作り出される音像がわずかに左右のどちらかに寄ってしまうような現象を解決したいときにどんな高級なアイテムを持ってきても解決することは出来ないでしょう。
(ある程度立体音響を実現していると、左右の音量バランスを電気的に調整するような方法では根本的に解決できません。)


すぐに結果を求めるのではなく、日常で装置を使用しながらふと思いついたことを実践し効果を上げていく。
こんな装置との付き合い方もいいもんだなと最近感じています。

2006年7月15日土曜日

SV650の復調

SV650が復調しました。

ショップが施してくれたメンテナンスは、

1.インジェクションの気筒間の同調をとる。
2.インジェクションのクリーニング。

というところ。
特に効いたのがインジェクションのクリーニングで、クリーニング後はアイドリング回転が3000rpmにまで上がってしまったとのこと。
つまりアイドリング調整のつまみを締め込み過ぎている状態なので、アイドリング付近の回転で燃調がおかしくなっていてカーボンが溜まりまくっていたという状態だったようだ。

納車されてから今まで、勝手にアイドリング回転が下がってくる事が度々あったのでその都度アイドリング調整つまみを締めこんで回転を上げてきていました。

ショップの人の話では、ヨーロッパ仕様のマシンは渋滞などを走ることを全然考慮していないセッティングになっており、低速走行を多くしたり、高いギヤで加速をしてノッキングに近い状態で使っているとカーボンが溜まりやすいとのこと。

私のバイク使用状況を考えてみると、通勤:街乗り:ツーリング で 7:2:1 というところ。
しかし走る頻度の多い通勤経路はほとんど信号の無い道で、片道が30km以上ありますのでバイクの健康に悪い使い方をしているとは到底思えないところ。

とりあえずガソリンをハイオクに変えました。
それからメンテから帰ってきた今の状態は新車の時よりも調子が良いです。
自分の想定より加速時のスピードの乗りが10~20km/h程高い感じ。



2006年7月8日土曜日

スクリーンの新調

プロジェクターとともにスクリーンも新調しました。
今まで使っていたのは、OSのマットスクリーンで4:3 60インチのスプリングローラータイプ。
今回導入したのは、同じくOSでピュアマットⅡ 16:9 70インチのスプリングローラータイプ。

考えてみるとプロジェクターを交換するごとにいつもスクリーンも交換していることになります。

6年ぶりに新調したスクリーンはやはり進化していました。

・デザインがスリムで、ケースが鉄からアルミに変わりサイズの割りに軽い。
・設置が非常に簡単。(アタッチメントを壁に取り付け、本体を引っ掛けるだけ)
・スクリーンの引き出しが軽い。
・映画を投射したときの画質が大変素晴らしい。(フィルムっぽい表現ができます。)

ホームシアターでスクリーンの重要度はあまり語られることが無いような気がしますが、スクリーンによる画質の違いは思っていたよりも大きく、環境にあったサイズも臨場感を高めるのに重要だと認識しました。
それから昨日の日記であげた液晶プロジェクター特有の癖だと思っていたものは、実はスクリーンの癖であることも判明しました。

長くこの趣味をやっていますがようやく「シアター」と呼んでいいものが手に入ったような気がします。
これは音のクオリティも含めてのことです。

OSでは70インチは特注扱いですが、注文してから1週間で納品されました。
このスピーディな対応も素晴らしいと思います。


2006年7月7日金曜日

プロジェクターの新調

プロジェクターを新調しました。
品物は Panasonic TH-AE900 です。

今まで使っていた MITSUBISHI LVP-L2000V は購入して6年近く経過しています。
実際に購入したのは前モデルの LVP-L2000 だったのですが半年間の2回のクレーム交換で自動的にこの機種になっていました。

今回購入したTH-AE900は、LVP-L2000と比べて実売価格で半額以下なのですがその性能差は大きいです。
気付いた点を上げてみると、

・ファンノイズが小さい。(省エネモードでは私の環境ではエアコンのノイズより小さいです。)
・液晶特有の格子が見えない。
・コントラストの性能が高い。
・対応する映像信号が多い。
・リモコンの使い勝手が良い。

と長所は多く、劣るところはゼロと言ってもよいでしょう。

逆に少し気になる点を上げると、
・映像の調整項目が多いが、デフォルトの状態がベストの項目が多い。
・カメラが移動する時などにレンズの汚れが見えるような感じの、液晶特有の癖は残っている。
・背面の端子類が安っぽい。(特に電源の差込口は通常のIECインレットにして欲しい。)

まあこれは価格を考えると贅沢な不満と言えますね。


それからこのプロジェクターでは、今までは分からなかった映像ソースの差をきっちりと表現してくれます。
私の環境ではSR-DVDで再生するDVDの画質はデジタルハイビジョンの画質に比べて、

コントラストでは勝っていますが、自然な色合いや輪郭強調の無さという観点からは負けてしまいます。

市販のパッケージソフトが放送番組に画質で負けてしまうのは残念ですね。


2006年6月21日水曜日

デジタル放送の煩わしさ

デジタル放送は視聴してみて初めて分かったのですが、アナログ放送とは比べ物にならないほど取り扱いが面倒です。
ただTVに接続して番組を楽しむだけならば特に問題はないのですが、日中家に居ない私のようなユーザーは見たい放送を録画しておいて時間のある時に見るのが当たり前の使い方だと思っています。

しかしデジタル放送の中には録画に制限が設けられているものがあります。
例えばBSハイビジョンの番組「ハイビジョンクラシック倶楽部」を録画しようとしたら、私の環境ではDVD-RAMに録画することしか出来ません。

私としてはDVD-Rに録画して、DVDプレーヤーはSR-DVDを使って再生させたいわけですがそれが出来ないわけです。

私が契約しているCATVはセットアップボックス(STB)をレンタルしてデジタル放送を受信する方式です。
この方式ではせっかくのデジタル放送をデジタル録画することが出来ません。
デジタル録画する唯一の方法は、韓国製のHDDレコーダ内臓のSTBを月額840円でレンタルすることです。

はっきり言ってエアチェックを趣味にしている人でこんな形でデジタル受信の契約をする人はいないでしょう。(笑)
録画したDVD-RAMはパソコンで再生することもできません。

私はどちらかというと手軽に多チャンネルの番組を受信したいのでケーブルTVを選択しています。
しかしデジタル放送にまつわるこの面倒臭さと付き合うのは少々嫌気がさして来ているのも事実です。


取りあえず、「ハイビジョンクラシック倶楽部」をDVD-RAMに録画してDVDレコーダーで再生してみました。
画質も音質も市販のDVDソフトと比べて遜色のないものです。

画質に関しては私が使っているプロジェクターの表現力の範囲では、このレベルのソースの画質の違いを出すのは無理なようです。
音質に関してはアナログ放送と比べるとダイナミックレンジもS/Nも段違いに上です。
CDの音質に比べると軽めで弱音の表現力や音色の伸びやかさなどで若干劣るのですが、DVDレコーダーで再生するレベルとしては十分です。

DVD-RAMが再生できる高級プレーヤーなんてそうそうあるもんじゃありませんし、新たな悩みどころが増えてしまいました。

2006年6月20日火曜日

SVの調子が悪い

SV650の調子が悪い。
具体的にはインジェクションとスロットルセンサー関係だと思う。

症状が出るのは気まぐれですが、信号スタートでアクセルをちょっと当てるとストールしたり(注:クラッチは当てなくても)、アイドリングが全く出来なくなったりとか2気筒の内1気筒が死んでしまったりする。
仕事の帰りにバイクやさんに持っていって見てもらったが、症状を確認できただけで具体的にどこが悪いのかまでは分からなかった。

逆輸入車ということもあり、日本語のマニュアルが存在しないのでメーカーからデーターをもらって対処するしかないようだ。
しばらくバイクに乗れない。とほほ。。。


2006年6月18日日曜日

デジタル放送に変更

契約しているケーブルTVをデジタル放送に変更してもらいました。
単純にチャンネル数が増えてうれしいなと思っていましたが、どうもあまり「使える」チャンネルはなさそうな感じです。
受信を停止したWOWOWを再契約した方が良さそう。。。デジタルWOWOWは3チャンネルもありますし。

それから私の視聴環境ではCATVチューナーに付いているHDMI出力端子を接続する機器が一つもありません。
NHKの音楽放送の音声がクオリティアップしてくれたらうれしいのですが、現状の機器で録画と再生をしてどのくらい画質と音質がアップするのか等はこれからおいおいチェックしていこうと思います。


2006年6月11日日曜日

ツーリング0606

今日は大分県 耶馬溪方面へバイクでツーリングに行ってきました。
午後2時スタートで、日が暮れてから英彦山川で蛍を鑑賞して楽しんできました。

蛍は5月の終わりごろから6月半ばくらいまでしか見かけることが出来ないそうで、今日は最盛期に比べると飛んでいる数は少ないということですが、それでもまだまだ飛んでいるのを十分確認することはできました。
(走行距離245km)


今日のメンバーは

・AX-1(ツーリングリーダー) 
・ZR-7S(初参加さん) 
・VTR(今日は彼女を後ろに乗せての参加) 
・スーパーシェルパ(一見車種が分からないほど原型をとどめていないマシン(笑)) 
・GPZ1100(クールでダンディなオジサマ) 
・CBR600F4i(去年結婚してもう破局されたそうです。(涙)) 
・GSX1400(XJR1300から乗り換えてまだ数ヶ月というところ) 
・CBR600RR(今回のメンバーで1番の若手27歳。峠をかなり走りこんでます。) 
・GSX-R1000(03)(メンバーの誰もが認める最速ライダー)

で私は SV650(03)(私の実車以外でこのバイクはまだ見たことがありません。)


2006年6月4日日曜日

くりゅくりゅ攻撃

小さな子供が居る家庭環境は、オーディオ&ヴィジュアルを楽しむのに障害が多いと言えるでしょう。

今一緒に暮らしている姪っ子はまだ小さすぎて2階の私の部屋には自力でやってくることが出来ないので、私の留守中に機器に触れる心配はないのですが、もしそうでなかったらと思うと少々ぞっとします。(笑)

それから、特に夜間は早々とお休みタイムとなってしまうのでほとんどオーディオを使うことが出来ません。
そういうことでしばらくの間、AV機器を動作させる時間がかなり限られた生活を送ることになりそうです。

それにしてもだいたい予想はしていましたが、初めて親元を離れて暮らす2歳の子供って面倒を見るのは結構大変です。
仕事に行っている間私は不在なのですが、一日中面倒を見ている私の両親たちはさすがに疲労気味のようです。

夜になると、「ママくりゅ~?」 「いつくりゅ~?」 「すぐくりゅ~?」 と くりゅくりゅ攻撃が始まりぐずり始める毎日です。(笑)
日頃、両親が子供にかまい過ぎてるんじゃないのかなと思います。

2006年5月28日日曜日

姪っ子を預かる

義妹が身重であるためしばらくの間2歳の姪っ子を我が家で預かることになりました。

もっち家に女の子が居たことはありませんでしたので、レディというには小っちゃ過ぎますが華が咲いたようでいい感じ。
カメラを向けるとちょっとおしゃまな表情をしてくれます。(笑)

あまり感情を表に出さないタイプの弟が娘のことになると、歯の磨かせ方一つで自分の母親と喧嘩しているのを見ていると子供の存在ってやっぱ大きいんだろうなあなんてのんきな事を考えてしまいます。

2006年5月20日土曜日

InCognitoの兄貴分

Peak Consult社から届いたニュースレターによると、InCognitoの兄貴分のスピーカーが登場するそうです。
名前は InCognito X で2ウエイのトールボーイタイプのスピーカーです。

サイズは高さと奥行きは108×38cmで Incognito と共通ですが、幅が1.5cm大きく、重さが102kgあります。
ユニットはツィーターは25mmで共通ですが ウーファーは 1インチ大きく18cmとなっています。
内部の配線はお馴染みのstereovox社の銀線で、ターミナルは今回WBTを採用しているそうです。

もともとGrandeがInCognitoの兄貴分だったわけですが、2ウエイということもありこちらの方がより兄貴分としては近い存在といえるでしょう。
しかしGrandeと比べてユニットは少なくなりサイズはスマートになってますが、重量はアップしていてどんな音がするのか想像できないところです。

Peak Consult社の設計は製品一つ一つは似ているようですが、そのスペックが全然共通性がないところを見ると各製品がオリジナル設計となっていてその音もかなり違うのではないかと推測しています。

ただ、エンクロージャの作りが半端じゃなく強力であったり、ユニットの反応が極めて俊敏であるという基本的な部分は統一されているのではないでしょうか。

私が InCognitoを使い始めて2年近くが経過しました。
今でも感じるのは Peak Consult社のスピーカーは「鳴らしにくい」スピーカーですが、そのポテンシャルの高さは計り知れないところがあって常に挑戦する気持ちを保ち続けることができるという所です。

2006年5月5日金曜日

国際会議場のフェア2006

今日は福岡国際会議場で九州ハイエンドオーディオフェアがあったので行ってきました。
今年で3回目ですが、回を重ねる毎に少しずつスケールダウンしているような気がします。

映像のブース以外は全てパフォーマンスをチェックしました。
その中で印象に残ったものを記してみると


 メトロノームテクノロジー T2i Signature → PASS X1 → PASS X350.5 → QUAD ESL2905
 ナロウレンジですが音像が大きく中域を中心として独特の濃さがあり、ずっと聴いていても疲れない心地良さがありました。



 ブラデリウス GONDUL → ブルメスター 808mk5 → ブルメスター 911mk3 → ソナスファベール ガルネリメメント
 かけていたソフトがバイオリンやピアノなどの独奏ものばかりで小型の2ウエイスピーカーの実力を測るにはもう一つですが、聴く限りでは楽器の質感がよく表現できていました。


エレクトリのブースでは写真の T2i Signature を使って ATC SCM100T もよく鳴らしていました。
以前の記憶ではこのスピーカーは音像がどんよりとして音離れが悪いという印象を持っていたので、今日のやや薄味ながら広い音場表現ができていたのはこのCDプレーヤーの実力によるところが大きいのかもしれません。

2006年5月1日月曜日

カート遊び

今日は仕事関係の人達とカート遊び。

4時間くらいの時間でフリー走行したり、レースをやったり存分に楽しめた。
ベストラップを比較してみると僕のタイムは参加者11人の中で最も遅かった。
もうちょっと何度か走りこまないと今日の面子の走りには付いていけないようだ。


2006年4月19日水曜日

電源環境は大事

オーディオ&ヴィジュアルのパフォーマンスで最も重要なのは組み合わせるコンポーネントだと思います。

では組み合わせたコンポーネントのパフォーマンスを上げるのに、コストを掛けない最も効果的な方法は?というと電源の対策だと思います。

電源環境で最も良い条件を考えてみると、
 
 1.変電所から近く、周囲に電力を消費する建物が存在しない。
 2.家の中にAV機器以外の電力消費物が存在しない。

というところでしょうか。

しかしこの二つを実現させるのは現実的には難しいです。
実現の可能性が案外簡単なのが2.の条件です。
2.の条件は完全に実現させるのは生活の側面から無理がありますが、なるべく近づけてやる方法はちょっとした工夫をすることで特別な工事やコストを掛けなくても出来ます。

そして得られる効果は他に代え難い素晴らしいものがあります。
電化製品はそれぞれが電磁波やノイズを発生させることで互いに悪影響を及ぼしますし、電源環境も汚染します。
(電化製品の電磁波データはこちらを参照)

電源環境の純化はセッティングしてある機器やアクセサリーの元々もっている実力を引き出してあげているだけのことです。
しかし、システムを生かしも殺しもするのは電源環境だということを、最近ちょっとした「コロンブスの卵」的な発見で深く認識しています。

2006年4月15日土曜日

新居昭乃 sora no uta CD 

昔ナウシカに夢中になっていた頃、宮崎駿氏の次回作「天空の城 ラピュタ」の公開を首を長くして待っていた時の話。
公開される劇場は分かっていたので、今上映されている作品が終わったらいよいよ次だなと期待していました。
しかし公開されたのは「ウインダリア」と「メガゾーン23Ⅱ」というアニメ作品2本でした。

もう辛抱たまらん!と仕方なくこの2本を観に行きました。
ウインダリアは作品自体はまあ凡庸な内容で特にどうというものではないのですが、エンディングのテーマ曲「美しい星」が素晴らしく、いつまでも印象に残る曲でした。

テーマ曲を歌っていたのは当時デビューしたての新居昭乃さんでした。
彼女はその後、ソングライターとして才能を開花させ他人に曲を提供することに専念し10年くらいはアルバムを出していませんでした。
そして97年に自身のアルバムを再開させ始め現在に至っています。

彼女が再び歌い始めているのを知ったのは2000年発売の「降るプラチナ」からです。
彼女のアルバムの魅力はアコースティックなものとは違って、電子機器を駆使した仮想現実的なものですが、録音でいろいろな試みがされていたり、音質の良さでオーディオ的な快楽を得られるものです。
デビュー時のような伸びやかなボーカルとは違って声質自体は地味であまり色気を感じさせるものではありません。

去年の秋に発売された最新アルバム「sora no uta」は、16曲中新録の曲が5曲しか入ってないいわゆるベストアルバムです。
それまでもベスト的なアルバムはありましたが、録り直し曲などの重複曲が入ることはありませんでしたので今回のこうしたあからさまなベストアルバムはファンとしても敬遠したいと思っていました。

しかしこのアルバムには5曲の新録のうち1曲にかの思い出の曲「美しい星」の歌い直しバージョンが入っているのです。
聴いてみたいという欲望に負けて購入しました。

聴いてみた感想は、やっぱ5曲の新録曲は「素晴らしい!!!」ものでした。
「美しい星」は抑揚を抑えてしんみりと心を込めて歌っていて、初めて聴いた時のフレッシュさとは違った深い趣があって「良い」です。

これからも末永く優れたオリジナル曲を発表して欲しいアーティストさんです。


2006年4月14日金曜日

ノイズウォールシールド3

おせじにも見た目が良いとは言えないので気が進まなかったのですが、DAC本体にスマキ状に巻きつけた状態で試してみるとこれはかなり良い結果でした。

やや音像が俯瞰(ふかん)的になるような副作用もあるのですが、空間描写が圧倒的に深く緻密になります。
ソースによっては6畳の部屋に居るのにコンサートホールで聴いている様な生々しさがあって、違和感を覚えるほどです。

経験上、トランスポートとDACがシステムの中で及ぼすパフォーマンスの影響力の割合は、7:3くらいでDACの影響力はトラポに比べたらそれほど大きなものとは思っていません。
しかしDACのセッティングを詰めていくことでこれだけ音が変化することが分かったのは大きな収穫でした。

小さな筺体の機器を持つ者の特権かもしれませんが、使い方を試行錯誤すれば非常にコストパフォーマンスの高い効果を得られます。
(ただ、このシールドは導電性物質ですので通電箇所に接触するような使い方はできませんのでその点は注意が必要です。)


2006年4月11日火曜日

ノイズウォールシールド2

4/2に書いたノイズウォールシールドですがDAC本体に用いた時はそれほどの変化は見られなかったのですが、DACの強化電源に用いてみると顕著な変化がありました。
しかし、良好な変化とは言えないものです。

音がふわふわしてにじんだような感じになります。ちょうどアナログプレーヤーのアースを取り損ねているような感じに似ています。
ノイズをシールドして電源の筺体内部に閉じ込めてしまうようなやり方はあまり良くないのかもしれません。
DAC本体の方も取り外すことにしました。

シールドからアースを取ってやったり、オーディオ以外のノイズ発生源に使ってやるとうまく行くかもしれません。

2006年4月8日土曜日

ゴルゴ13

ゴルゴ13は100巻くらいから手元に持っていますが、ほぼ全巻目を通しています。
ただ今140巻目が発売中です。

巻数の多さもモンスター並の作品ですが、内容も国際的な政治、経済や軍事に及ぶまで作者の見識の広さ&深さが読む者を飽きさせず内容の濃さを維持することに関してもモンスター的作品です。

長いシリーズの中でときどきゴルゴのルーツを考察する話が登場しますが本巻にも少しそれにちなんだ作品が登場しています。
今回の話では彼の行動哲学に関しての考察がありますが、変な例えですがなんだか出来のよいコンピュータプログラミングに出会ったときのような気持ちの良さを感じるものです。
ちなみにルーツを考察したものの中では27巻の「芹沢家殺人事件」がもっとも印象に残っています。

格闘技の世界チャンピオンであっても、どこの組織にも属さずに一匹狼であらゆる相手を敵にして生き延びていける者は現実の世界では存在しえません。
ゴルゴ13は狙撃手としての技量と格闘技を含めた身体能力の高さ、あらゆる情報を手にし正確に分析できる戦略的能力の高さで例え1国家を相手に喧嘩してもサバイバルできる男です。
そして一目で女性を虜にできる強烈なオスのフェロモンを発する男。(笑)

強さを誇示する作品では、ジャングルの中丸腰で何百ものコマンドに包囲された中で生き延びる話、65巻の「メジャー・オペレーション」がもっとも印象に残ります。

まあフィクションですからあまりに現実離れしていてこれは絶対にありえないだろうという話もあります。
140巻でも登場しましたが、弾丸を反射させた跳弾で狙撃する話が時々出てきます。
数学的には可能でも現実では、建築物の工作精度や材質の性質、また回転する弾丸の反射後の軌跡の計算をmm単位で求めるのは不可能だろうし狙撃の腕前だけでは実現できないいかにも漫画的なところだと思います。

しかし少し幼稚かもしれませんがゴルゴ13は個人的には永遠に憧れる存在かもしれません。


2006年4月2日日曜日

ノイズウォールシールド

家電量販店でたまたま見つけたノイズウォールシールドなる物をオーディオに活用できそうだと思って購入しました。
どこに使ってみようかと考えた結果、DACの内側に入れるのがよさそうだと思って早速ER-DACをばらしてみました。

このDACをばらしたのは初めてですが中身を見て感心しました。

アルミ筺体は既製品のアルミ製ダクトか何かを活用しているようで、後面のパネルに取り付けた基板をその筺体に差し込んで前面パネルで蓋をするだけというシンプルそのものな構造。
コストを掛けずに良質の材料をチョイスしているという感じでCIオーディオの設計センスの良さを感じます。

狭い空間を存分に使い切るかのように大きなコンデンサーを取り付けていたり、筺体底面には内側から小さめですがCFRPの板が貼り付けてあります。
強化電源の方も入るぎりぎりのサイズのトランスに換装してあったり、DACではスペース上無理なのですがこちらは上面にもCFRPの板が貼り付けられていました。
ドルフィン(Eau Rouge)の仕事には出来ることは何でもやろうという妥協を感じない姿勢が感じられます。

肝心のノイズウォールシールドの効果は顕著なものは得られませんでしたが、気持ち低域を中心に空間描写がより濃密になったようにも感じます。
もともとCFRPを随所に使用している環境ではあまり意味がなかったかもしれません。


2006年3月26日日曜日

FMチューナー

手持ちのCDをプレーヤーでかけて真剣に音楽と対峙しているのは良いですが、ややマンネリ気味になるのは否めません。

今日は趣向を変えて押入れにしまってあったFMチューナーを持ち出してきて使ってみました。
パイオニアのシステムコンポのもので25年前に購入したものになります。
天板を開けて中をのぞいてみるとシンプルでありながらよく工夫された構造で少し驚きました。
最新のハイエンド製品の中身の美しさとは違うものですが、素朴な機能美のようなものが新鮮です。

アンテナは繋がずに、CATVチューナーにFM出力がありますので同軸ケーブルを使って接続しました。

出てきた音はナロウレンジですがBGMとして聴くなら落ち着いて和める音です。
アンテナ接続でないせいか気になるようなノイズは出ていません。
なんだか初めて我が家にやってきた時のシステムコンポの音を思い出して少しほろりとさせられます。

昨日は理想のプレーヤーについて書きましたが、私は音楽や映像ソフトのあり方は必ずしもパッケージメディアの形態を取る必要はないと思っています。
サーバーから好きな時に好きなジャンルのソフトを自由に引き出して楽しむのが本当の意味で理想的かな。
気に入った音楽や映像番組を楽しむというのもいいんじゃないかと思います。
ただ質に関しては出来るだけ妥協したくはないですが。



2006年3月25日土曜日

プレーヤー選択の難しさ

今年の11月にはプレステ3が発売されるそうです。
これが発売されれば映像ディスクプレーヤーは一気に世代交代が進むかもしれません。
もともとDVDプレーヤーはCDプレーヤーに比べるとパソコンのように世代交代が激しく、旧世代機は価値の下落が激しいです。

だから最高のDVDプレーヤーが欲しい私のような人間は本当に悩んでいると思います。
映像DACなどデバイスの世代交代に加えてフォーマットの世代交代もあるわけで、一生物の映像ディスクプレーヤーは絶対に存在し得ないと言えます。

本当は映像用とオーディオ用別々にプレーヤーを用意して楽しむのが賢くて無駄のないやり方なのかなと思います。
これはSR-DVDを購入する前からずっと考えていたことで、いまでもそれを引きずっている自分が少し情けないと思うこともあります。

私のオーディオのスタイルでは重点を置く順位は スピーカー>アンプ>プレーヤー となります。
いままでオーディオ&ヴィジュアルの趣味をやってきて、スピーカーとアンプの選択はおおよそうまく行ってきたと思っているのですが、プレーヤの選択は選べる選択肢が少ないこともありますが結構いいかげんだったように思います。

しかしいざプレーヤーのことを真剣に考えてみるとやはり自分の中で正解を見つけることが出来ずに、無限ループに陥ってしまいます。
せめてオーディオ用プレーヤーからでもプレーヤーの系統を完全に2分することを決意させるほどの魅力的なプレーヤーが出現してくれないかな~と切望します。

ちなみに私の理想的なオーディオプレーヤー像を挙げると

 ・軽量でコンパクト(単体10kg前後まで)
 ・セパレート構造(電源+トラポ+DAC or 電源+本体)
 ・1体型の場合はデジタル入力付
 ・価格は150万円未満

というところです。すぐには買えないけど。(笑)

2006年3月21日火曜日

image5 CD

イマージュ5。
イマージュは最初のものを買っていたのみだったので久しぶりの購入です。
手持ちのイマージュは大変に気に入っていてデモで使うには抜群のディスクだと思っています。

この手のオムニバスアルバムは初心者向けに感じられて、店頭で購入するにはちょっぴり勇気(笑)がいるような気もしますが店頭で試聴してみてかなり良さげに感じたので購入しました。

家に持って帰って自分のシステムで聴いてみて改めて、素晴らしい!!!と思いました。
選曲された曲が映像作品のテーマ曲が多く、センスを感じるものばかりでバリエーション豊かに楽しめるということもありますが、音質が優れているものが結構あります。

私はSACDやDVDオーディオを試聴する環境を持っていませんが、2曲目のヨーヨー・マ ザ・シルクロード・アンサンブル などを聴いているとCDの可能性に改めて感心します。



 祝 ワールド・ベースボール・クラシック 全日本チーム優勝。

今大会の日本選抜は過去最強チームです。
イチローの言動が示すようにこのチームなら勝たなければ納得できないのは日本の野球ファンならば誰もが思っていたと思います。
2次リーグ突破では運の強さもありましたが、やはり勝つべくしてもぎとった優勝と言えるでしょう。


2006年3月18日土曜日

システムの音を把握するのは難しい

オーディオは何かアイテムを入れ替えたり、セッティングを変更したりすると直後に音が変化します。
その変化が大変好ましいものであっても、次の日にもまた一週間後でもずっとその良い状態が維持されるわけではありません。

経験上、得た変化の直後から後は山と谷を繰り返すような感じで、最初の状態から一旦パフォーマンスが落ち込むこともありますが、また回復したりしながらなだらかに安定していくと思います。

私はオーディオのアイテムやセッティングの変更時にその変更が有効かどうかの判断には余り時間をかけない主義です。
これも経験上の話ですが、結局成功だったと思われる試みの場合やはり最初からある程度の良い感触をつかむことができています。
もちろん後からさらに良くなることもあれば、落ち着いてしまうと最初の方が良かったかな?と思うこともあります。

逆に最初から「これは煮ても焼いても食えんだろう」と思ったもので、しばらく我慢して使ってみて後から期待を裏切って良くなった物は一つもありません。

ただもっと複雑でややこしい場合もあります。
最初の導入時はすごく良くてそのままずっと使い続けていた電源ケーブルで、1年後にそのパフォーマンスに疑問が出てきたので他のものと聴き比べてみると最初に感じたパフォーマンスが完全に抜け落ちているものがありました。
機器に付属の電源ケーブルと比較しても負けてしまうくらいで少々ショックでした。

これは気のせいとかのレベルではなく、明らかにパフォーマンスが経時劣化したものです。
その証拠にこのケーブルのメーカーは出してすぐは評判だったこのモデルをすぐにモデルチェンジしてしまいましたし、評判も当初からすればおとなしいものになっています。

例えばスピーカーの位置を10mm程動かした場合の音の変化も、その直後で収束するわけではなく1週間とかのスパンで音はなだらかに変わります。
今現在私自身は経済的な、また気分的な状況からオーディオやビジュアル機器に投資をする気は起きないのですが、普通にソフトを再生し、機器に触れるだけでも十分オーディオ&ビジュアルって楽しめるものなんだと実感しています。(あたりまえか。。。)

ただ、そう考えることの裏側にはもうある程度のパフォーマンスが自分の物になったという自負のようなものもあります。
もちろん課題はあるのですが、しばらくそんなものは無視していてもソフトを楽しむ分には特に支障は感じないというのが実感です。
特にオーディオに関しては他所で機器の音を聴く暇があるなら、生演奏を聴いた方が得るものが大きいと思っています。

2006年3月12日日曜日

HUNTER×HUNTER 23

グリードアイランド編まではすっごく楽しめる作品だったのですが、キメラアント編に入ってからは往年のジャンプ系作品が陥ってきた何でもありの大味な展開にこの作品も堕ちていくのかなと正直がっかりしていました。

しかしそれは早計であったようです。
長く深く楽しめる作品の要素として、魅力的なキャラクターが多く登場し、そして彼ら個々の活躍が丁寧に描かれていくというところは私にとっては外せないところです。

冨樫 義博氏の漫画作品 HUNTER×HUNTERの良いところは正にそれで、緻密に練られたストーリーやキャラクターの設定を長く楽しむことが出来ます。
23巻の目玉はやはり「軍儀」の女の子の登場でしょう。
心の成熟度が未熟すぎるキメラアントの王に精神面から揺さぶりを入れることが可能な彼女の登場は、王にどんな影響を与えるのか興味が尽きないところです。

それから、人であったときの記憶を完全に失ってしまっていたはずの兵隊蟻の中に人間らしい心を持つものが登場してきたところでしょうか。

週刊誌連載の筈なのに原稿を書くスピードが遅い氏ですが、この内容の充実さなら待たされても十分おつりを払っても良いくらいの出来だと思います。(笑)


2006年3月10日金曜日

仕事のことを少し

ICは「産業の米」と形容されるぐらいで、電源が付いている製品ならほぼ間違いなく搭載されているといっても過言ではないものです。
家電やゲーム機などを見れば分かるように、価格はほぼ据え置きでもその機能は他のどのジャンルの製品と比べても成長が著しいです。
これは搭載されるICの性能向上と密接な関わりがあります。

ICを製造して組み立てが完了するまでには関わっていない人間には想像できないほど複雑で数多い工程を経るわけですが、IC1ケあたりの単価は驚くほど安価です。
これはICはそれ単体では何も仕事をすることができず、最終の製品にアッセンブルされて初めてその価値を発揮できるわけですから当然なのかもしれません。

実際取引が行われる際には1こ2こで行うわけではなく、1k(1000こ)単位で行われることが多いです。

複雑な製造工程は人手によって時間をかけて製造されるわけではなく、工程のほとんどは自動機械が出来るだけ短い時間で製造していきます。
1つの工程ラインに据えられる何十もの自動機械一つ一つの単価は、数百万円から数千万円まで高価な機械がずらりと並びます。

その自動機械ひとつの原価を償却し利益を出すためには、ICは単価が安いですので出来るだけたくさん、長い期間、製造し続ける必要があります。
しかしご存知のようにこの業界は「生き馬の目を抜く」といわれるように、製品開発のスピードが速く、原価を償却したくてもそれがかなわずに製品サイクルが終わってしまうことも珍しくありません。

ですからラインで稼動させる自動機械を注文をもらってから製造して納入するまでのスケジュールはできるだけ短くしないと、自動機械を使ってくれるお客さんが利益を上げる機会を失ってしまうことになる可能性があります。

写真の装置はラインの最終工程にあたる検査装置ですが、これは構想から始めて納入するまでの期間は3ヶ月くらいしかかけていません。

工程の詳細は、
チューブからICを一つずつ取り出す→ICを画像検査+内部コードテスト→NG品の選別→良品をチューブに一つずつ入れる→チューブが満杯になったら栓をしてかごに排出する→テストの結果を1ロット毎にファイルしてEXCELファイルで出力する。

というものです。
メカも制御ももちろんオリジナルです。

過去に同じような装置をずっと作り続けているのならば話は別ですが、この業界ではいわゆる「専業メーカー」はよほど難易度の高い装置以外は成り立つものではありません。

ですから装置は大抵一から設計を始めてろくにテストする期間も与えられずに出荷されることになります。
当然その裏では設計者に求められる技量は高いものが要求され、責任も大きなものになります。

ほんの些細な設計上の不備から不良品を生産し、出荷してしまうと最終的な製品に実装されて最悪の場合はエンドユーザーが使用して初めて不良に気付くということになります。
自動車会社などはリコールによって、出荷した全台数を回収・修理する義務を負ってしまいます。
これがIC一個が原因だったとしたら、ICを製造した会社がその被害額を弁償する責務を負うことになりかねません。
小規模な会社だと一発リコールを出したら倒産してしまうでしょう。

理系出身者で物づくりの最先端で仕事をしている人たちは決して高収入でも、ゆとりのある仕事でもありません。
ただ物づくりの面白さに魅力を感じて心血を注いでいると言っても良いと思います。

日本はかつてNHKの番組で紹介されたこともあるように「電子立国」であると思います。
しかし、税金の使われ方、行政の方向を見ていたら地道に工場で物作りしている人々にはほとんど恩恵をもたらすものではありません。

少し疲れているのかもしれません。
ほんの些細な失敗でプライドをずたずたにされることはあっても、逆の境遇はまず望めないと思うと少々虚しく思ってしまう今日この頃です。


2006年2月15日水曜日

自損

車検から戻ってきて10日くらいしか経っていないのに車を壊してしまいました。
右の車輪を両方ともやってしまって、リヤはタイヤもパンクした。

もう11年乗っている車なので車検に出したばかりだが修理代を考えると乗り換えを考えても良いかもしれない。
しかし愛着のある車をこんな形で手放すのは忍びない。
明日、会社を休んで修理に持って行こう。

2006年2月12日日曜日

クラシックコンサート

今日はクラシック音楽のコンサートに行ってきました。
自分もそうですが働き盛りのサラリーマンでコンサートに出かける人はかなりな少数派だと思います。

しかし私自身はPAを使った演奏会だとオーディオ的にはあまり得るものがありませんので、そうではないアコースティックな演奏ならば多く聴いてみたいとは思っています。

今回のコンサートは日曜日の昼下がりに開場で、料金もCD一枚分の低料金なこともありこれを逃す手はないと思い行ってきました。
会場は地元、北九州にある「響ホール」です。
720席の小さめのホールでクラシック演奏専用のホールです。
多くの会場で聴き比べたことがありませんのでこのホールがどのくらい響きが良いホールなのかは分かりません。
詳しい方がいたら教えてください。(笑)

演奏は、響ホール室内合奏団を中心に指揮者にゲルハルト・ボッセ氏をそれからバイオリン奏者の澤和樹氏を加えてのものです。
弦楽合奏ですので吹いたり叩いたりする楽器はありません。
曲目はモーツァルトやチャイコフスキーなどから明るめの曲とハルトマンの厳しい曲などバリエーションに富む内容でした。

地域密着型の演奏会らしく、本番の前にはロビーで「ウエルカムコンサート」と称してミニコンサートが行われたりして演目自体には大変満足な内容でした。
しかしボッセ氏はおざなりなアンコールには応えてくれないようで結構気難しい方のようです。


オーディオ的にはたくさん宿題をもらいましたが、ピークコンサルトのスピーカーの音色はやはり楽器本来の音色とそっくりな鳴り方をすることが再確認できたことはうれしかったです。


2006年2月11日土曜日

スイッチ付タップ

オーディオ用コンセントのブレーカーを専用のものにしていても、他のブレーカーに繋がっているコンセントを通じて他の機器から影響を受けないかと言うとそうでもありません。
例えば私の環境では離れた部屋でも蛍光灯をON、OFFすることでたまにDACのロックが一寸外れることがあります。
以前ΩSACDを使ってみた時も同症状が出ていましたので特別DACが悪いわけではなさそうです。

そういうこともあって、ブレーカーが違うコンセントとでもなるべく電化製品をコンセントに差したままにしてオーディオを使用するのはパフォーマンス上良くないと思っています。

家電の量販店などでは最近スイッチ付きのタップを多く取り扱っています。
目的は「節電」のためのようですがこれを一つ買ってきて、常時通電する必要のない機器の接続をこれにまとめてみました。
もちろんオーディオを使う時はスイッチをOFFにして使います。
これだけでも音がフレッシュで力強くなることがはっきりと体感できます。

それから、要らなくなったオーディオ用の壁コンセントはすぐに処分してしまうのではなくて、オーディオとは全然関係のないコンセントでも交換して使ってやるとそこそこ音質の改善に繋がるようです。

コストがそうかかるものでもなくて案外確実に効果がありますのでお勧めです。


2006年2月5日日曜日

格闘探偵団

格闘探偵団。。。もう30年くらい昔に登場した小林まことさんの漫画1・2の三四郎から登場する東三四郎の物語です。
今回のシリーズは本業のプロレスを干されてしまった三四郎が探偵業で活躍する話です。

東三四郎の魅力は男ならだれでも憧れる「最強」(笑)なところですが、三四郎の最強さはこつこつとトレーニングして蓄積された強さではなく持って生まれたものが他者とは全然違うところ。
作中でも出てきますが彼の体のポテンシャルは車で例えると8000ccのV12エンジン。
定期的に暴れないと体が腐ってくるというのももっともなところ。

今回の探偵シリーズはその強さの部分が描かれるのは控えめ?ですが、小林氏の独特の「アク」の部分は相変わらず全開で昔からのファンにはつぼにはまって楽しめるものです。

格闘探偵団は今までの三四郎とは趣が違って格闘技一辺倒な内容ではなく、話ごとに登場する人物たちが味のある人物たちばかりで作品に深みを与えています。
最終章で登場するタッ君は誰かモデルの方が存在するのでしょうか。

格闘技界の現実では盛んなバーリトゥード形式の試合に対する三四郎の回答は前回の「三四郎2」シリーズで出ていますが、次のシリーズでは再びリングに上がる勇姿を見たいものです。


2006年1月25日水曜日

ホリエモンの転落

ホリエモンが卒業した久留米大付設高校は福岡県では最も偏差値の高い高校です。
私が中学3年生の時しゃれで志望校を久留米付設にして模試を受けたら、合格確立は30%しかありませんでした。
大学に入ったばかりのころこの高校出身の者が同じクラスにいて、話をしていると「俺は車を丸ごと設計できるよ」なんて本当かどうか分かりませんが豪語していました。(彼はすぐに退学していきましたが)
まあ私にとっては雲の上のような存在の住人なのかもしれません。(笑)

ライブドアという会社がどういう会社なのか今でもあまりピンとこないのですが、世間での認知度に対して彼らが成した実績というものは一体なんだったのかな?と思います。
どちらかというと価値のあるものを作り上げ社会にに貢献し、その見返りとして財を成したわけではなく、いわゆる無から有を作り出す錬金術的な手法で財や名声を集めて成功したものと言えるでしょう。

才能を有する者が努力して得た結果であるのは間違いないのですが、他人にとっては「大して役にも立たない」方向に努力するのは正直もったいないなあと思います。

2006年1月10日火曜日

目指す方向

現状のマイシステムが再生する音についてもう少し書いてみます。
強力な音というのは端的にはスピーカーより前方に迫ってくる音といっても良いかもしれません。
ヘッドホンで聴く再生音に通じるようにあいまいなところが全然なく、きわめて濃厚で立体的なのです。

プリアンプのボリュームの調整が映像でいうコントラストの調整と同じような感じで、ソフトによってちょうど良いところがほぼ決まっていてそれよりボリュームが低くても高くてもバランスが崩れてしまって、音像の立体感や感触の美味しいところが味わえなくなってしまいます。
どこか麻薬的にのめりこめるような魅力があり昂揚感を得られる反面、長く聴いていると反動で疲れてしまいます。

これはパワーアンプのボルダー 850とつい最近トランスポートに繋いだ電源ケーブルDolphin PS.2の相乗効果によるものと思います。
この二つのアイテムがシステムに加わる前のボルダー 102AEを使っていた時の音は質的には現状と比べるべくもなかったのですが、どちらかというとクラシックのオーケストラの再生は得意で特に破綻がなかったのに対し、歌ものがボーカルに全くリアリティがなく駄目でした。

これに対して現状の音は、歌ものはボーカルの艶かしさや情念のようなものまで表現してくれて申し分ないのですが、クラシックの小編成のものを俯瞰的に落ち着いて聴くのには不向きのようです。
それからディスクの録音状態の差を如実に出してしまい、特に空間的な情報が入っていないソフトはあまり楽しめなくなってしまいました。
(特にエンヤは昔から好きなのですが最近は音情報の少なさが気になってしまって残念な思いをしています。)

私の嗜好はもともと音楽に関してはどちらかというとエネルギッシュなものや、映像的な情景がイメージできるものが好きなので方向性としては我が意を得たりというところですが、「普遍的な音の良さ」という観点からするとまだまだ課題があると言えます。

どんなソフトを聴いても引き込まれるような昂揚感が得られ、そこに奏者がいないのが不思議な感覚に陥るような普遍的な音のよさを目指したいと思います。

2006年1月4日水曜日

SRコンポジットの調整

SRコンポジットの旧型のラックのボード部は、6面を2mm厚のCFRPの板で蜂の巣状の脆性材料を覆ったものです。
軽さと剛性を両立させたもので、固有振動数が可聴帯域外にあるというメーカー側の説明はもっともなものかなと思います。

これに対してピラー(脚部)の作りは、骨格の部分はSUS303でスパイクの部分は超硬で出来ています。
手に持ってみれば分かるのですがずっしりと重くかなり頑丈なものです。
表面に見えるカーボンクロスは外周に巻いてあるだけでラックとしての性能に一役勝っているとは思えません。


以前、代理店のアクシスさんにこのラックの使い方のコツを尋ねたことがあったのですがその時の回答では、
  ・ラックは安定した床面に直に置くこと(傷防止のためにはスパイク受けをいれる)
  ・スピーカーからの直接音や床からの振動をもらいにくい場所に設置すること
  ・プレーヤーやプリアンプなどの入力系の機器を載せると効果が大きい

という内容のアドバイスをいただきました。
自分で実際に使ってみてもう一つ、ピラーを取り付ける際の締め付けトルクが重要だと分かりました。

ピラーにはボードと接触する部分にゴムのOリングがはめ込まれています。
ピラーをボードに差し込んでねじが切ってあるスパイク受け部をねじ込んでいくわけですが、締め付けるトルクを緩めにしてOリングを完全につぶれないようにして、Oリングのみがボードに接触した状態で組んだ時の音はゴムの音が乗るような感じで音が重ったるく鈍いです。

さらにピラーを締めこんでいって下面の金属部がCFRPのボードに完全に接触し、がちがちに締めこんだ状態の音は金属の音が乗るような感じでいやな響きがついてくるような感じになります。

金属部がボードに接触した状態の範囲内で適度に緩めたくらいがベストで、振動が抑制されるようなことがなく気持ちが良いくらいに音響エネルギーがスムーズにスピーカーから放射されるようになります。

良い機器やアイテムをシステムに導入した時は確かに音が良くなり改善効果を実感することが出来ますが、入れた機器やアイテムを使いこなした時の瞬間こそが本当の意味でグレードアップをブレークスルーさせたと言えるのではないかと思います。


年末からお正月にかけてはほとんどどこにも出かけることをせず音楽を聴いている時間をたっぷりととれました。
現在のマイシステムの音は音量を上げるのが怖いくらい音響エネルギーが強いです。
ピークを感じてうるさいというわけではなく、上から下まで強力で部屋の空気が液体のようにぬめっている様に感じるほど低域に浸透力があり、頭蓋骨の中に定位するような感じの女声の高音部など、かつて体験したことがない強力さです。

ピークコンサルトのスピーカーは導入当初ではありふれた普通のスピーカーとなんら変わらないような特に特徴のない冷めた鳴り方しか出来なかったことを考えると隔世の感があります。
昨年は機器の故障などで半分ほどの期間はシステムが満足な状態ではありませんでした。

正直、システムがまともに鳴らないと生活にハリがなく気分が沈みがちでしたが、今年はいっぱい音楽を聴いてさらにオーディオを飛躍させることが出来ればと思います。